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第49回甍演奏会[本番編] [甍会]

定刻通り、17:00に開演した。
総観客数は951名(大ホール定員1,190名)で、過去最高の入場者数とのことだ。
[内訳]一般入場者数:843名/招待者数(OB含む):108名
作曲家の信長貴富氏も来場された。
作曲者ご本人の前で作曲者の楽曲を演奏するのは、私にとって初めての経験であった。

〈自分が出演したステージのみ記載〉
●第1ステージ 17:00−17:15 合同ステージ[130名]
  三つの讃歌(曲:Vytautas Mi?kinis) 
  Alma redemptoris mater/Ave Regina coelorum/Pater noster
  指揮:清水敬一
 ・自分の声が周囲の音に溶けるよう、終始配慮しながら歌った。
 ・Mi?kinis氏の宗教曲は新感覚な楽曲で、今後も注目していきたい。

●第5ステージ 18:15−18:30 いらか会合唱団ステージ[45名]
  無伴奏男声合唱のための小組曲「見よ、かの蒼空に」
  (短歌・詩:石川啄木 曲:信長貴富) 煙/石/飴売/少年/終曲    
  指揮:清水昭
 ・楽曲が持つ魅力と演奏者の想いが相乗効果を起こし、深い情感がこもった安定した
  演奏だったと思われる。
 ・「終曲」の終盤歌詞「泣けとごとくに」の盛り上がりに、単純感激屋の私は涙が出
  そうになった。
  曲に想いを重ねることは大事だが、勝手な想いで自分に酔ってはいけない!
 ・いずれポパイにこの組曲を提案し、ポパイメンバーで必ず歌いたい。

●第6ステージ 18:30−18:50 合同ステージ[120名]
  男声合唱とピアノ(四手)のための「遊星ひとつ」(詩:木島始 曲:三善晃)
   INITIAL CALL/だれの?/見えない緑のうた/バトンタッチのうた
  指揮:清水昭 ピアノ:小田裕之/前田勝則
  「甍」創立30周年記念委嘱作品[1992年]
 ・自分の持てる力を、精一杯発揮したつもり。
  最後の「遊星はひとつ? ひとつ?」を歌い終えた瞬間、完全燃焼した感を持った。
  実に当たり前のことであるが、それだけ真剣に集中して歌った自分がいた。

●アンコール 早稲田大学校歌
 ・総勢120名の男声が奏でる音圧と声量は、歌い手側としても圧巻であった。
 ・絶対に歌詞を間違えないように!と細心の注意を払い、集中して歌ったが.....
  自分としては消化不良で、あっという間に終了してしまった。
  セカンドの難しい音を克服しないといけない!と反省した。
  次回歌える機会があったら、頑張りたい。

レセプションは、杉並公会堂内のグランサロンで開催された。
お世話になった方々へ、御礼のご挨拶をした。
ほろ酔い気分とやや興奮ぎみな気分が入り交じり、詳細な記憶は定かではないが、終盤の清水 昭先生のコメントが、非常に印象的であった。
来年の第50回甍演奏会に向けたエール発言で、
 「僕から(清水)敬一へ..... バトンタッチします..... 」
とても静かな語り口でお話された。 

最後は参加者全員が輪になり、肩を組み、学生歌「早稲田の栄光」(詩:岩崎巌 曲:芥川也寸志 )を熱唱した。
私は初めて聴いたので当然歌える訳もなく円陣には加わらず、その模様をiPhoneで録画。
 指揮した昭先生曰く「最初1拍目は右!(右に揺れる)」
大切な想い出の一つとなった。

合唱を始めて丁度11年。
これまでの合唱活動の中でも、今回の演奏会出演は一つの転機となった得難い経験となった。
それまでの願いが、ほとんど叶ったのである。
 1)「遊星ひとつ」を【再度】歌いたい!
 2)清水昭氏の指揮で【再度】歌いたい!
 3)【甍会】というブランドに、以前から[憧れの念]を持っていた!
 4)タキシードで舞台に立ってみたい!

自分勝手で我がままな想いを快く受け入れてくださった清水昭先生、いらか会合唱団代表及びマネジャー、そしていらか会合唱団の皆様、本当にありがとうございました。
お世話になりました。
来年開催予定の第50回演奏会にも、参加させていただきたいと思っている。

 第50回甍演奏会 
 日時:2011年8月7日(日) 場所:東京文化会館大ホール
 曲目:三善晃 男声作品3部作(詩:木島 始)
    路標のうた[1986年]/遊星ひとつ[1992年]/だれもの探検[1993年]
    指揮:清水敬一

 iraka2.jpg
甍会HP
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