SSブログ

法政大学アリオンコール第60回記念定期演奏会 [Concert]

12/4(土)、法政大学アリオンコール第60回記念定期演奏会を鑑賞した。
会場は、北とぴあ さくらホール[1.300席]

 指揮:田中信昭  ピアノ:中嶋 香
 曲目
 「Missa Sao Sebastiao」〜Kyrie/Credo 曲:H. Villa-Lobos
  男声合唱による「日本抒情歌曲集」 編:林 光
   箱根八里/叱られて/ゴンドラの唄/待ちぼうけ
  同声合唱とピアノのための組曲「夏の庭」 詩:佐々木幹郎 曲:西村 朗
  −OBとの合同演奏−
 「合唱のためのコンポジション第6番」《男声合唱のためのコンポジション》 曲:間宮芳生
  [法政大学アリオンコール1968年度委嘱作品]
   賛助出演:男声合唱団オールアリオン(アリオンコールOB会合唱団)
 ▶法政大学アリオンコールHPはこちら
 ▶法政大学アリオンコールOB会HPはこちら

現役メンバー数はパンフレット上では[14名]であったが、実際には[10名]といった非常に少人数。
全盛期は、80名強が在籍していたとのことだ。
少人数化の傾向は法政大学アリオンコールだけに限ったことではないのでそれほど驚かなかったが、実に寂しい。
今年度で4年生が5名卒団してしまうので、来年4月当初は[5名]という状況か!?
[10名]の小編成合唱は、音色、和声、パートバランス、アンサンブルを比較的合わせやすい面、個々人の技量が備わっていないと、貧弱で消極的な音楽へと繋がりかねないといった面もある。
少人数で良く健闘したと評価できるが、やはり合唱は人数が必要であることを強く感じた。
指揮者とピアニストが大変優れた方々だけに、もったいない気がしてならない。
第2ステージの最後、韓国からの留学生(4年生)の卒団を記念して、彼のSoloで韓国民謡「アリラン」をメンバーと一緒に歌うサプライズがあった。
4年間苦楽を共にした仲間や田中氏の優しい心遣いを受け、彼が朴訥とした素直な声で歌い始め、涙が出そうになった。

OBとの合同演奏「合唱のためのコンポジション第6番」は、お見事であった!
日本人の大人による深い音楽表現、年輪を重ねた深く豊かな声、指揮者と演奏者間の絶大な信頼関係等。
「合唱のためのコンポジション第6番」の演奏(CD音源も含め)を聴く機会がほとんどなかったので、第47回甍演奏会CDを、全日本男声合唱フェスティバルのCD販売コーナーで迷わず購入し、事前に聴き込んでから演奏会へ伺った。
全曲を通して聴いたことがない上、第2楽章が有名であるが、恥ずかしながら、これまで日本人合唱団による演奏を聴いたことがなく、Orphei Drängarの演奏だけしか聴いたことがなかった。
5/30の「合唱のためのコンポジション第3番」に続き、今回も田中氏の指揮による骨太な「合唱のためのコンポジション第6番」が鑑賞することができ、大変満足した。
1968年[昭和43年]初演時のメンバーが、5名ほど出演されていた。
田中氏曰く、
 「優れた楽曲は、年が経過しても、いずれかの時代に必ず誰かが選曲する。
  今の時代に聴いても古臭い感じはせず、新しい感覚を発する魅力を持っている。」
その通りだなあ〜と。
演奏会に伺った甲斐があったと、素直に思った。
振り返ると、今年は法政大学アリオンコールOB会のステージを全部鑑賞したことになるなあ。
 ●法政大学アリオンコールOB・関西大学グリークラブOB交歓演奏会
 ●第6回東京六大学OB合唱連盟演奏会
 ●法政大学アリオンコール第60回記念定期演奏会のご案内
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0