立正大学グリークラブが全国大会出場 [朝日コンクール]
立正大学グリークラブが、朝日コンクール全国大会出場[10年連続10回目]を決めた。
9/26(土)、第64回東京都合唱コンクール大学部門で金賞を受賞し、全国大会へ推薦された。
▼第64回東京都合唱コンクール審査結果
どうしても外せない所用があり、残念ながら、今回は鑑賞できなかった。
当日鑑賞した合唱仲間に、演奏の出来をメールで確認するなど、審査結果が出るまで非常に気になっていた。
特に今年のコンクールは、例年以上に厳しい戦いであったから.....
●2009東京都合唱コンクール大学部門の開催迫る
まるで自分のことのように嬉しい出来事で、審査結果メールが届いた時はトンペイの仲間(立正と縁がある方)と握手した。
合唱仲間に業者録音CD購入をお願いしていて、昨日から何回も繰り返し聴いた。
早稲田大学コール・フリューゲルの音源も購入した。
会場である文京シビックホール大ホールは大変音響が良く、録音状態も良好だ。
▼総評
・4声のスピート感が健在、ソプラノのリードが顕著で優秀。
・ソプラノの音色、やや硬質だがブリリアントで濃い、近年のソプラノでは秀逸かも?
宮崎学園高校のソプラノを少し彷彿させる。
・合唱らしい発声で、音の輪郭と響きが明確に判る。
・子音がよく聴こえる。今回は、特に[Fu]が優れていると思う。
・和声の安定感が感じられ、強弱のダイナミクスレンジも効いていて、演奏効果が高い。
・課題曲[静/緩]と自由曲[動/速]、選曲の対比が巧妙。
▼課題曲:G3/風(「白秋による三つの楽想」から) 詩:北原白秋 曲:萩原英彦
・冒頭、テノールの歌詞[遠きもの]が少しずれて入りドキドキしたが、続くソプラノの
[つぎつぎに]正確な音程で良く響く発声を聴いて、大丈夫!と安心した。
・情感と質感が、丁寧に表現されている。
・情感溢れるメロディが続くので、非常に難しい曲だなあという印象。
▼自由曲:混声合唱のための組曲「コスミック・エレジー(COSMIC ELEGY)」から
Ⅰ. わが抒情詩 Ⅱ. 鬼女 詩:草野心平 曲:千原英喜
「わが抒情詩」 歌詞はこちらを参照
・以前、関係者から曲の評判を聞いていただけに、良い曲ではないか。
・青年時代に抱えていた苦しみを、ノスタルジックで切ないメロディが包む。
・詩と切ないメロディと和声が相まって、心の琴線に触れ、自然と涙が出て来た。
「鬼女」 歌詞はこちらを参照
・<能>がモチーフの『鬼女』、能舞台で舞っているシテとワキ、地謡のメンバー、
囃子方(笛/小鼓/大鼓/太鼓)を思い浮かべながら聴く。
・激しく、狂おしいまでに深い情念を抱いた曲調、表現が相当難しかったであろう。
・組曲3曲目:『牡丹圏』の雰囲気に通じている。
・強奏になっても和声が破綻せず、我鳴り声には変化していない。
・地謡の掛け声と囃子方の擬音、頑張っている([ドドドド]の擬音が効果的)
・地謡っぽい歌唱法が一部入っていたが、短期間でどういった研究をしたのであろう。
実際に能の舞台を見学したか、NHKの能舞台を鑑賞したか、音源を入手したか。
[血糊をすすぐうつ伏せの。髪毛押しわけて角がたち。水鏡の笑ひの口に牙がのび。]
・高音の「い」母音[び いー んとはねて]を喉が詰まらないように発するのは、難しい。
・[びいーん と はねて]部分のソプラノ最高音、音が当っている。
・終盤[舞ひおちるおちる舞ひおちる。金とべにとの。金とべにとの。]、ぐいぐいと
引き込まれる。
・楽曲が持つエネルギー、若いメンバーの力強い声や気迫が相乗効果となって、音楽の
大きな【波】と【光】が、観客に向かって放たれた感じを受けた。
指揮者の椋木君(椋木君のBlog)、立正大学グリークラブの皆さん、本当にお疲れさまでした。
本当に疲れた東京都合唱コンクールであったであろう。
全国大会の舞台では無用なプレッシャーを感じることなく、自由大胆に、晴れ晴れしく歌ってほしいと切に願う。
●牡丹圏
●牡丹圏再び
なお、一般B部門では、創価学会しなの合唱団(男声)と合唱団お江戸コラリアーず(男声)が全国大会へ出場決定。
東京支部から、一般部門で2つの男声合唱団が全国大会出場とは、これまでに皆無ではないか。
一般B部門には、これで男声合唱団が[3団体]出場(2009/9/29現在)
●グリークラブ香川が全国大会出場
男声合唱ファンにとっては、非常に興味深い話題である。
9/26(土)、第64回東京都合唱コンクール大学部門で金賞を受賞し、全国大会へ推薦された。
▼第64回東京都合唱コンクール審査結果
どうしても外せない所用があり、残念ながら、今回は鑑賞できなかった。
当日鑑賞した合唱仲間に、演奏の出来をメールで確認するなど、審査結果が出るまで非常に気になっていた。
特に今年のコンクールは、例年以上に厳しい戦いであったから.....
●2009東京都合唱コンクール大学部門の開催迫る
まるで自分のことのように嬉しい出来事で、審査結果メールが届いた時はトンペイの仲間(立正と縁がある方)と握手した。
合唱仲間に業者録音CD購入をお願いしていて、昨日から何回も繰り返し聴いた。
早稲田大学コール・フリューゲルの音源も購入した。
会場である文京シビックホール大ホールは大変音響が良く、録音状態も良好だ。
▼総評
・4声のスピート感が健在、ソプラノのリードが顕著で優秀。
・ソプラノの音色、やや硬質だがブリリアントで濃い、近年のソプラノでは秀逸かも?
宮崎学園高校のソプラノを少し彷彿させる。
・合唱らしい発声で、音の輪郭と響きが明確に判る。
・子音がよく聴こえる。今回は、特に[Fu]が優れていると思う。
・和声の安定感が感じられ、強弱のダイナミクスレンジも効いていて、演奏効果が高い。
・課題曲[静/緩]と自由曲[動/速]、選曲の対比が巧妙。
▼課題曲:G3/風(「白秋による三つの楽想」から) 詩:北原白秋 曲:萩原英彦
・冒頭、テノールの歌詞[遠きもの]が少しずれて入りドキドキしたが、続くソプラノの
[つぎつぎに]正確な音程で良く響く発声を聴いて、大丈夫!と安心した。
・情感と質感が、丁寧に表現されている。
・情感溢れるメロディが続くので、非常に難しい曲だなあという印象。
▼自由曲:混声合唱のための組曲「コスミック・エレジー(COSMIC ELEGY)」から
Ⅰ. わが抒情詩 Ⅱ. 鬼女 詩:草野心平 曲:千原英喜
「わが抒情詩」 歌詞はこちらを参照
・以前、関係者から曲の評判を聞いていただけに、良い曲ではないか。
・青年時代に抱えていた苦しみを、ノスタルジックで切ないメロディが包む。
・詩と切ないメロディと和声が相まって、心の琴線に触れ、自然と涙が出て来た。
「鬼女」 歌詞はこちらを参照
・<能>がモチーフの『鬼女』、能舞台で舞っているシテとワキ、地謡のメンバー、
囃子方(笛/小鼓/大鼓/太鼓)を思い浮かべながら聴く。
・激しく、狂おしいまでに深い情念を抱いた曲調、表現が相当難しかったであろう。
・組曲3曲目:『牡丹圏』の雰囲気に通じている。
・強奏になっても和声が破綻せず、我鳴り声には変化していない。
・地謡の掛け声と囃子方の擬音、頑張っている([ドドドド]の擬音が効果的)
・地謡っぽい歌唱法が一部入っていたが、短期間でどういった研究をしたのであろう。
実際に能の舞台を見学したか、NHKの能舞台を鑑賞したか、音源を入手したか。
[血糊をすすぐうつ伏せの。髪毛押しわけて角がたち。水鏡の笑ひの口に牙がのび。]
・高音の「い」母音[び いー んとはねて]を喉が詰まらないように発するのは、難しい。
・[びいーん と はねて]部分のソプラノ最高音、音が当っている。
・終盤[舞ひおちるおちる舞ひおちる。金とべにとの。金とべにとの。]、ぐいぐいと
引き込まれる。
・楽曲が持つエネルギー、若いメンバーの力強い声や気迫が相乗効果となって、音楽の
大きな【波】と【光】が、観客に向かって放たれた感じを受けた。
指揮者の椋木君(椋木君のBlog)、立正大学グリークラブの皆さん、本当にお疲れさまでした。
本当に疲れた東京都合唱コンクールであったであろう。
全国大会の舞台では無用なプレッシャーを感じることなく、自由大胆に、晴れ晴れしく歌ってほしいと切に願う。
●牡丹圏
●牡丹圏再び
なお、一般B部門では、創価学会しなの合唱団(男声)と合唱団お江戸コラリアーず(男声)が全国大会へ出場決定。
東京支部から、一般部門で2つの男声合唱団が全国大会出場とは、これまでに皆無ではないか。
一般B部門には、これで男声合唱団が[3団体]出場(2009/9/29現在)
●グリークラブ香川が全国大会出場
男声合唱ファンにとっては、非常に興味深い話題である。
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