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新進作曲家 [CD&DVD]

いつもの通り情報を探していたら、佐藤賢太郎氏[1981年5月12日−]という新進作曲家の存在を知った。
アメリカを中心に合唱曲、オーケストラ曲などの作曲活動をしている作曲家とのこと。
情報収集を怠っているなあ〜。

−Wikipediaの記事から一部転載−
 静岡県浜松市出身の作曲家/編曲家/指揮者で、現在アメリカのロサンゼルス在住。
 静岡県立浜松西高等学校卒業後渡米。サンタモニカ・カレッジ音楽科及び映画科卒。
 カリフォルニア州立大学ノースリッジ、学士課程・メディア音楽作曲科卒及び修士
 課程・指揮科(合唱)卒。
 劇伴及びコンサート用のオーケストラと合唱の作品が多く、合唱のワークショップ・
 クリニックも積極的に行っている。
 合唱曲は米国合唱指揮者協会(ACDA)からも高い評価をされていて、逆輸入の形で
 日本合唱指揮者協会(JCDA)等でも現代の作曲家として紹介されるようになった。

早速佐藤氏のHPを覗いてみた。
「Music 音楽」→「CHORAL/VOCAL WORKS」のコーナーに、作品の【mp3音源】と【楽譜(score)】(閲覧のみで印刷は当然不可)がセットで公開されている
このような積極的な公開は、他にあまり見たことはない。
全曲聴いた訳ではないが、印象に残った曲を少し紹介させていただく。
 1)「Sweet Days」(混声:アカペラ)
  柔らかい響きのハーモニーと繰り返される叙情的な主旋律が、泣けてくる感じ。
  国内及び海外のコンクールで優秀な成績を残しているVocal Ensemble《EST》が選曲。
  ▶Vocal Ensemble《EST》HP 
 2)「Then Christmas Comes」(男声:アカペラ)
  唯一の男声合唱曲のようであるが、癒し系の柔らかい曲。
 3)「How Do I Love You?」(混声:アカペラ)
  お〜、旋律とハーモニーが美しい。
 4)『Missa pro Pace』より「Gloria」(混声:アカペラ)
  今年、Vocal Ensemble《EST》が選曲している。
 5)『Missa pro Pace』より「Agnus Dei」(混声:アカペラ)
  昨年の合唱コンクール東京都大会一般B部門で、混声合唱団「麗鳴」が選曲した。
 6)Boku no Kioku no Dokokani(Somewhere in My Memory)
  A Child of the Ocean(Ware wa Uminoko)(混声:アカペラ)
  文部省唱歌「われは海の子」の編曲である。

作品の特徴は、私の勝手な感想であるが、総じて《柔らかい響き》《親しみやすいメロディライン》《ゆったり感》にあると思われる。
佐藤賢太郎氏の作品は、最近の日本で流行っているのであろうか。
もう少し調べてみると、Missa pro Pace(Mass for Peace)を取り上げている団体が増えているようである。
今年、松下中央合唱団が「Glroia」を選曲するとのこと。
 ▶松下中央合唱団HP 

27歳という若さで海外で評価を受け活躍中とは、優れた才能をお持ちのようだ。
話題は逸れるが、若さという観点では、多田武彦氏は24歳の時に処女作「柳河風俗詩」(1954年/昭和29年)を作曲、その後「富士山」(1956年/昭和31年)、「雪と花火」(1957年/昭和32年)、「中勘助の詩から」(1958年/昭和33年)といった名曲を世に送り出し、50年経過した現在でも、彼の作品は日本男声合唱界で歌われ続けている。
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hokochan

HP覗いてみました。
「Then Christmas Comes」良い曲ですね。
日本の合唱団は外国と比較してクリスマスアルバムが無いので作るとしたら是非入れて欲しい一曲だと思いました。
by hokochan (2008-06-21 12:24) 

malechoirpopeye

hokochanさん ご無沙汰しております。
nice!ありがとうございます。
そうなんですよ、予想していた以上に「Then Christmas Comes」が良い曲。
今は「Sweet Days」にはまりました(笑)
by malechoirpopeye (2008-06-23 19:47) 

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