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楽譜新譜:男声合唱とピアノのための組曲「さびしい宇宙」 [楽譜]

埼玉県立川越高等学校音楽部と同OB会が委嘱した楽曲の楽譜が、この度音楽之友社から出版された。
 ▼楽譜紹介コーナーはこちら

【2020・2021年度埼玉県立川越高等学校音楽部委嘱作品】
男声合唱とピアノのための組曲「さびしい宇宙」
 さびしい宇宙/ほんのすこしの言葉で/花の空想
 詩:丸山薫 曲:山下祐加 
【全曲初演データ】
 埼玉県立川越高等学校音楽部第71回定期演奏会
 日時:令和3年[2021年]7月24日(土)
 会場:ウェスタ川越大ホール
 指揮:國弘雅也(埼玉県合唱連盟副理事長)
 ピアノ:大賀美子

  
 第76回関東合唱コンクール
 日時:令和3年[2021年]9月18日(土)
 会場: さいたま市文化センター大ホール
 指揮:國弘雅也(埼玉県合唱連盟副理事長)
 ピアノ:大賀美子
 演奏:埼玉県立川越高等学校音楽部

川越高等学校音楽部は上記3曲の中から「さびしい宇宙」(短縮版)を選曲し、今年の第64回埼玉県合唱コンクール[26名]にて金賞、第76回関東合唱コンクール(第74回全日本合唱コンクール関東支部大会)高等学校Aグループ[26名]にて金賞を受賞された。
私は関東合唱コンクール時の演奏を会場で鑑賞させていただいた。
 ▼審査結果はこちら
課題曲M3(間宮コンポ6番)の出来が実に素晴らしく、金賞かなあと予想したら見事金賞受賞!
自由曲は良く歌いこまれていて、前に推進する表現力が巧みであった。

[2021/12/10追記]
埼玉県立川越高等学校音楽部第71回定期演奏会時の録音(全3曲)
 ▼さびしい宇宙 はこちら
 ▼ほんのすこしの言葉で はこちら
 ▼花の空想 はこちら

作曲された山下祐加氏は2014年[平成26年]に朝日作曲賞を受賞され、男声合唱作品はこの作品が【初】となるかもしれない。
今後の男声合唱界において、主要なレパートリーの一つとして歌い継がれていくことを願っている。

山下作品では、2017年[平成29年]に岸信介先生の指揮で混声合唱組曲「燕の歌」(詩:立原道造)から《4. /5. 燕の歌》を歌う機会に恵まれた。
 ●SAITAMAコーラスワークショップ2017に参加

−下記は紹介文を転載−
彩り豊かで多才な作風を持つ山下祐加による貴重な男声合唱組曲。
川越高等学校音楽部とOB会によって、第70回定期演奏会記念事業として委嘱され、2021年7月24日、埼玉県立川越高等学校音楽部第71回定期演奏会にて初演された。
知的、清純な作風で、昭和期における抒情詩新風として迎えられた丸山薫の、生物や人間、詩作への愛をうたった3つの詩に、男声合唱ならではのダイナミックさと繊細さを持つ歌とピアノが付曲された。
〈さびしい宇宙〉は太古から続くカエルの鳴き声が宇宙へと広がっていく雄大さを、
〈ほんのすこしの言葉で〉は言葉に向き合い詩を描くことの美しさを、
〈花の空想〉は厳しい冬から喜びの春に移る満ち溢れる期待感を、
高らかに歌いあげる。
普遍的な詩の内容からコンク―ルを始め、様々な場所で世代や人数を問わずに演奏効果を得られる作品である。
〈さびしい宇宙〉は短縮版も掲載。

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