Linden LeaとThe Turtle Dove

ポパイ第4回演奏会において、イギリス民謡集ステージを予定している。
演奏曲目は、
　1）Linden Lea　　　2）Loch Lomond　
　3）Bush and Briars　 4）The Turtle Dove　
全曲が、R.V.Williamsによる編曲譜である。
このステージを構成選曲するにあたり、決定打となったのが、オランダの男声合唱団「The Gents」の演奏会であった［2006年11月2日：第一生命ホール］

以前から「The Turtle Dove」はオルフェイ・ドレンガー、「Linden Lea」はなにわコラリアーズの演奏音源を聴き、いつか歌いたいと思っていた。
その後、「Bush and Briars」が朝日コンクール課題曲に選定されたこともあり、どんどんイギリス民謡に対する想いが募り、The Gentsの演奏に繋がったのである。
私が想い焦がれていた2曲を演奏したので、とにかく感激した次第。
15名強の小編成アンサンブルで、ほぼ完璧な音程とアンサンブルには驚く。
4声（カウンターテナー有り）はそれぞれ張りのある発声、音色は柔らかく、古今東西の名曲から現代曲までこなすレパートリーの幅広さ。
プロではなく、アマチュアの位置づけらしい。
指揮者のPeter Dijkstra［ペーター・ダイクストラ］はまだ30歳前ながら、大変な才能を有し、数々の実績を積んでいる。
26歳でバイエルン放送合唱団の音楽監督に抜擢されるとは、これまた驚きである。
ソリストとしても大変優秀で、甘いバリトンで聴衆を魅了する理由がわかる。
「The Turtle Dove」のSoloは見事（ただし、R.V.Williams編を半音下で歌唱）
演奏会では、偶然にも「Gryning vid havet」（曲：H.Alfven）も歌われた。
この曲もポパイ演奏会で選曲、北欧作品に初挑戦である。

▼The Gentsの紹介
　The Gents（「紳士たち」の意）は、オランダ最高の少年合唱団の一つと評価されている「ローデン少年合唱団」の元メンバー16名が1999年に結成した男声アカペラ・アンサンブル。
　結成後ただちに「オランダ合唱コンクール」にて、コンクール史上最高得点で優勝。
　26歳の若さでバイエルン放送合唱団の音楽監督に抜擢されたペーター・ダイクストラの指導の下、中世のシャンソンからポップスまでに及ぶユニークなレパートリーで、すでに世界最高峰の声楽アンサンブルとの呼び声高い。


演奏会終了後、ロビーにて指揮者のPeter Dijkstraと少しだけ談笑した。
とにかくでかい！
身長は2mを超えているに違いない［私は166㎝］


　■The Gents HP　
　■Peter Dijkstra HP　
　■The Gents Fun Club Japan

▼男声あんさんぶる「ポパイ」HP

コメント 2

Gentsは全員全てのパート（ベースからカウンターテナーまで）出来る
方で構成されているそうでそのアンサンブル構成能力は絶品ですよね。指揮者の才能にも脱帽です・・・
by hokochan (2008-05-18 15:12) 

個々人の能力が優れていることは承知していましたが、まさか上から下まで全パート対応可とは驚きです。
私はカウンターテナー（やや怪しいかも？）からバリトンまでが限界ですね。
しかし、アマチュアでも高い志向があれば、レッスン次第ではできますよね。
ゆっくりと焦らず歌唱テクニカルを向上させていこうと思います。

ところで、『おらしょ』のCD発売はその後進展ありますでしょうか？
発売されることを切に願っています。
by malechoirpopeye (2008-05-20 20:32)