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Nコン2012の課題曲[高等学校の部] [千原英喜氏]

今年の第79回NHK全国学校音楽コンクール【Nコン2012】の課題曲は、すでに合唱関係者には広く周知されている。
先日、久しぶりにHPを覗いたら、詳細な内容が掲載されていた。
情報収集を怠っているなあと反省した。
 ▼Nコン2012 HPはこちら

テーマは「ひかり」
 〜子どもたちにとって歌うことが「ひかり」であってほしい
  そしてその「ひかり」を聞く人々に届けてほしい 
  そんな願いをこめたテーマです〜
 〜歌うことで心が輝きだし、それが“ひかり”となって、聞く人にも届いていく。
  合唱がそういう時間であってほしいという願いをこめてこのテーマにしました。〜
と解説されている。

高等学校の部は、詩:星野富弘氏/曲:千原英喜氏 という作家陣である。
 ▼紹介ページはこちら
(余談)
千原先生の紹介写真は、1/7(土)清水雅彦氏のテノールリサイタル時のパンフレットに掲載された写真と同じであるが、最近新調されたのであろうか。
 ●「清水雅彦テノールリサイタル うたの世界その5」〜歌曲と合唱で愛される歌たち〜

頸髄損傷により手足の自由を失うといった逆境を乗り越えられた星野氏にとっての「ひかり」。
どのような詩が紡ぎ出されるのであろう。
詩画や随筆からは、生きるということ/生への希望/他者への愛、感謝と気遣い/さり気ない幸せの大切さ/身近な自然の美しさ等 を感じ取ることができる。
柔らかで暖かな空気感が、多くの方に様々な感動を与えていると思われる。
星野氏の詩は、「ひかり」という題材に見事に合致するであろう。

これまでの千原作品に伺える「ひかり」は、
 ●日本古来の歴史、風土と文化が継承された「ひかり」
 ●キリスト教の「ひかり」
 ●宇宙からの「ひかり」
 ●生きること/生命誕生の「ひかり」
 ●男と女の普遍的情愛が放つ「ひかり」
であると、僭越ながら自分勝手に解釈させていただく。

両者の個性と独特な世界観が、どのように歩み寄り、そして融合するのであろうか。
「ひかり」=「希望」=「繋がり」が前面に出るかもしれない。

昨年頂戴した千原先生からのメールには、課題曲の作曲に関して、
「今は程よいプレッシャーにワクワクしています。」
との言葉が記されていた。
現在恐らく曲は完成し、モデル合唱団の練習も間もなく開始されると思われる。
どのような作風に仕上がっているのか、お披露目が楽しみな楽曲である。
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Hirosuke

【YAMATO高校♪合唱部】も早く夏が来ないかと楽しみにしています。

30年前のNコン課題曲【わが里程標◆マイルストーン】に想いを馳せながら。

by Hirosuke (2012-02-07 06:23) 

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