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十一月にふる雨 [多田武彦氏]

今日[11/22(金)]は、朝から冷たい雨が降り続いて、とても寒い一日であった。
夜更けになっても、まだ雨は降り続いている。
急に到来した真冬並みの寒さに体が震えながら、亡くなられた多田武彦先生の「十一月にふる雨」の詩と旋律が、ふと頭によぎった。
多田作品を愛好する方々の多くも、おそらく同じように感じられたのではなかろうか。
奇しくも、今日は多田先生の誕生日である[1930年11月22日− 2017年12月12日]
これは、多田先生のお導きであろうか。
 ▼多田武彦氏のwikipediaはこちら

十一月にふる雨 詩:堀口大學
 十一月はうら悲し
 世界を濡らし雨が降る
 十一月に降る雨は
 暁来れどなおやまず
 初冬の皮膚に降る雨の
 真実冷たい悲しさよ
 されば木の葉も堪えもせで
 鶫(つぐみ)、鶉(うずら)も身震いす
 十一月に降る雨は
 夕暮れ来れどなおやまず
 ▼多田武彦〔タダタケ〕データベースはこちら

十年前、トンペイ・メモリアルズの指揮者が多田先生に「十一月にふる雨」を歌わせていただきたい旨、許諾の問合せした際には、
《十一月にふる雨」は、無かったものとしてくれ.....。》
と、きっぱりとお話しされていた。
多田先生の意向に反した形ではあるが、今年「十一月にふる雨」をポパイにて歌わせていただいた。
勝手ながら、実に幸せなステージであった。
 ●日墺文化協会 合唱の午後2019
 ●第64回埼玉県合唱祭
 ●第37回春日部市民合唱祭

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