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第53回埼玉県合唱コンクール[一般部門] [全日本合唱コンクール]

8/22(日)、第53回埼玉県合唱コンクール[一般部門]へ参加した。
会場は、コンクール定番会場であるさいたま市文化センター大ホール[2,006席]
 出場団体:Vive la Compagnie
 出場人数:40名[トップ9/セカンド10/バリトン11/バス10]
 団員年齢:15歳の高校生〜70歳位=平均年齢は50歳前半
 演奏順:20番[出演団体21団体中]
 指揮:小髙秀一 
 伴奏:野島万里子
 課題曲:M4/ばら・きく・なずな〜母に捧ぐ〜
     詩:星野富弘 曲:新実徳英
 自由曲:男声合唱組曲「光る刻」〜Ⅱ. もぐら Ⅰ. 老いたきつね
     詩:木島始/蔵原伸二郎 曲:木下牧子

結果は銀賞[総合第7位/21団体中]、銀賞では最高位の評価をいただいた。
審査員5名の順位点は、下記の通り。
 古橋富士雄氏(指揮者):6位
 礒山雅氏(評論家):11位
 竹内秀男氏(指揮者):9位
 長木誠司氏(評論家):4位
 堀俊輔氏(指揮者):8位

小髙秀一氏と野島万里子氏のmellowコール(女声/30名)は、銅賞入賞(銅賞:最高位)
なお、金賞受賞団体(関東支部大会出場)は、下記6団体。
 第1位:Paradise Relax(女声/20名) 栄東中学校・栄東高校OG合唱団
 第2位:La Mer(女声/45名) 浦和一女高校OG合唱団
 第3位:Wings(混声/33名) 埼玉栄高校OB・OG合唱団
 第4位:Ch?ur Vent Vert(女声/17名) 浦和一女高校OG合唱団
 第5位:浦和混声合唱団(混声/43名)
 第6位:合唱団amore(混声/32名) 春日部市立豊春中学校OB・OG合唱団
▼詳細な審査結果はこちら
●埼玉県合唱コンクール出演順[一般部門]

1)練習開始時から本番までの振り返り
 ・即席合唱団として発足して、2か月間で計6回の合同練習を敢行。
  技術面で様々な課題(パート内の音色の統一、パートバランス、音の立ち上がり、不安定なピッチ等)はあったが、メンバーの熱意と自助努力、優秀な指導者(2者)からの的確な指導、実行委員による極め細かなマネジメントにより、大成功したプロジェクトであったと素直に思う。

 ・私は当初参加することにためらいがあったが(掛け持ち合唱団との兼ね合い、体力面での心配)、気持ちを切り替え思い切って参加して本当に良かった。

 ・録音を確認していないが、ステージ上で感じたことは、和声の違和感は感じず/縦線のズレはない/指揮と伴奏に遅れず(課題曲)、纏まりある演奏だったかもなあと勝手に思っている。

 ・若者の硬質で伸びがあるサウンドにどこまで対抗できるのか、男声合唱がどれほど評価されるのか少しだけ心配したが、銀賞第7位の評価に正直安堵した。
 【枯れていない、本格的な男声合唱の響き】を奏でることができたと思っている。
  しかし、あと1か月練習を積んでいたら違った結果になっていたであろうか?

 ・綺麗事を語っても、やはり金賞第6位は魅力あるので正直悔しい思いを抱いたが、それほど落胆はない(いつもは引きずるのであるが.....)
  心も体も充実していて、練習から本番までを存分に楽しむことができ、大満足。
  本番では足の震えやビビリ感もなく、今持てる力を出し切った。
  晴れ晴れしい気持ちだ。

 ・「Vive la Compagnie」は、男声合唱プロジェクトYARO会のコンクール団体として、今後も継続する方向性が示されて、実に嬉しい。
  埼玉県内の男声合唱熱を更に盛り上げていく仕掛けとして、YARO会事務局を仰せつかっている私も、微力ながら頑張っていきたいと思う。
 201008221.jpg
 [撮影:コール・グランツK氏]

2)雑感
 ・女声合唱団が、相変わらず強い!

 ・上位入賞はOB・OG主体の団体が独占、10代中盤から20代前半の若者が中心。
  メソッドが統一されている上、声のスピード感や艶が群を抜いている。
  しかしながら、全日本合唱コンクールの参加区分が再編(ユース部門創設)予定であることから、24年度又は25年度以降は状況が変わっているであろう。 

 ・「Paradise Relax」の演奏を舞台袖で聴いたが、自由曲2曲目:Viragsirata−花の哀歌(曲:Jozsef Karai)は難易度が高い楽曲だなあ。
  2007年[平成19年]のコンクールで「Paradise Relax」は銀賞第7位(初出場)、ポパイ&オリーブが銀賞第8位であったが、その時と比較してかなり進化した団体に化していた。
  菊華アンサンブル(女声/東京都)のサウンドに似ている合唱団だと感じた。

 ・関東支部大会常連の川越牧声会、女声合唱団悠はるか、scatole di voceが金賞受賞を逃したことが非常に意外であった。

 ・「La Mer」が選曲した自由曲は、Vandrestjerner(曲:S. Eielsen)。
  この曲は、彼女らが現役時代の平成17年度第58回全日本合唱コンクール全国大会にて選曲し、高校B部門で金賞第1位受賞(文部科学大臣賞)、指揮者は今回同様に大竹教子氏。
  上位入賞する訳だよなあ。 

 ・春日部市立豊春中学校は[女声と混声]で出場、千原英喜氏への委嘱作品を披露。
  「ヨハンネス福音之傳」 
    詩:ギュツラフの日本語訳によるヨハネ福音書より 曲:千原英喜
   ●女声[35名]Ⅲ. かしこいものは Ⅳ. それがし、ひと
   ●混声[55名]Ⅰ. はじまりに、かしこいものござる Ⅳ. それがし、ひと 
   ●合唱団amore(混声)Ⅰ. はじまりに、かしこいものござる Ⅳ. それがし、ひと
  
3)今回のコンクールにおける男声合唱団の出場数
 [一般部門]1団体:Vive la Compagnie 
       ★常連出場の「所沢メンネルコール」の不参加が寂しい。
 [中学校部門]なし
 [高校部門]5団体:川越高校/浦和高校/熊谷高校/小松原高校/慶應義塾志木高校
 [彩の国部門]1団体:凪雨 ※彩の国部門は自由曲のみで、課題曲選択はなし

4)上記男声合唱団の課題曲
 ・全団体が、M4/ばら・きく・なずな〜母に捧ぐ〜を選曲している。
  この偏りが、非常に気になる.... かなり、奇異な現象だと思うが.....

5)全日本合唱コンクール出場履歴
 2004年[平成16年]:埼玉県 男声合唱団イル・カンパニーレ
 2005年[平成17年]:埼玉県 男声合唱団イル・カンパニーレ
 2006年[平成18年]:東京都 男声合唱団音空
 2007年[平成19年]:東京都 男声合唱団音空/埼玉県 ポパイ&オリーブ(混声)
 2008年[平成20年]:東京都 男声合唱団音空
 2009年[平成21年]:埼玉県 男声合唱団イル・カンパニーレ
 2010年[平成22年]:埼玉県 Vive la Compagnie
 合唱歴11年なのに、7年連続して出場しているとは..... 
 コンクールが好きなんだなあ.....

今年も、夏の定番イベントが無事に終了した。
次なるステージは、ポパイ[彩の国男声コーラスフェスティバル]、トンペイ・メモリアルズ10[東京男声合唱フェスティバル]などが控えている。

YARO会新たな試み2010 Vive la Compagnie 朝日コンクールに挑戦

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コメント 2

山氏@安芸

コンクールお疲れ様でした!
広島県は、今週末の日です。寺漢は一般Aで出場します。

※寺漢も、課題曲は「ばら・きく~」なんですよね~。
プーランクは、上手く歌っても上手く聞こえないので、
悩んだのですが、結局こちらに・・・。
ちなみに同じ男声の崇徳高校Gも同じです~。

by 山氏@安芸 (2010-08-26 12:20) 

malechoirpopeye

山氏@安芸様
ご無沙汰しております。
課題曲の偏りは広島でも同じとのことで、やはり気になります。
確かにプーランクの難易度から比較すると、日本語曲の「ばら・きく/なずな」は手が出しやすいですよね。
広島県大会の吉報を期待しています!

遅ればせながら、宝塚コンクール金賞受賞、本当におめでとうございます。
「楽しみながら」と言えども、メンバー各位のそれまでの努力と緊張感は相当なものであったと思います。
金賞受賞は、練習量の賜物ですから。
日本男声合唱界の新興勢力として、今後の活躍と飛躍に注目していきます!
by malechoirpopeye (2010-08-27 07:22) 

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