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男声合唱とピアノのための「三つの悲歌」【組曲初演】動画 [Concert]

創価学会しなの合唱団田中達也氏に委嘱した男声合唱とピアノのための「三つの悲歌」の【組曲初演】動画が公開された[2022/7/29公開]

 
 指揮:笹口圭吾
 ピアノ:前田勝則
 演奏:創価学会しなの合唱団
 創価学会しなの合唱団第28回定期演奏会
 日時:2022年4月23日(土)
 会場:サンシティ越谷市民ホール大ホール(埼玉県越谷市)

男声合唱とピアノのための「三つの悲歌」
 詩:逸見猶吉 曲:田中達也
 I. 報告(ウルトラマリン第一)
 Ⅱ. 海の非情
 Ⅲ. 死ト現象(ウルトラマリン第三)

“日本のランボー”とも称される詩人・逸見猶吉氏の難解かつ複雑な詩を題材にして3曲から構成されている。
歌詞はYouTube説明欄に掲載されているが、下記も参照願いたい。
 ▼歌詞はこちら(逸見猶吉詩集)

 −下記はYouTube説明欄に記載された文章を転載−
足尾銅山鉱毒事件による廃村をはじめ、詩人自身が幼少期や青年期に経験した出来事は、詩作ひいては精神性に大きな影響を与えました。
 本作品では、それらに対する反骨精神や宿命などを綴った荒々しくも鋭い言葉の数々を、粛然かつ疾走感のあるメロディで紡ぎます。

3曲目「死と現象(ウルトラマリン第三)」は、第71回全日本合唱コンクール全国大会大学職場一般部門 同声合唱の部[2018年]において選曲され、見事金賞を受賞された。
組曲全曲の初演がコロナ禍で延期され[2020/3/20 第27回定期演奏会中止]、ようやく全曲初演されるに至った。
タイトルの「ウルトラマリン」、聞き慣れない初めて目にする言葉であるが「海を越える」という意味とのことだ。

3曲目「死と現象(ウルトラマリン第三)」は大好きな楽曲である。
2018年の初演以来現在までiPodで200回以上再生するなど、貪るように繰り返し鑑賞していた時期があった。
男声合唱の王道である力強さ、しなやかさ、物悲しさ、憂い、疾走感が前面に出ている。
男声合唱界の近年作曲された数多くの作品の中でも、群を抜いている!と強く思っている。
技術力を要し表現の難易度が高い楽曲ではあるが、実力と意欲を兼ね備えた合唱団に歌い継がれる作品になると思う。

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