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第63回東京都合唱祭 [男声合唱団音空]

7/5(土)、ゆうぽうとホールで開催された第63回東京都合唱祭に参加した。
出場ブロックはDブロック(17:30-20:00)で出演時間は18:10。
オンステ数は18名(Top:5 Second:4 Baritone:5 Bass:4)
演奏録音を確認していないので客観的な評価はできないが、ステージ上での主観的感想は、朝日コンクール東京都大会(9/27)3か月前の現状としては、まあまあではないかと思われる。
ハーモニー崩壊もあまり感じず(微妙なズレは当然あったであろうが)、緩急、強弱、ドイツ語子音の強調等、事前に指摘された箇所は修正できたのではないか。
パートバランスや声の鳴り具合は不明であるが、まだ十分に歌い込んでいないということもあり、全体的に少しかしこまった演奏?とも言える。
講評者の一人である古橋富士雄氏からは、
 『トップの高音、喉を閉めた苦しい音である』とのトップへの駄目出し。
今後の課題であるが、言い訳をすれば、U母音での高音やAの高音強音は、私にとっては辛い。
いつも言い訳をしている自分... もう言い訳は止めよう!
練習を十分に積み、課題を克服すればよいこと... って、優等生的な発言。

Cブロック8番目の団体からDブロック全団体(15団体)を聴き、16:30から20:10まで会場内にいたため、流石に疲れたというのが正直な感想。
一番印象に残った団体は、合唱団まるめろ(女声:20名)
指揮者は野本立人氏で、今年のNHK全国学校音楽コンクール「課題曲を歌おう」のTV番組で、中学校の部の課題曲「手紙」(女声3部)を指導指揮した方である。
個々人の技術力が高く、高度なハーモニーと深い音楽性(大人の演奏)を感じることができた。
その他、Cブロック7番目であったため会場内では聴くことができず、入場口の外部スピーカーで聴いた杉並学院高等学校合唱部(男声:27名)が興味深い演奏をしていた。
曲は、先日ENSEMBLE PLEIADEが披露した無伴奏男声合唱曲「日本が見えない」(作詩:竹内浩三 作曲:新実徳英)
冒頭に旧日本軍行進時の軍靴の靴底の音を体現し、戦争の悲惨さを訴え、戦後日本の行く末をあんじた歌詞を発し、ヴォカリーゼも交えながら、最後は『日本(にっぽん)が見えない!!』と絶叫する。
この曲を朝日コンクールで選曲予定なのであろうか。
若者に歌ってほしい趣旨で作曲されたと思うが、相当な表現力と技術力が要求される曲。
戦後の高度成長を予見し、太平洋戦争の悲惨さと軍人として戦地に赴いた嘆き、悲しみ、虚しさを表現するのか...
 ■竹内浩三の詩/朗読
 http://www.voiceblog.jp/kokorojin/12349.html
 
さて、来週からは「どちりなきりしたん〜Ⅳ」の練習に取りかかる。
まだ数回しか通していない状況で、曲の習得が遅れている。

http://takuyukai-dansei.hp.infoseek.co.jp/onkuu/index.html
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影オヤジ

合唱祭お疲れ様でした。私も午後から聴きに行ったのですが、夜は練習だったので残念ながら「音空」さんの演奏は聴くことができませんでした。

私も昔は、表声で高音を出すことにこだわっていましたが、カウンターテナー付きの曲を演奏することにより、その無意味さに気づきました。

トップテナーが担当する高音は、けっして無理にフォルテを出す必要はなく、上手く響いていればファルセットで十分だと思います。それより重要なことは、いかにメロディを美しく歌えるか、音の繋がりをスムーズに歌えるかということだと思います。
by 影オヤジ (2008-07-07 23:44) 

malechoirpopeye

高音は響きを意識してファルセットで歌っているのですが、欲を出して試しに実声で歌うと、喉が詰まった声、音程がぶら下がった響きがない声に変化してしまいます。
私の場合、パート内の軸になるような強い声ではないので、周りの声に自分の声質を合わせようといつも意識しています。
声楽は難しいですね。
少しでもレベルアップが図れるように、お互いに頑張りましょう。
by malechoirpopeye (2008-07-08 21:15) 

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