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立正大学グリークラブ第43回定期演奏会 [Concert]

1/12(土)、ティアラこうとう大ホールで開催された立正大学グリークラブ第43回定期演奏会へ伺った。
コンクール全国大会終了後2か月間という短期間の中、コンクール曲以外の仕上がりが困難な状況が予想されたが、音空メンバーと共に鑑賞した。

■第1ステージ
 混声合唱組曲「遥かな時の彼方へと」 作詩:片山輝 作曲:高嶋みどり
■第2ステージ
 −平成19年合唱名曲シリーズ−
 「虹」(無伴奏男声合唱組曲「いつからか野に立つて」から):男声合唱
 「花に寄せて」(女声合唱のための「抒情三章」から:女声合唱
 「Dona Nobis Pacem」:混声合唱
 「鼻」(「人体詩抄・抄」〜混声合唱のための〜から):混声合唱
■第3ステージ
 無伴奏混声合唱のための「七つの子ども歌」より 編曲:信長貴富
  「一番はじめは」「通りゃんせ」「江戸の子守歌」「ずいずいずっころばし」
  「三地方の子守歌:天満の市は/寝ろじゃ寝ろじゃ/五木の子守唄」
  「あんたがたどこさ」「てぃんさぐぬ花」
■第4ステージ
 混声合唱とピアノのための「良寛相聞」より「相聞Ⅱ/夢の世に」
 作詩:良寛/貞心尼 作曲:千原英喜

−立正大学グリークラブ委嘱作品[2007年]−
 「混声合唱のためのコスミック・エレジー」より
 「COSMIC ELEGY for mixed chorus(Etude for chorus No.5)」
 作詩:草野心平 作曲:千原英喜 

この団体の特徴であるが、総じて統制がとれた大変知的な演奏であった。
4声がしっかりとはもっていてハーモニーの崩壊はほとんど感じることはなく、それはつまり他パートをよく聴き合っているため、アンサンブル能力は高い。
またパート内の音色が統一され(アルトは地味であるが優秀)、発声が明快で十分にトレーニングされている。
女声30名?、男声28名?のオンステで、どうしても女声の声量が負ける箇所があったが、よくはもっている上級な演奏のため、聴いていて疲れない。
全曲暗譜で対応。
「七つの子ども歌」の出来が良い。
聴き慣れた懐かしいメロディも相まって、編曲も特異なこともあり、若いメンバーに選曲が合っている。
「通りゃんせ」の最終和音、弱音の奇麗な音色を奏でていて、鳥肌が立った。
いずれの曲も、最終音のまとめ方が一ランク上の演奏。
《終わり良ければ全て良し》、終わり方は重要である。

委嘱作品の「混声合唱のためのコスミック・エレジー」は、やはり秀逸であった。
宇宙的空間を人間の声を通してハーモニーでしっかりと表現している。
コンクール時の緊張感から解放され、リラックスして演奏している姿勢が良い。
緩急、強弱、子音の立て方、間、叙情的な表現が素晴らしい。
指揮者である窪田氏の、楽曲に対する解釈が優れている。

●千原氏の自註 −プログラムから転記−
 草野心平の詩で宇宙をうたう組曲を、と考えている。
  <コスミック・エレジー(COSMIC ELEGY・宇宙的哀歌)>はそのひとつで、今年、
  窪田卓さんと立正大学グリークラブのために書いた曲だ。「原子」「さようなら一万年」
 「第8満月の夜の満潮時の歓喜の歌」の3つの詩を用いている。
  ダイナミックの生成する宇宙エネルギーを蛙の歓喜の鳴き声に込め、また、インディゴ・
  ブルーの静謐な空間に煌めく星々を仰ぎ見るときの、その神々しいまでの美しさと、心に
  わき上がる妙にセンチメンタルな哀しさを思って作曲した。
 
千原氏も会場にいらっしゃり、演奏後舞台に呼ばれ、窪田氏とメンバーに対して大きな拍手を送っていた。
千原氏は第1ステージから最後まで聴いておられた。
もしかすると、お会いできるかもしれない?...

立正大学グリークラブの皆さん、大変お疲れさまでした。
十二分に楽しませていただいた。


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