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CD新譜:木下牧子 女声合唱曲選〜悲しみのようにひそかに〜 [木下牧子氏]

CD棚から下記CDを引っ張り出して、久しぶりに鑑賞した。
心に染み入る楽曲、熟練した芳醇な音で表現されている演奏に感嘆し、繰り返し鑑賞している。

木下牧子 女声合唱曲選〜悲しみのようにひそかに〜[2013/10/25発売]
指揮:岸信介
ピアノ:小原孝[1−8]
演奏: 東京ウイメンズ・コラール・ソサエティ
収録曲
 1. ローラ・ビーチ 詩:池澤夏樹
 2. 小譚詩 詩: 立原道造
  ▼CD音源はこちら
  ▼東京ウイメンズ・コラール・ソサエティによるホール演奏動画はこちら
 3. 夢 詩:吉行理恵
 4. むらさきの 詩:吉行理恵
 5. 風が風を 詩:多田智満子
 6. 夜の薔薇  詩:大手拓次
 7. 風をみたひと 詩:クリスティナ・ロセッティ/訳:木島始
 8. 悲しみのようにひそかに 詩:エミリー・ディキンスン/訳:中島完
 9. おんがく 詩:まど・みちお
 10. 棗のうた 詩:岸田衿子
 11. にじ色の魚 詩:村野四郎
 12. ロマンチストの豚  詩:やなせたかし
 13. ほたる たんじょう 詩:くどうなおこ
 14. 鴎 詩:三好達治

木下牧子 女声合唱曲選~悲しみのようにひそかに~

木下牧子 女声合唱曲選~悲しみのようにひそかに~

  • アーティスト: 木下牧子,岸 信介,小原孝 東京ウイメンズ・コラール・ソサエティ
  • 出版社/メーカー: ライヴノーツ
  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: CD


「ローラ・ビーチ」から始まってすぐに「小譚詩」、「おんがく」「風をみたひと」「にじ色の魚」「ほたる たんじょう」と辿って、最後は「鷗」で締める。
とにかく美しい!
申し分ない選曲だが、無理な要望であることは重々承知の上で、下記が追加されていたらこの上なく嬉しい。
 めばえ/詩:みずがめかずよ
  ▼音源はこちら(演奏:福島県立安積女子高等学校合唱団)
 歌/詩:新川和江
  ▼音源はこちら(演奏:女声合唱団ぴゅあはーと)
 なぎさの地球/詩:大岡信
  ▼音源はこちら(演奏:宮城県第三女子高等学校音楽部)
 いっしょに/詩:工藤直子
  ▼音源(混声4部版)はこちら(演奏:松原混声合唱団)

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「サッカーによせて」初演音源を聴く! [木下牧子氏]

木下牧子氏が作曲された「サッカーによせて」(詩:谷川俊太郎)。
この曲が収録されている曲集は「地平線のかなたへ」で、現在では混声版、女声版、男声版が出版されている。
(男声版の委嘱初演:2004年[平成16年]/演奏:早稲田大学高等学院グリークラブ/指揮:清水敬一氏)
「サッカーによせて」は、1988年[昭和63年]、第27回甍演奏会の”アンコール曲”として初演された作品(元々は男声作品)である。
指揮は関屋晋氏、ピアノは木下牧子氏といった豪華な布陣だ。
何と、幸運にもその初演音源を聴くことができたのだ。
昨年末のいらか会合唱団忘年会にて、団員の方から貴重な音源をお借りした。
 ●いらか会練習161223

ピアノ伴奏と演奏共に、実に溌剌としていて、情熱が前面に溢れ出ていて、爽快かつ見事な演奏であることは間違いない!
 ▼参考音源その1はこちら
  西南学院グリークラブ第43回定期演奏会(アンコール)
  日時:1994年[平成6年]12月9日
  会場:福岡サンパレス
  指揮:関屋晋  
  ピアノ:久邇之宜
  演奏:西南学院グリークラブ
 ▼参考音源その2はこちら
  東京経済大学グリークラブ第56回定期演奏会(アンコール)
  日時:2013年[平成25年]11月9日(土)
  会場:武蔵野市民文化会館(ARTE)小ホール
  指揮:清水敬一  
  ピアノ:前田勝則
  演奏:東京経済大学グリークラブ

第27回甍演奏会
 日程:1988年[昭和63年]7月30日
 会場;新宿文化センター大ホール
 曲目:
  高嶋みどり
   男声合唱とピアノのための「感傷的な二つの奏鳴曲(ソナタ)」 
    くらげの唄/落下傘
   詩:金子光晴  
   指揮:清水昭 ピアノ:小森瑞香
  木下牧子
   男声合唱組曲「ティオの夜の旅」 
    祝福/海神/環礁/ローラ・ビーチ/ティオの夜の旅
   詩:池澤夏樹 
   指揮:清水敬一 ピアノ:小森瑞香  
  高嶋みどり
  「時もなく」-<自然の流れ>より- 
   詩:ポール・アリュアール 訳詩:安藤次男
   指揮:関屋晋 ピアノ:山下晶
  木下牧子
   男声合唱組曲「Enfance finie(アンファンス・フィニ)」
    Enfance finie/物語/毀れた窓/乳母車
   詩:三好達治
   指揮:関屋晋 ピアノ:山下晶 

高嶋みどり作品と木下牧子作品から構成された演奏会。
高嶋みどり氏、木下牧子氏共に会場にいらしている。
委嘱初演作品である「感傷的な二つの奏鳴曲(ソナタ)」が3年振りに再演された。
 ●フリューゲルが歌った「落下傘」
とにかく、ウルトラ横綱級の選曲構成に圧倒される。
この構成を具現化できる団体は、現在ではもう存在しないのではないかと思う。

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宮崎学園男声合唱団が歌った「おんがく」 [木下牧子氏]

木下牧子氏が作曲された「おんがく」の男声版演奏が、YouTubeに掲載されていた。
 ▼演奏はこちら
  おんがく 詩:まど・みちお 曲:木下牧子

下記は、録音を掲載された方による説明である。
 演奏:宮崎学園男声合唱団(高校・OB)
 演奏年月日:2010年3月14日(宮崎学園高校合唱団定期演奏会)
 混声四部合唱版を男声四部合唱として演奏

「宮崎学園の男声合唱団?」「おんがくに男声版があった?」と思ったが、高等学校の男声とOBによる構成、混声四部合唱版を男声四部合唱として演奏されたとのこと。
日本の高校合唱界では著名な宮崎学園高等学校合唱団は、[女声]と[混声]の2編成で活動されている。
前身の宮崎女子高等学校時代から脈々と継承されている鋭い子音の発声、深く濃い発声は顕在である。
指揮者である有川サチ子先生の指導力、素晴らしい!
 ●第1回全日本男声合唱フェスティバル in みやざき[交流会編]

「おんがく」は、数年前、岸信介氏指導による春日部市合唱講習会で歌う機会があった。
数多い木下作品の中でも、好きな曲の一曲である。
 ▼混声版による演奏はこちら
  無伴奏混声合唱曲「おんがく」 
  指揮:当間修一
  演奏:大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団

 ▼ソプラノ独唱による演奏はこちら
  歌曲「おんがく」
  演奏:野崎由美(ソプラノ)/小原孝(ピアノ)
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男声合唱組曲「Enfance finie」初演演奏動画 [木下牧子氏]

木下牧子氏が作曲された男声合唱組曲「Enfance finie」~過ぎ去りし少年時代〜。
1987年[昭和62年]に初演されたが、その時の演奏動画が、初演団体である東京経済大学グリークラブによってYouTubeに掲載された。
ご自身の〈KINOSHITA Makiko Channel 〉(OfficeAsai)においても紹介されている。
 ▼〈KINOSHITA Makiko Channel 〉(OfficeAsai)はこちら
  (Choral Music : KINOSHITA Makiko)
 ▼作曲家・木下牧子 公式サイトはちら

男声合唱組曲「Enfance finie」~過ぎ去りし少年時代〜
 詩:三好達治 曲:木下牧子
 Enfance finie/物語/毀れた窓/乳母車

東京経済大学グリークラブ第30回記念定期演奏会
 日時:1987年[昭和62年]12月3日(木)
 会場:学習院創立百周年記念講堂
 指揮:関屋晋
 ピアノ:山下晶
 演奏:東京経済大学グリークラブ
▼1. Enfance finie はこちら
▼2. 物語 はこちら
▼3. 毀れた窓 はこちら
▼4. 乳母車 はこちら

初演後27年が経過しているが、全く色褪せていないと感じる。
木下作品の特徴的な所は、(勝手ながら)親しみやすく、歌いやすく、聞きやすい耳心地が良いメロディ。
決してJ−Pop的なチャラチャラした軽い音の組合せではないメロディ。
和声の合わせは難しいが、都会的で繊細な和声とピアノ伴奏(美しい!)、そこから骨太な音が鳴り響く。
初期の作品である「Enfance finie」は、すでに【木下節】が満載の楽曲である。

終曲「乳母車」の演奏後、大きな拍手とアンコールがかかる中[5分30秒辺りから]、指揮の関屋氏から招かれて木下氏がステージに登壇し、関屋氏と握手する姿が映されている。
お二人共、若かりしお姿だ。

この時に生まれた縁が現在でも繋がり、東京経済大学グリークラブは、男声合唱のための10のメルヘン《愛する歌》の男声版を委嘱初演した。  
 ▼男声合唱のための10のメルヘン《愛する歌》[男声版]はこちら
  詩:やなせたかし 曲:木下牧子
  指揮:清水敬一
  ピアノ:前田勝則
 ●東京経済大学グリークラブ第56回定期演奏会のご案内

[2014.11.5追記]
東京経済大学グリークラブ第57回定期演奏会
日時:2014年12月6日(土) 開場13:30/開演14:00
会場:小金井市民交流センター大ホール(武蔵小金井駅南口徒歩1分)
指揮:清水敬一(常任指揮者)
ピアノ:前田勝則
曲目
 男声合唱組曲「Enfance finie」再演
 ●10人の現役学生と50人のOBとの共演(うち「Enfance finie」初演メンバー20人)
▼東京経済大学グリークラブHPはこちら

「Enfance finie」を久しぶりに鑑賞して、木下作品を歌いたくなった今日この頃。
これまで、沢山の曲を歌う機会を得て幸せであった。
「老いたきつね」、良かったなあ.....
 ●男声合唱団音空[2007年(平成19年)](指揮:窪田卓)
  虹
 ●Vive la Compagnie[2010年(平成22年)](指揮:小髙秀一)
  男声合唱組曲「光る刻」〜もぐら/老いたきつね
 ●男声あんさんぶるポパイ[2011年(平成23年)](指揮:行木友一)
  虹/鴎/祝福/夢みたものは/ロマンチストの豚/サッカーによせて
 ●春日部市合唱講習会(指揮:岸信介)
  おんがく(混声)

近い将来、混声合唱曲「そのひとがうたうとき」(詩:谷川俊太郎)が歌える日を願って!
▼参考音源はこちら(演奏:東京大学柏葉会合唱団)
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まど・みちおさんの「おんがく」 [木下牧子氏]

詩人のまど・みちおさんが、先月2月28日に亡くなられた。
享年104歳。
まど・みちおさんの詩で真っ先に思い浮かべるのは、
 童謡では 「ぞうさん」(曲:團伊玖磨)
      「一年生になったら」(曲:山本直純)
 合唱曲では「おんがく」(曲:木下牧子)
      「うたをうたうとき」(曲:信長貴富)
      「うたをうたうとき」(曲:木下牧子)
である。
これ以外の作品はほとんど存じ上げていないが、3作品共通していることは、判りやすい平易な言葉が連なり、人や物事に対して、ユーモアと優しさの視点が満載である。

木下牧子氏がご自身のTwitter[3月1日及び3月2日付け]に、まど・みちおさんへの追悼という形で、自作の「おんがく」の演奏音源を掲載された。
 ▼木下牧子氏のTwitterはこちら

▼アカペラ混声合唱のための「おんがく」 
 詩:まど・みちお 曲:木下牧子
 指揮:当間修一
 演奏:大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
 

木下氏は、まど・みちお全詩集の中で最も好きな詩が「おんがく」であること、これまで数多くの合唱団に演奏されたが、ご自身が聴かれた演奏録音の中で上記の演奏が最も美しい演奏であると話されている。
演奏録音に関しては、私も同じ感想である。

▼「おんがく」の詩はこちら
  [暗譜への一歩−まどみちお存在するってなんて素晴らしいんだろう2]

−余談−
以前、春日部市合唱講習会において、岸信介氏の指揮で「おんがく」を歌う機会があった。
「おんがく」は、聴くのと歌うのでは大変な違いがある難曲であったことを強く記憶している。
歌う機会がもう一度あったら、是非歌いたいと思っている。
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男声合唱による10のメルヘン《愛する歌》 [木下牧子氏]

木下牧子氏が作曲された 男声合唱による10のメルヘン《愛する歌》 が初演された。
 
男声合唱による10のメルヘン《愛する歌》
 詩:やなせたかし 曲:木下牧子
 [東京経済大学グリークラブ 2013年度委嘱作品]
東京経済大学グリークラブ第56回定期演奏会
 日時:2013年11月9日(土)
 会場:武蔵野市民文化会館(ARTE)小ホール
 指揮:清水敬一
 ピアノ:前田勝則
 演奏:東京経済大学グリークラブ

全曲の演奏動画は、下記の通り。
 1)ひばり
 2)ロマンチストの豚
 3)海と涙と私と
 4)きんいろの太陽がもえる朝に
 5)地球の仲間
 6)雪の街
 7)ユレル
 8)さびしいカシの木
 9)犬が自分のしっぽをみて歌う歌
 10)誰かがちいさなベルをおす

《メルヘン=空想的=おとぎ話》
何とも耳心地良くて、優しくて、柔らかくて、軽快で、時に切ない旋律が続く。
そして、ちょっとお茶目で、かつ都会的なお洒落な雰囲気を醸し出している。
やなせたかし氏の詩から容易にイメージが湧き、作風全体に反映されたのであろう。
その上、男声の特性を活かした《骨太の和声》が構成されている。
バラエティ豊かで、曲集の表題通り、愛おしい曲ばかりだ!
勝手な予想と期待であるが、この組曲は、今後多くの男声合唱団で選曲されるであろう。

▼アンコールはこちら
 サッカーによせて 詩:谷川俊太郎 曲:木下牧子 
  指揮:清水敬一 ピアノ:前田勝則
 夢みたものは   詩:立原道造 曲:木下牧子
  指揮:大堀真[平成元年卒OB]
 いまはそのとき  詩:川崎洋 曲:新実徳英
  指揮:原田拓[学生指揮者]

▼《いまはそのとき》はこちら
  [東京経済大学グリークラブ クラブソング 創立30周年記念委嘱作品]
 ●東京経済大学グリークラブ第56回定期演奏会のご案内

演奏会当日は第13回東京男声合唱フェスティバルが開催されたが、いらか会合唱団のメンバー数名は、出番を終えた後、演奏会会場に駆け付けた。
私は、いらか会へ出演後、引き続いて「音空」と「トンペイ・メモリアルズ13」に出演しなければならなかったため、残念ながら聴きに伺えなかった。
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木下牧子氏を招いた合唱講習会[川越市合唱講習会] [木下牧子氏]

川越市合唱連盟主催による第27回合唱講習会が、下記の通り開催される。
今年度の講師は、作曲家の木下牧子氏である。
昨年度は、作曲家の鈴木輝昭氏を招聘した。
 ●鈴木輝昭氏を招いた合唱講習会

第27回合唱講習会
 主催:川越市合唱連盟
 日時:平成25年2月8日(土) 開演/14:00
 会場:川越市市民会館やまぶき会館ホール(JR川越線・東武東上線川越駅東口下車)
 受講料:一般1,000円/高校生500円/児童200円
     全体演奏用ピース楽譜代:250円
 講義内容:モデル合唱団による講習
 モデル合唱団:川越高校音楽部[男声]/川越牧声会[混声]
 全体合唱:混声合唱曲集「地平線のかなたへ」 〜春に[混声三部]
 問合せ先:川越市合唱連盟事務局 049-231-6248
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【木下牧子・個展】のご案内 [木下牧子氏]

合唱指揮者、バリトン歌手として活躍中の黒川和伸氏が、【木下牧子・個展】を企画された。
現代邦人作曲家・個展シリーズで、千原英喜氏に続く第2弾である。

project supernova
現代邦人作曲家・個展シリーズvol.4 
【木下牧子・個展】
 日時:2013年5月4日(土) 時間未定
 会場:アミュゼ柏 クリスタルホール[400席]
 ゲスト:木下牧子
 構成内容
 [第一部]歌曲の世界
 [第二部]合唱の世界
  ・出演団体は現在調整中
  ・公募合唱団は参加者募集中
   曲目:混声合唱組曲「方舟」〜2. 木馬/4. 方舟
    指揮:黒川和伸
    ピアノ:名倉扶季

詳細な内容が判り次第、順次ご紹介させていただく。
 ▼黒川和伸氏のfacebookはこちら/Twitterはこちら
 ▼project supernovaのTwitterはこちら

 ●【千原英喜・個展】
 ●「千原英喜歌曲集・全曲演奏会」~黒川和伸・バリトンリサイタル~
 ●合唱フェスティバル2012 〜千原英喜先生をお招きして〜
 ●「千原英喜・歌曲の夕べ」〜黒川和伸・バリトンリサイタル〜のご案内(再び)
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鴎[男声版]が出版される! [木下牧子氏]

木下牧子氏が作曲された「鴎」(詩:三好達治)の[男声版]が、カワイ出版から2012年7月の新刊として、いよいよ出版される!
 ▼カワイ出版の楽譜最新ニュースはこちら

「鴎」の混声版は、混声合唱団の定番曲かつ愛唱曲として、多くの合唱団によって歌い継がれている作品。
宴会でも好んで歌われている楽曲であり、私も過去に混声版を飲み会で歌った経験がある位、日本の合唱界に広く浸透している名曲である。
 ●第23回TVEC結果[H20/2/3]
 
男声合唱愛好者や男声合唱団から長年待望されていた[男声版]が出版されることは、素直に嬉しい。
「鴎」[男声版]は、男声合唱プロジェクトYARO会第3回ジョイントコンサート[平成20年12月27日(土)]のアンコール曲として選曲した。
YARO会の団内指揮者が木下牧子氏と交流があって、演奏許諾をいただき、ご丁寧に男声版楽譜を頂戴し演奏させていただいた。
その当時、男声版を演奏したのはYARO会を含めて数団体だったと記憶している。
演奏後、「鴎」の男声版を歌いたい!、どうしたら楽譜が入手できるのか?といった問合せが、YARO会事務局へ数件あったので、影響力はあったのだと思われる。
YARO会の構成団体ということで、ポパイでも昨年の第5回演奏会にて「木下牧子アカペラ作品集」として選曲させていただいた次第だ。
 ●男声あんさんぶるポパイ第5回演奏会
 
実に親しみやすく、聴きやすい主旋律が印象的だが、演奏する側としては和声が難しく、なかなかきちんとハモらない難曲でもある。

[男声版]
 男声合唱プロジェクトYARO会第3回ジョイントコンサート
 日時:平成20年12月27日(土)
 会場:埼玉会館大ホール
 演奏:男声合唱プロジェクトYARO会(82名)
 【アンコール2曲目】
 

「夢みたものは」(詩:立原道造)[男声版]も併せて出版されるとのこと。
ご存知の通り、こちらは既に出版されていて、多くの男声合唱団に選曲されている。
 ▼リーダーシャッツ21[男声合唱篇](カワイ出版)はこちら

夢みたものは[男声版]
 男声合唱プロジェクトYARO会第2回ジョイントコンサート
 日時:平成17年12月11日(日)
 会場:埼玉会館大ホール
 演奏:男声合唱プロジェクトYARO会(78名)
 【アンコール2曲目】
 

夢みたものは[男声版]
 男声合唱団SINGERSなも第16回定期演奏会
 演奏:男声合唱団SINGERSなも
 日時:平成18年11月11日(土)
 会場:しらかわホール
 
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オーケストラ・プロジェクト2010 [木下牧子氏]

10/20(水)、オーケストラ・プロジェクト2010−感性と理論の現在形−と題した演奏会を鑑賞した。
会場は、東京芸術劇場大ホール[1,999席]
平日の夜にもかかわらず、6〜7割程度の観客が来場されて盛会であった。
作曲家:木下牧子氏から招待券を受けた方に丁重にお誘いを受け、コール・グランツ:K氏と共に鑑賞した。
会場内で佐藤 眞氏(作曲家)、新実徳英氏(作曲家)、古橋富士夫氏(指揮者)等をお見かけした。

オーケストラ・プロジェクト2010の概要−(プログラム内の挨拶文から一部引用)
  オーケストラ作品の創作と発表のための運動を展開するという共通の目的意識を持って
 集まった作曲家グループ「オーケストラ・プロジェクト」が、1979年に第1回公演を開催
 し、今回第25回目の公演となる。
 管弦楽は、第7回[1990年]から東京交響楽団が担当。
 【これまで演奏された主な作曲家】
  西村朗、新実徳英、三枝成彰、服部公一、池辺晋一郎、遠藤雅夫、柳田孝義、
  田中利光、山内雅広、中川俊郎 等(敬称略)

  IMG1.jpg
 演目
  1)木下牧子:「呼吸する大地」オーケストラのための[初演]
   ▶木下牧子氏のブログはこちら
  2)山内雅弘:「宙の形象」ピアノとオーケストラのための[初演]
          (ソロピアノ:石橋史生/オーケストラピアノ:前田勝則)
  3)土居克行:「ザ・ブルー…」オーケストラのための[初演]
  4)柳田孝義:「オーロラの彼方から…」オーケストラのための[初演]
          英詩朗読:拝仙マイケル
 指揮:十束尚宏 管弦楽:東京交響楽団

木下牧子氏の「呼吸する大地」(演奏時間:約20分強)
静寂な導入部で始まり、壮大な地球の小さな命が誕生する過程なのか、地球の息吹を感じとることができた。
情景描写がスムーズに想像でき、情景ごとに多彩な色彩が散りばめられていて、メリハリも効いている。
全体を通じて【骨太】で、難解ではなく、特殊楽器を使用せず、気を衒わない作風に感心した。
終始調性が明るいことも親近感が湧き、曲に共感できたことが最大の収穫であった。
同席した方々も口を揃えて、「この曲、良いよね〜」と高評価であった。
オーケストラの音を久しぶりに聴いたが、やはりオーケストラは良い!

私にとっての現代曲は(あくまでも私の主観であるので、ご了承願いたい)
  耳を覆いたくなる/頭を抱えたくなる/心が不快になる/心地良くない/
  何を表現したいのか凡人には理解困難/特殊奏法を多様、特殊楽器(主に打楽器)を
  ほんの少しずつ使用し、使用楽器の一貫性があまり感じられない/
  特殊奏法、特殊楽器で何を表現したいのかわかりづらい/
  全体的にはったりが強く、聴き手を驚かす音楽観 等
であると未だ偏見を持っているので、この楽曲を聴くことができて安心した。

2曲目終了後の休憩時間に、木下牧子氏にご挨拶をした。
といっても、私は誘っていただいた方の隣りにいて、だた会釈をしただけであったが。
木下氏の周囲を多数の関係者が取り囲み、挨拶するまで時間を要したが、ご挨拶できて今回の任務!?は無事終了。
咳が止まらず、体調が今一つであったので、後半の2曲は鑑賞せず会場を後にした。

初めて聴いた木下作品は、1982年全日本吹奏楽コンクール課題曲「序奏とアレグロ」である。
当時高校2年生で吹奏楽を始めて2年目、聴き慣れた管弦楽曲や初めて聴く吹奏楽曲を演奏する日々に一喜一憂していて、吹奏楽にどっぷりとハマっていた私。
「序奏とアレグロ」の(当時の私には)斬新なリズムと和声等に、強烈に惹き付けられた。
終盤の全楽器によるユニゾンフレーズを、今でも覚えている。
演奏する上で相当な技量を要するため、当時の吹奏楽部は無難なマーチ[サンライズ・マーチ/曲:岩河三郎]を選曲したが、「序奏とアレグロ」に挑戦したい気持ちが強かったことを記憶している。
 ▶サンライズ・マーチの音源はこちら
結果は、地区大会で金賞受賞し、県大会本選に出場することができたが、関東支部大会(現在は西関東/東関東の2ブロック)出場まで、あと2歩位の評価であった。
吹奏楽が懐かしいなあ。

▶演奏:神奈川県神奈川大学吹奏楽部 指揮:小澤俊朗 金賞
 
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