マタイ受難曲 [Concert]
12/10(月)、コール・グランツのKさんにお誘いを受け、すみだトリフォニーホール大ホールで開催された『マタイ受難曲』(作曲:Johann Sebastian Bach)を聴きに行った。
指揮:Wolfgang Zilcher
管弦楽:アンサンブル of トウキョウ
合唱:コーラル・アーツ・ソサイアティ
■すみだトリフォニーホールHP
http://www.triphony.com/concert/list.php?sch_date=200712#p10
■コーラル・アーツ・ソサイアティHP
http://music.geocities.jp/choral_arts_society/
Bachの『マタイ受難曲』。
演奏時間が3時間に及ぶ大曲。
Bachの音楽は、オルガン曲、チェロ曲、バイオリン曲を以前からCDで時々聴いていた。
合唱曲の『マタイ受難曲』は一度も聴く機会がなかった。
事前学習としてKさんからいただいた曲の解説資料を読むが、キリスト教徒でもなく基礎的な知識がないので、あらすじはあまり理解できず。
安らかな音楽、特にコラールを楽しむことだけに集中した。
しかし、前半(1時間20分)が終了した所で、「帰りますか...」と両者何のためらいもなく会場を後にした。
残りあと1時間40分の演奏を聴くことができなかった。
私の場合、聴く構えと覚悟がなかったと言えよう。
決してBachの音楽は嫌いではないし、ここ数年で宗教曲に対する偏見、アレルギーは解消。
指揮者、管弦楽団、ソリスト、合唱は、どれも見劣りしない立派な演奏であった。
でも、どうしても最後まで聴けない。
ずーっと同じようなフレーズとパターンが繰り返され、辛すぎたというのが正直な感想。
まだまだ修行が足りないようだ。
これまた勉強であり、貴重な経験であった... うう−ん? 本当かあ!?
優等生ぶっているかも...
出番が少ない「すみだ少年少女合唱団」の子供達(小学校低学年)が、何とも可哀想であった。
子供達はもっと理解できないよなあ〜。
−余談その1−
我々は招待券であったが席は自由席扱い(3,000円)で、なんと3階の両バルコニー席と3階席の後方列限定。
バルコニー席に座ったが、高さが高いこと、高いこと。
1階席を覗くとフーっと吸い込まれる錯覚を起こし、足がすくみ体内の感覚がおかしい。
演奏を聴いていてもその感覚がとれずに、怖くて眼をつぶって聴いていた。
−余談その2−
すみだトリフォニーホールは好きなホールの一つ。
メンネルコール広友会の定期演奏会で、2回舞台で歌った経験がある。
大ホールであるにもかかわらず残響時間が長く、実に良く響く。
内壁、客席の床及び椅子が深い焦げ茶色で統一されていて、重厚で荘厳な趣き。
楽屋は広く、かつ高級感があって落ち着けるのである。
何かの機会に、また歌いたいホールである。
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