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男声合唱のための「こいつは春から縁起がいいわえ」 [千原英喜氏]

千原英喜氏の新作情報である。

 男声合唱のための「こいつは春から縁起がいいわえ」
  詩:河竹黙阿弥《三人吉三郭初買》より 曲:千原英喜

今回の作品は、歌舞伎《三人吉三郭初買》(現在の題名は「三人吉三巴白浪」)から「こいつは春から縁起がいいわえ」
 ▼《三人吉三郭初買》の解説はこちら

第14回北とぴあ合唱フェスティバルの第3日目、クロージングコンサート<JCDA日本合唱指揮者協会創立50周年記念委嘱新作発表コンサート>にて、音空(指揮:窪田卓)が演奏させていただく。
 ▼合唱の祭典2013 第14回北とぴあ合唱フェスティバルはこちら
 ●音空練習130323
 ●JCDA合唱の祭典2013 第14回北とぴあ合唱フェスティバルのご案内

歌舞伎の有名な演目までも合唱曲に取り上げるとは、流石、千原先生!
独特、かつ豊かな感性をお持ちである。
語り調のフレーズ、擬音(動物、自然描写等)、掛け声、笑い声、手拍子、演技要素が満載されている楽曲。
先日、千原先生にメールで報告させていただき、即激励メールを頂戴した。
【初演】というプレシャーと責任感を感じるも、良質な演奏ができるよう頑張るつもりだ!

 月も朧(おぼろ)に 白魚の
 篝(かがり)も霞(かす)む 春の空
 冷てえ風も ほろ酔いに
 心持ちよく うかうかと
 浮かれ烏(からす)の ただ一羽
 ねぐらへ帰る 川端で
 竿(さお)の雫(しずく)か 濡れ手で粟(あわ)
 思いがけなく 手に入る(いる)百両
 〈舞台上手より呼び声〉御厄払いましょう、厄落とし!
 ほんに今夜は 節分か
 西の海より 川の中
 落ちた夜鷹は 厄落とし
 豆だくさんに 一文の
 銭と違って 金包み
 こいつぁ春から 縁起がいいわえ

三人吉三巴白浪〜序幕 大川端庚申塚の場
 お嬢吉三(配役:尾上菊五郎)[5分30秒過ぎから]
 

 ▼黙阿弥の「七五調」の科白術はこちら
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