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第66回関東合唱コンクール[本番編] [全日本合唱コンクール]

 ●第66回関東合唱コンクール[リハーサル編]
リハーサル室を後にして、巨大エレベーターで下手舞台袖へ移動。
東京文化会館大ホールの舞台袖ほどではないが、とても広い舞台袖だ。
既に湘南はまゆう[出演順2番/女声/神奈川県]の方々が控えている。
Vive la Compagnieの出演順は3番。

舞台袖には出演者用のミネラルウォーターが用意されていて、些か驚いた。
流石、関東支部大会ともなると待遇が違う!?(そんなことはないか)
喉を潤すため、2杯ほど頂戴した。

湘南はまゆうの演奏中、出番までの間軽くストレッチをしていると、我々の列の隣りに、全国大会常連の小田原少年少女合唱隊[女声/神奈川県]の方々が移動してきた。
「お〜、これがあの有名な小田原少年少女合唱隊か!」
中学生主体(男子も数名在籍)で、見た目はやはり幼いなあと感じるも、彼女等から凄まじい統制された音楽(チェコ語/スウェーデン語/ブルガリア語)が表現されるんだ。
湘南はまゆうの演奏が終わり、観客の大きな拍手の音に紛れ、メンバーの多くが一斉に「フン!フン!」とハミングしながらステージ移動する際、小田原少年少女合唱隊のメンバーの多くがびっくり驚いた表情をされたのが印象的。

さあ、いよいよ本番だ! 
視線を上に向け、胸を張り、堂々とステージに進む。
客席に顔を向け、すぐに2階席に着座された審査員の姿を見る。
両手を高く上げて拍手で迎えていた審査員[前列中央席]はどなたかなあ?(素直に嬉しかった)、甍会でお世話になっている清水敬一氏はどこかなあ?、本格的な円形劇場でヨーロッパの歌劇場みたいだなあ〜と感じながら、演奏までの時を待つ。

▶よこすか芸術劇場舞台[トンペイ嵯峨氏撮影]
 yokosuka.jpg
深い茶色の舞台床が実に印象的で、アカデミックな雰囲気がある。

ステージ演奏 17:25−17:37
 指揮:小髙秀一氏
 伴奏:野島万里子氏
 課題曲:M2/Dir, Seele des Weltalls(宇宙の魂よ、おまえに) 
     詩:Lorenz Leopold Haschla 曲:Wolfgang Amadeus Mozart
 自由曲:男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」〜Ⅳ. くちびるに歌を    
     (Hab' ein Lied auf den Lippen)
     詩:Cäsar Flaischlen 訳詞・曲:信長貴富

声の跳ね返りが顕著な残響、大きな波のうねりの如く良く響いている。
冷静に周囲の音を聴きながら歌うも、またしても足が少し震えている自分。
客席前列中央にて出番を終えた黒川和伸氏(一般A/VOCE ARMONICA)が、終始ニコニコされた表情で我々の演奏を鑑賞された姿が印象に残った。
最後の「fff」ロングトーン、えっ!?、小髙親分、そんなに伸ばすんですか〜!?
もう無理! 音の勢いが減衰してしまった.....

無事に歌い終えた。
あっという間に終わった12分間のステージ!
演奏終了後から観客の拍手まで、少しの「間」があった。
反応が遅かったので、出来はあまり良くなかったのかなあ、演奏者の【気】が伝わりにくかったのであろうなあと、少し残念な気持ちを抱いた。

トンペイ嵯峨氏曰く、
 「このホールは、声は客席まで飛ばないし、そのくせ個人の声のアラが全て聞こえてしまう、
  合唱屋にはしんどいホール。
  反響版が直角に作られているせいか?
  ストレートに個人の音色が、全て聞こえます。
  よほど発声がいいか、声がでかいか、で勝負するしかない。
  今日は、後者は低評価だったようだ。」
とのコメントと寄せている。

上手舞台袖に引き、記念撮影会場までの移動中、安堵感と疲労感、達成感が心を満たした。
関東支部大会という大きなステージを、十分に満喫した。
今後、こうした経験は滅多にないであろう。

くどい掲載で恐縮であるが、審査結果は下記の通り。
 ●第66回関東合唱コンクール[大学・職場・一般A・一般B]審査結果
 ●第54回埼玉県合唱コンクール・第66回関東合唱コンクールの審査講評
 ●第54回埼玉県合唱コンクール[一般部門]

▶表彰式の様子[グランツ加藤氏撮影]
 yokosuka400.jpg
 ▶加藤氏のブログ−関東大会 惜しくも第5位銀賞−はこちら  
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