小髙秀一先生 ご逝去 [自己紹介]
合唱指揮者の小髙秀一先生が、平成25年11月28日(木)、ご自宅にて逝去された。
享年73歳。
▼小髙秀一先生の経歴はこちら
病状が悪化した中でも、今年9/1(日)第56回埼玉県合唱コンクール大会[室内合唱の部]において、男声合唱団イル・カンパニーレ(小髙先生が産みの親で育ての親)を指揮して見事!金賞に導いた。
残念ながら、このステージが指揮者として最後のステージとなった。
小髙先生との交流とご指導は10年強であったが、男声合唱の魅力と奥深さを教えていただき、私にとって尊敬すべき合唱指揮者である。
ポパイの演奏に対して、
「ポパイ、上手いじゃねえか〜」
「ポパイ、随分と上手くなったな〜」
演奏後、いつも気にかけてくださった。
その言葉が本当に嬉しくて..... 私はいつも心が救われた。
私にとって忘れられない印象的な《小髙語録》は、
「(声を)当てろ!」「体全体で持って行け!」
「逃げるな!」「もっと出せ〜」「我慢しろ〜」
「うん、なかなかよろしい!」
「一人で頑張ろうと思うな、ここは頑張っちゃだめだ」
「周りの音をよく聞け!」「おい..... もっと頭使えよ〜」 など
その時の情景を思い出すと、今でもニヤッと微笑んでしまう。
包容力に長けた方で、多くの合唱人に愛された埼玉県合唱界の巨匠であり、埼玉県男声合唱界の親分であった。
音楽と愛し愛される人々に囲まれた幸せな人生を送られたと思う。
12/6(金)の通夜に参列、穏やかで安らかなお顔を拝見し、これまでのお礼とお別れの言葉をお伝えした。
小高親分! 本当に本当にありがとうございました。
先生に指揮していただいた「冬野」「富士山(全曲)」「岬の墓」「くちびるに歌を」は、決して忘れられません。
願わくば、もっと先生の指揮で歌いたかったです。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
▼葬祭会場に飾られた写真の一つ(イル・カンパニーレのfacebookから転載)
通夜の後、小髙先生と縁のある諸先生方及びイルカンのメンバーと、川越駅前の居酒屋にて献杯した。
終始小髙先生との思い出話が尽きず、賑やかなことがお好きであった故人を偲んだ。
翌日の告別式では、「雨」(詩:八木重吉 曲:多田武彦)と「遥かな友に」(詩・曲:磯部俶)を歌って見送られたとのことである。
生前、小髙先生は「俺が死んだら、《雨》を歌ってくれよな!」と呟かれていた。
私も何回かそのお言葉を聞いていたので、小髙先生の意を汲んで参列者が歌い上げ、きっと小髙先生は喜ばれたであろうと、心に沁み入った。
私のブログは《自分史》であるため、小髙先生に指揮していただいた演奏を纏めてみた。
《小髙秀一先生指揮による演奏履歴》
2000年[平成12年]7月1日
●埼玉県内有志男声合唱団
第23回全日本おかあさんコーラス関東支部大会第1日目
浦和市文化センター大ホール
いざ起て戦人よ 訳詩:藤井泰一郎 曲:グラナハム
ふるさと 詩:オリオンコール 曲:オナーティン
君といつまでも 詩:岩谷時子 曲:弾耕作 編:小池義郎
男声合唱組曲「雨」〜Ⅵ.雨 詩:八木重吉 曲:多田武彦
男声合唱組曲「尾崎喜八の詩から」〜Ⅰ.冬野 詩:尾崎喜八 曲:多田武彦
2001年[平成13年]7月1日
●男声あんさんぶる「ポパイ」
彩の国七夕の宵コンサート
越谷市立能楽堂能舞台
最上川舟歌(山形県民謡) 曲:清水脩
牛追い唄(岩手県民謡) 曲:清水脩
斎太郎節(宮城県民謡) 編:竹花秀昭
文部省唱歌から(混声合唱による演奏)
「花火」 詩:井上赳 曲:下総皖一
「螢」 詩:井上赳 曲:下総皖一
「村祭」(文部省唱歌) 編:源田俊一郎
2003年[平成15年]11月23日
●男声合唱プロジェクトYARO会
男声合唱プロジェクトYARO会第1回ジョイントコンサート
埼玉会館大ホール
男声合唱組曲「富士山」全曲 詩:草野心平 曲:多田武彦
男声合唱組曲「雨」〜Ⅵ.雨 詩:八木重吉 曲:多田武彦
斎太郎節(宮城県民謡) 編:竹花秀昭
2004年[平成16年]6月12日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
第49回埼玉県合唱祭
さいたま市文化センター大ホール
男声合唱組曲「島よ」〜Ⅴ/Ⅵ 詩:伊藤海彦 曲:大中恩
2004年[平成16年]8月29日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
第47回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M3/緑色の笛(「朔太郎の四つの詩」から)
詩:萩原朔太郎 曲:清水脩
自由曲:男声合唱組曲「島よ」〜Ⅰ・Ⅱ
詩:伊藤海彦 曲:大中恩
2005年[平成17年]8月28日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
第48回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M1/Gloriosi principes terra 曲:G.P.da.Palestrina
自由曲:男声合唱とピアノのための「感傷的な二つの奏鳴曲」〜くらげの唄
詩:金子光晴 作曲:高嶋みどり
2007年[平成19年]12月7日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
イル・カンパニーレ忘年会
男声合唱組曲「柳河風俗詩」〜Ⅰ. 柳河 詩:北原白秋 曲:多田武彦
2008年[平成20年]5月11日
●埼玉県合唱講習会
第23回埼玉県合唱講習会
桶川市民ホール響の森
男声合唱組曲「月光とピエロ」〜Ⅱ. 秋のピエロ 詩:堀口大学 曲:清水脩
2008年[平成20年]12月27日
●男声合唱プロジェクトYARO会
男声合唱プロジェクトYARO会第3回ジョイントコンサート
埼玉会館大ホール
男声合唱曲「岬の墓」 詩:堀田善衛 曲:団伊玖磨 編:福永陽一郎
2010年[平成22年]8月22日
●Vive la Compagnie
第53回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M4/
男声合唱とピアノのための「花に寄せて」〜
Ⅶ. ばら・きく・なずな−母に捧ぐ−
詩:星野富弘 曲:新実徳英
自由曲:男声合唱組曲「光る刻」〜Ⅱ. もぐら/Ⅰ. 老いたきつね
詩:木島 始/蔵原伸二郎 曲:木下牧子
2011年[平成23年]9月4日
●Vive la Compagnie
第54回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M2/Dir, Seele des Weltalls(宇宙の魂よ、おまえに)
詩:Lorenz Leopold Haschla 曲:Wolfgang Amadeus Mozart
自由曲:男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」〜Ⅳ. くちびるに歌を
(Hab' ein Lied auf den Lippen)
詩:Casar Flaischlen 訳詩・曲:信長貴富
▼演奏終了後、ロビーにて講評をいただく
《一番左が小髙先生》
2011年[平成23年]10月2日
●Vive la Compagnie
第66回関東合唱コンクール[本番編]
よこすか芸術劇場
課題曲:M2/Dir, Seele des Weltalls(宇宙の魂よ、おまえに)
詩:Lorenz Leopold Haschla 曲:Wolfgang Amadeus Mozart
自由曲:男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」〜Ⅳ. くちびるに歌を
(Hab' ein Lied auf den Lippen)
詩:Casar Flaischlen 訳詩・曲:信長貴富
▼リハーサル中の小髙先生
▼演奏終了後の記念写真撮影(コール・グランツ加藤良一氏のブログから転載)
[テナー系]
《前列右から3番目が小髙先生/右隣が私》
2012年[平成24年]9月2日
●Vive la Compagnie
第55回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M2/Linden Lea
詩:William Barnes 曲:Ralph Vaughan Williams
自由曲:男声合唱とピアノのための「祈りの虹」〜4. ヒロシマにかける虹
詩:津田定雄 曲:新実徳英
《小髙秀一先生に関するブログ記事》
●埼玉県合唱連盟創立50周年記念演奏会
埼玉県合唱連盟創立50周年記念祝賀会2008.3.23
埼玉県合唱連盟創立50周年記念祝賀会2008.3.23
《元埼玉県合唱連盟理事長:田尻明規氏(左)と小髙先生》
●小髙秀一先生がピアニスト!?
●「秀の会」記念コンサート
●埼玉県立川越高等学校音楽部創立50周年記念CD・記念誌
享年73歳。
▼小髙秀一先生の経歴はこちら
病状が悪化した中でも、今年9/1(日)第56回埼玉県合唱コンクール大会[室内合唱の部]において、男声合唱団イル・カンパニーレ(小髙先生が産みの親で育ての親)を指揮して見事!金賞に導いた。
残念ながら、このステージが指揮者として最後のステージとなった。
小髙先生との交流とご指導は10年強であったが、男声合唱の魅力と奥深さを教えていただき、私にとって尊敬すべき合唱指揮者である。
ポパイの演奏に対して、
「ポパイ、上手いじゃねえか〜」
「ポパイ、随分と上手くなったな〜」
演奏後、いつも気にかけてくださった。
その言葉が本当に嬉しくて..... 私はいつも心が救われた。
私にとって忘れられない印象的な《小髙語録》は、
「(声を)当てろ!」「体全体で持って行け!」
「逃げるな!」「もっと出せ〜」「我慢しろ〜」
「うん、なかなかよろしい!」
「一人で頑張ろうと思うな、ここは頑張っちゃだめだ」
「周りの音をよく聞け!」「おい..... もっと頭使えよ〜」 など
その時の情景を思い出すと、今でもニヤッと微笑んでしまう。
包容力に長けた方で、多くの合唱人に愛された埼玉県合唱界の巨匠であり、埼玉県男声合唱界の親分であった。
音楽と愛し愛される人々に囲まれた幸せな人生を送られたと思う。
12/6(金)の通夜に参列、穏やかで安らかなお顔を拝見し、これまでのお礼とお別れの言葉をお伝えした。
小高親分! 本当に本当にありがとうございました。
先生に指揮していただいた「冬野」「富士山(全曲)」「岬の墓」「くちびるに歌を」は、決して忘れられません。
願わくば、もっと先生の指揮で歌いたかったです。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
▼葬祭会場に飾られた写真の一つ(イル・カンパニーレのfacebookから転載)
通夜の後、小髙先生と縁のある諸先生方及びイルカンのメンバーと、川越駅前の居酒屋にて献杯した。
終始小髙先生との思い出話が尽きず、賑やかなことがお好きであった故人を偲んだ。
翌日の告別式では、「雨」(詩:八木重吉 曲:多田武彦)と「遥かな友に」(詩・曲:磯部俶)を歌って見送られたとのことである。
生前、小髙先生は「俺が死んだら、《雨》を歌ってくれよな!」と呟かれていた。
私も何回かそのお言葉を聞いていたので、小髙先生の意を汲んで参列者が歌い上げ、きっと小髙先生は喜ばれたであろうと、心に沁み入った。
私のブログは《自分史》であるため、小髙先生に指揮していただいた演奏を纏めてみた。
《小髙秀一先生指揮による演奏履歴》
2000年[平成12年]7月1日
●埼玉県内有志男声合唱団
第23回全日本おかあさんコーラス関東支部大会第1日目
浦和市文化センター大ホール
いざ起て戦人よ 訳詩:藤井泰一郎 曲:グラナハム
ふるさと 詩:オリオンコール 曲:オナーティン
君といつまでも 詩:岩谷時子 曲:弾耕作 編:小池義郎
男声合唱組曲「雨」〜Ⅵ.雨 詩:八木重吉 曲:多田武彦
男声合唱組曲「尾崎喜八の詩から」〜Ⅰ.冬野 詩:尾崎喜八 曲:多田武彦
2001年[平成13年]7月1日
●男声あんさんぶる「ポパイ」
彩の国七夕の宵コンサート
越谷市立能楽堂能舞台
最上川舟歌(山形県民謡) 曲:清水脩
牛追い唄(岩手県民謡) 曲:清水脩
斎太郎節(宮城県民謡) 編:竹花秀昭
文部省唱歌から(混声合唱による演奏)
「花火」 詩:井上赳 曲:下総皖一
「螢」 詩:井上赳 曲:下総皖一
「村祭」(文部省唱歌) 編:源田俊一郎
2003年[平成15年]11月23日
●男声合唱プロジェクトYARO会
男声合唱プロジェクトYARO会第1回ジョイントコンサート
埼玉会館大ホール
男声合唱組曲「富士山」全曲 詩:草野心平 曲:多田武彦
男声合唱組曲「雨」〜Ⅵ.雨 詩:八木重吉 曲:多田武彦
斎太郎節(宮城県民謡) 編:竹花秀昭
2004年[平成16年]6月12日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
第49回埼玉県合唱祭
さいたま市文化センター大ホール
男声合唱組曲「島よ」〜Ⅴ/Ⅵ 詩:伊藤海彦 曲:大中恩
2004年[平成16年]8月29日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
第47回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M3/緑色の笛(「朔太郎の四つの詩」から)
詩:萩原朔太郎 曲:清水脩
自由曲:男声合唱組曲「島よ」〜Ⅰ・Ⅱ
詩:伊藤海彦 曲:大中恩
2005年[平成17年]8月28日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
第48回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M1/Gloriosi principes terra 曲:G.P.da.Palestrina
自由曲:男声合唱とピアノのための「感傷的な二つの奏鳴曲」〜くらげの唄
詩:金子光晴 作曲:高嶋みどり
2007年[平成19年]12月7日
●男声合唱団イル・カンパニーレ
イル・カンパニーレ忘年会
男声合唱組曲「柳河風俗詩」〜Ⅰ. 柳河 詩:北原白秋 曲:多田武彦
2008年[平成20年]5月11日
●埼玉県合唱講習会
第23回埼玉県合唱講習会
桶川市民ホール響の森
男声合唱組曲「月光とピエロ」〜Ⅱ. 秋のピエロ 詩:堀口大学 曲:清水脩
2008年[平成20年]12月27日
●男声合唱プロジェクトYARO会
男声合唱プロジェクトYARO会第3回ジョイントコンサート
埼玉会館大ホール
男声合唱曲「岬の墓」 詩:堀田善衛 曲:団伊玖磨 編:福永陽一郎
2010年[平成22年]8月22日
●Vive la Compagnie
第53回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M4/
男声合唱とピアノのための「花に寄せて」〜
Ⅶ. ばら・きく・なずな−母に捧ぐ−
詩:星野富弘 曲:新実徳英
自由曲:男声合唱組曲「光る刻」〜Ⅱ. もぐら/Ⅰ. 老いたきつね
詩:木島 始/蔵原伸二郎 曲:木下牧子
2011年[平成23年]9月4日
●Vive la Compagnie
第54回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M2/Dir, Seele des Weltalls(宇宙の魂よ、おまえに)
詩:Lorenz Leopold Haschla 曲:Wolfgang Amadeus Mozart
自由曲:男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」〜Ⅳ. くちびるに歌を
(Hab' ein Lied auf den Lippen)
詩:Casar Flaischlen 訳詩・曲:信長貴富
▼演奏終了後、ロビーにて講評をいただく
《一番左が小髙先生》
2011年[平成23年]10月2日
●Vive la Compagnie
第66回関東合唱コンクール[本番編]
よこすか芸術劇場
課題曲:M2/Dir, Seele des Weltalls(宇宙の魂よ、おまえに)
詩:Lorenz Leopold Haschla 曲:Wolfgang Amadeus Mozart
自由曲:男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」〜Ⅳ. くちびるに歌を
(Hab' ein Lied auf den Lippen)
詩:Casar Flaischlen 訳詩・曲:信長貴富
▼リハーサル中の小髙先生
▼演奏終了後の記念写真撮影(コール・グランツ加藤良一氏のブログから転載)
[テナー系]
《前列右から3番目が小髙先生/右隣が私》
2012年[平成24年]9月2日
●Vive la Compagnie
第55回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
さいたま市文化センター大ホール
課題曲:M2/Linden Lea
詩:William Barnes 曲:Ralph Vaughan Williams
自由曲:男声合唱とピアノのための「祈りの虹」〜4. ヒロシマにかける虹
詩:津田定雄 曲:新実徳英
《小髙秀一先生に関するブログ記事》
●埼玉県合唱連盟創立50周年記念演奏会
埼玉県合唱連盟創立50周年記念祝賀会2008.3.23
埼玉県合唱連盟創立50周年記念祝賀会2008.3.23
《元埼玉県合唱連盟理事長:田尻明規氏(左)と小髙先生》
●小髙秀一先生がピアニスト!?
●「秀の会」記念コンサート
●埼玉県立川越高等学校音楽部創立50周年記念CD・記念誌
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