CD：Les Misérables

年末年始に、ポパイ演奏会で選曲するイギリス民謡集の発音に役立つ参考音源等をYouTubeで物色していたところ、偶然にもミュージカル「Les Misérables」の動画に行き着いた。
「Les Misérables」.....　とても懐かしい。

職場の福利厚生事業で、1998年7月に帝国劇場で観劇した。
初ミュージカルでそれほど期待しなかったのであるが、劇中からすっかり魅せられてしまった。
全編台詞を歌で歌う演出、大掛かりな舞台装置、心に残る魅力的な楽曲、島田歌穂の優れた歌唱力等。
心の奥底の何かが爆発したようで、たまらない気持ちを覚え、その年の12月末に初演舞台の地ロンドンへ単身行った次第。
現地でチケットを入手し、確かパレス劇場で観劇した。
帝国劇場は広すぎる空間だが、本場のミュージカル専用劇場はとても小さな空間で驚いた。
役者と観客の距離が非常に近い。
併せて「Miss Saigon」も観劇。
あれほどの行動力の源は、やはり「本場のミュージカルを絶対に観たい！」との一心であったように思う。
劇場内や帰国後にもCDを購入し、しばらくの間聴き入ったものだ。
この頃はまだ合唱を始めていなかったが、やはり《歌》に対する欲求があったようだ。
《歌》に導かれたのかもしれない。

ロンドンメンバーは、とにかく歌唱力（声の柔らかさ、伸び、豊かさ）が抜群。
主役：Valjean役のColm Wilkinson（ロンドン初演メンバー）とEponine役のLea Salongaが実に素晴らしい。
日本メンバーは演技力は高いが、肝心の歌唱力が.....
島田歌穂（Eponine役）だけは別格。
世界中（17か国上演？）の配役陣から選抜されて制作された完全版CDでは、日本から唯一選抜されてCD録音に参加している。
　−On My Own（島田歌穂）−
　http://www.youtube.com/watch?v=TZSBwPFHGqQ［英語版］
　http://jp.youtube.com/watch?v=k1zwQyswMIg［日本語版］

　−好きな楽曲−
　I Dreamed A Dream／Fantine's Death／Do You Hear The People Sing?／
　In My Life／A Heart Full Of Love／One Day More／On My Own／
　A Little Fall of Rain／Bring Him Home

　−One Day More（10th Anniversary Concert）−
　　http://jp.youtube.com/watch?v=GuffHRacZMQ
　−One Day More（The Original London Cast of Les Miserables - The Reunion2006）−
　　http://jp.youtube.com/watch?v=WMlG1RWXBK0
　−On My Own（10th Anniversary Concert）−
　　http://jp.youtube.com/watch?v=KJyeumIuGXM
　−Do You Hear The People Sing?（10th Anniversary Concert）−
　　http://jp.youtube.com/watch?v=bk-4Vdp9_x0

その後、劇団四季の「ライオン・キング」「マンマ・ミーア」「キャッツ」「オペラ座の怪人」を観劇。
劇団四季の歌唱力、演技力、踊りは上級である。
ただ「Les Miserables」を超える感動は、未だない。

Les Miserables: The Complete Symphonic Recording

• アーティスト: Original London Cast, Gary Morris, Philip Quast, Michael Ball, Kaho Shimada, Debbie Byrne, Alain Boublil, Claude-Michel Schonberg
• 出版社/メーカー: Relativity
• 発売日: 1999/11/23
• メディア: CD

Les Miserables 10th Anniversary Concert

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: First Night
• 発売日: 1996/03/21
• メディア: CD

Les Miserables: Original London Cast Recording

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Relativity
• 発売日: 1998/05/19
• メディア: CD