今年のSVECの選曲状況 [Concert]
今年のSVECのプログラムを、演奏前の休憩時間にざっと見て、幾度も視界に飛び込んできた外国人作曲家は、
▶Javier Busto（ハビエル・ブスト）［1949年− 60歳：スペイン］
代表作：Ave Maria（混声）／O Magnum Mysterium（混声）／
Ametseten（混声）／O salutatis Hostia （混声）／Lafa-lafa（女声）／
Cuatro cantos penitenciales（男声）
▶Orbán György（オルバーン・ジェルジ）［1947年− 62歳：ハンガリー］
代表作：Daemon Irrepit Callidus（女声・混声・男声）／
Pange lingua（女声・混声）／Lauda Sion（女声）／Missa（女声・混声）
埼玉県に限らず、全国的な傾向で最近の潮流であろうと思われる。
先日、親交がある指揮者の笹口圭吾氏からOrbánの混声作品をご紹介いただき、即気に入り毎日聴いている。
2分30秒の小品だが、【厳粛な宗教観と爽やかな美】がコンパクトに凝集された端正な秀作だ。
Busto作品とOrbán作品は、近い将来ぜひ歌いたい！
と言いながら、ある合唱団でOrbán作品が選曲候補となっているようだ。
作曲家別の選曲状況（一部）を、簡単にまとめてみた。
意味がないことをしていると認識しながら..... やってしまった。
▼参加団体数
高校（58）中学（36） ジュニア（4） レディ−（16） ユース（10） 一般（13）
計137団体
【主な外国人作曲家】
Busto： 高（1） 中（2） ジ（0） レ（0） ユ（2） 一（2） 計7団体［5.1％］
Orbán： 高（5） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（1） 一（0） 計6団体［4.4％］
Kodály：高（6） 中（1） ジ（0） レ（1） ユ（0） 一（1） 計9団体［6.6％］
Kocsar：高（4） 中（1） ジ（0） レ（2） ユ（0） 一（0） 計7団体［5.1％］
Bárdos：高（1） 中（2） ジ（1） レ（0） ユ（0） 一（0） 計4団体［2.9％］
Fermi ：高（3） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（0） 一（0） 計3団体［2.2％］
Poulenc：高（3） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（0） 一（1） 計4団体［2.9％］
・KodályとKocsarは、相変わらず人気が高く、次にBárdosだ。ハンガリー勢、強し！
演奏効果が高いアンコン向けの秀作が多く、言語はマジャール語（宗教曲ではラテン語）
であるが取り組みやすいのであろう。
・Miškinis作品が予想外に少なくて2団体、Whitacre作品も同様で1団体のみ。
・Poulenc作品は、ポパイを含めて4団体。
【主な日本人作曲家】
木下牧子：高（10） 中（9） ジ（0） レ（2） ユ（1） 一（1） 計23団体［16.8％］
松下 耕：高（3） 中（5） ジ（1） レ（3） ユ（0） 一（1） 計13団体［9.5％］
多田武彦：高（3） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（1） 一（0） 計4団体［2.9％］
・木下牧子作品が圧倒的な人気を誇り、次いで松下耕氏作品だ。
・間宮芳生氏、小倉 朗氏、信長貴富氏の作品が、数曲選曲されていた。
・千原英喜氏の作品は、残念ながら高校の部で1団体だけであった。
・高校の部における男声合唱団［3団体］と、ユースの部における男声合唱団［1団体］が、
多田武彦氏の作品を選曲したことが、実に嬉しい。
中高年の男声合唱愛好者が懐メロ感覚で選曲するのではなく、若者層が選曲したのだ。
彼らにとっての多田作品は、新しい魅力を感じたからであろう。
・女声合唱がハイレベルな埼玉県の高校合唱界で、男声合唱への高評価に驚くばかりだ。
小松原学校音楽部が出演していたら、もっと面白い状況になっていたに違いない。
▶慶應義塾志木高等学校ワグネル・ソサィエティ男声合唱団［19名］ 金賞第5位
男声合唱組曲「柳河風俗詩」から「Ⅳ. 梅雨の晴れ間」 詩：北原白秋
（無伴奏男声合唱組曲「いつからか野に立って」から「Ⅰ. 虹」 曲：木下牧子）
▶熊谷高等学校音楽部［20名］ 金賞第11位
男声合唱組曲「雪と花火」から「Ⅰ. 片恋」 詩：北原白秋
男声合唱組曲「三崎のうた」から「Ⅴ. 鮪組」 詩：北原白秋
▶伊奈学園総合高等学校音楽部「仁〜Jin〜」［14名］ 銀賞第24位
男声合唱組曲「わがふるき日のうた」から「Ⅴ. 郷愁」 詩：三好達治
男声合唱組曲「草野心平の詩から」から「Ⅴ. さくら散る」 詩：草野心平
▶男声合唱団凪雨［6名］
男声合唱組曲「草野心平の詩から・第三」から「Ⅳ. 宇宙線驟雨のなかで」 詩：草野心平
▶Javier Busto（ハビエル・ブスト）［1949年− 60歳：スペイン］
代表作：Ave Maria（混声）／O Magnum Mysterium（混声）／
Ametseten（混声）／O salutatis Hostia （混声）／Lafa-lafa（女声）／
Cuatro cantos penitenciales（男声）
▶Orbán György（オルバーン・ジェルジ）［1947年− 62歳：ハンガリー］
代表作：Daemon Irrepit Callidus（女声・混声・男声）／
Pange lingua（女声・混声）／Lauda Sion（女声）／Missa（女声・混声）
埼玉県に限らず、全国的な傾向で最近の潮流であろうと思われる。
先日、親交がある指揮者の笹口圭吾氏からOrbánの混声作品をご紹介いただき、即気に入り毎日聴いている。
2分30秒の小品だが、【厳粛な宗教観と爽やかな美】がコンパクトに凝集された端正な秀作だ。
Busto作品とOrbán作品は、近い将来ぜひ歌いたい！
と言いながら、ある合唱団でOrbán作品が選曲候補となっているようだ。
作曲家別の選曲状況（一部）を、簡単にまとめてみた。
意味がないことをしていると認識しながら..... やってしまった。
▼参加団体数
高校（58）中学（36） ジュニア（4） レディ−（16） ユース（10） 一般（13）
計137団体
【主な外国人作曲家】
Busto： 高（1） 中（2） ジ（0） レ（0） ユ（2） 一（2） 計7団体［5.1％］
Orbán： 高（5） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（1） 一（0） 計6団体［4.4％］
Kodály：高（6） 中（1） ジ（0） レ（1） ユ（0） 一（1） 計9団体［6.6％］
Kocsar：高（4） 中（1） ジ（0） レ（2） ユ（0） 一（0） 計7団体［5.1％］
Bárdos：高（1） 中（2） ジ（1） レ（0） ユ（0） 一（0） 計4団体［2.9％］
Fermi ：高（3） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（0） 一（0） 計3団体［2.2％］
Poulenc：高（3） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（0） 一（1） 計4団体［2.9％］
・KodályとKocsarは、相変わらず人気が高く、次にBárdosだ。ハンガリー勢、強し！
演奏効果が高いアンコン向けの秀作が多く、言語はマジャール語（宗教曲ではラテン語）
であるが取り組みやすいのであろう。
・Miškinis作品が予想外に少なくて2団体、Whitacre作品も同様で1団体のみ。
・Poulenc作品は、ポパイを含めて4団体。
【主な日本人作曲家】
木下牧子：高（10） 中（9） ジ（0） レ（2） ユ（1） 一（1） 計23団体［16.8％］
松下 耕：高（3） 中（5） ジ（1） レ（3） ユ（0） 一（1） 計13団体［9.5％］
多田武彦：高（3） 中（0） ジ（0） レ（0） ユ（1） 一（0） 計4団体［2.9％］
・木下牧子作品が圧倒的な人気を誇り、次いで松下耕氏作品だ。
・間宮芳生氏、小倉 朗氏、信長貴富氏の作品が、数曲選曲されていた。
・千原英喜氏の作品は、残念ながら高校の部で1団体だけであった。
・高校の部における男声合唱団［3団体］と、ユースの部における男声合唱団［1団体］が、
多田武彦氏の作品を選曲したことが、実に嬉しい。
中高年の男声合唱愛好者が懐メロ感覚で選曲するのではなく、若者層が選曲したのだ。
彼らにとっての多田作品は、新しい魅力を感じたからであろう。
・女声合唱がハイレベルな埼玉県の高校合唱界で、男声合唱への高評価に驚くばかりだ。
小松原学校音楽部が出演していたら、もっと面白い状況になっていたに違いない。
▶慶應義塾志木高等学校ワグネル・ソサィエティ男声合唱団［19名］ 金賞第5位
男声合唱組曲「柳河風俗詩」から「Ⅳ. 梅雨の晴れ間」 詩：北原白秋
（無伴奏男声合唱組曲「いつからか野に立って」から「Ⅰ. 虹」 曲：木下牧子）
▶熊谷高等学校音楽部［20名］ 金賞第11位
男声合唱組曲「雪と花火」から「Ⅰ. 片恋」 詩：北原白秋
男声合唱組曲「三崎のうた」から「Ⅴ. 鮪組」 詩：北原白秋
▶伊奈学園総合高等学校音楽部「仁〜Jin〜」［14名］ 銀賞第24位
男声合唱組曲「わがふるき日のうた」から「Ⅴ. 郷愁」 詩：三好達治
男声合唱組曲「草野心平の詩から」から「Ⅴ. さくら散る」 詩：草野心平
▶男声合唱団凪雨［6名］
男声合唱組曲「草野心平の詩から・第三」から「Ⅳ. 宇宙線驟雨のなかで」 詩：草野心平
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