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Khachaturianの『仮面舞踏会』と『レスギンカ』 [Concert]

先月のフィギュア・スケートNHK杯にて浅田真央選手が優勝し、フリープログラムでAram Khachaturian(ハチャトゥリアン)の『仮面舞踏会』から「Waltz」を選曲していた。
Khachaturianは好きな作曲家の一人で、アルメニア人という民族性を全面に出した躍動的で強烈な楽曲が特徴的な作曲家である。
『仮面舞踏会』は比較的地味な楽曲であるが、以前から好きな曲でもあり、とても興味深く演技を観ながら、音楽を楽しんだ。
 ▶実はフィギュア・スケート通の私?であるが、熱く語って長くなるので、浅田選手の演技に
  ついては触れないでおこう。
 −吾亦紅(われもこう)−
 http://1999-malechoirpopeye.blog.so-net.ne.jp/2008-03-21

Waltz(円舞曲)の場合、普通はウィンナーワルツに代表されるように長調で絢爛豪華な雰囲気の中明るく奏でられるが、この曲は短調で重厚かつ憂鬱的、哀愁感が漂い、妖しくもエレガントなメロディが非常に印象的である。
 ■『仮面舞踏会』から「Waltz」
 http://jp.youtube.com/watch?v=KNSDJoSNH-g

Khachaturianと言えば、『剣の舞』が一番有名な曲であろう。
『剣の舞』はバレエ音楽『ガイーヌ』の中の一曲であるが、この『ガイーヌ』組曲は吹奏楽愛好者や経験者にとっては、非常にメジャーで人気が高い曲の一つ。
全日本吹奏楽コンクールにおいて長年金賞受賞した名門:中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部(指揮:林紀人/昭和62年度)による演奏の素晴らしさが、現在まで吹奏楽界では伝説として語られている。
高校時代の吹奏楽部の同期が、中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部で学生指揮者&Oboe奏者として大活躍していた。
『ガイーヌ』で一番格好良い曲は、何と言っても「Lezginka(レスギンカ)」である。
何とも堪らない躍動感と終盤の盛り上がりが圧巻な曲。
スネアドラムの力強い【リムショット】が忘れられない(林氏による特別編曲/コンクール本番中にスティックが折れる事故あり)
確か♯が4つ位の楽譜で、B♭管のクラリネットはどうやってあの超高速パッセージを演奏しているのであろうと不思議で仕方なかったが、実はA管を使うのが常識で、A管であれば指が比較的回りやすいとのこと。
それでも指がぐちゃぐちゃに動いているので、実に驚きである。
M. Ravelのバレエ音楽『ダフニスとクロエ 第2組曲』から「夜明け」の冒頭、【12連譜奏法】に匹敵すると勝手に思っている。
約25年前の若かりし頃、高校生や大学生がB♭管とA管のCl2本を所持していることに、羨望の念が強かった。
残念ながら『ガイーヌ』は一度も演奏する機会に恵まれなかったが、バレエ音楽『スパルタクス』を選曲し、コンクールや演奏会等で演奏したことが想い出される。 
 ■バレエ音楽『ガイーヌ』からSabre Dance(剣の舞)/Lezginka(レスギンカ)
  演奏:NHK交響楽団 指揮:渡邉一正
  http://jp.youtube.com/watch?v=4dr_ztOPIzA
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