DVD新譜：第1回グラントワ合唱祭〜世代をこえて重なる響き〜

今月上旬に、音空メンバーのM君から《第1回グラントワ合唱祭〜世代をこえて重なる響き〜》と題したDVDをお借りした。
業務多忙で鑑賞することができなかったが、気持ちに余裕が出来たこともあり、ゆっくりと鑑賞した。

日時：2007年9月17日（月・祝）
場所：島根県芸術文化センター［グラントワ］大ホール
講師：栗山文昭　寺嶋陸也　浅井道子
主催：文化庁　島根県　財団邦人島根県文化振興財団（いわみ芸術劇場）
後援：島根県芸術文化センター［グラントワ］利用促進協議会（益田市・益田市教育委員会等）
　　　島根県合唱連盟　島根県合唱連盟益田支部

M君は島根県益田市の出身（県立益田高校音楽部）で、この合唱祭に出演している。
講師の栗山文昭氏も益田市出身とのこと。
この合唱祭は、日本を代表する合唱指揮者の栗山氏を講師に迎えた「栗山文昭のいわみ合唱塾」が4年前に発足し、いわみ合唱塾の4年間の活動成果を発表するイベントでもある。
他にも千葉大学合唱団（音楽監督：栗山氏）、歌♡グラン合唱団（益田高校、浜田高校、津和野高校の合同）、地元の合唱団が出演。
演目は、ほとんどが栗山氏による指揮、寺嶋陸也氏と浅井道子氏によるピアノといった内容。
いやはや、豪華メンバーである。

　●オープニング
　　益田市歌「明日をむかえる町」　作曲：寺嶋陸也
　　寺嶋氏による楽曲で、なんとも贅沢だなあ〜。
　●「栗山文昭のいわみ合唱塾」
　　星の美しい村／朝顔の苗／虫の声／カワセミ　作曲：寺嶋陸也
　　全曲寺嶋氏による作品で、いわみ合唱塾のために1年に1曲ずつ提供しているとのこと。
　「栗山文昭のいわみ合唱塾」の団員は公募による一般市民が多く、ほとんが合唱経験ゼロとのことであるが、しっかりと纏まっている合唱団である。
　●歌♡グラン合唱団
　　混声合唱とピアノのための『新しい歌』より「新しい歌」　作曲：信長貴富
　　混声合唱組曲『朝のリレー』より「朝のリレー」
　●千葉大学合唱団
　　ア・カペラ混声合唱のための『春の予感』より　作詩：今成敏夫　作曲：木下牧子
　　キンポウゲの草むら／星の話し／高原列車
　●合同演奏
　　混声合唱組曲『こどもたちへ』より　ゆびのさき／あの笛　作詩：竹中郁　作曲：信長貴富
　　歌♡グラン合唱団が信長氏へ委嘱し、今回再演とのことである。
　　信長氏独特の人の心を優しく掴むメロディが満載といった感。
　●千葉大学合唱団
　　『沖縄のスケッチ』〜混声合唱、2台のピアノと三線のための〜　　作曲：寺嶋陸也
　　あかな〜／はららるでぃ／だんじゅかりゆし／私たちの星／久高／
　　赤田首里殿内／唐船どーい
　　合唱、衣装、振付け、フォーメーション、照明、観客を巻き込む演出等、上質のエンターテイメントが素晴らしい。
　
合唱を通じた人との出会いで、私は島根県に対して大変親近感を持っている。
ポパイの大岩先生は松江市出身、奥様は旧平田市（現在の出雲市）出身、M君が益田市出身。
大岩先生、大岩先生の奥様、栗山氏（大岩先生の先輩）は大学が一緒で、大岩先生は創立間もない合唱団OMPの演奏会に、ソリスト＆メンバーとして出演していたとのこと。
実は1年半前、ポパイ（参加メンバー数：8名）は松江市と出雲市へ訪問演奏したのである。
私は音空の朝日コンクール参加のため伺うことができなかった。
いつか機会があれば、ぜひ訪れたい場所の一つである。