CD新譜:光る刻 木下牧子 男声合唱作品集Ⅲ [CD&DVD]
木下牧子氏の「光る刻」(男声版)が収録されたCDが発売された[4/1]
「光る刻」 木下牧子 男声合唱作品集Ⅲ
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
曲目
●男声合唱組曲「光る刻(とき)」 詩:蔵原伸二郎/木島始/村野四郎/吉原幸子
老いたきつね/もぐら/鹿/象
●同声合唱による10のメルヘン「愛する歌」 詩:やなせたかし
ひばり/ロマンチストの豚/海と涙と私と/きんいろの太陽がもえる朝に /
地球の仲間/雪の街/ユレル/さびしいカシの木 /
犬が自分のしっぽをみて歌う歌 /誰かがちいさなベルをおす
●男声合唱曲集「朝の頌歌(ほめうた)」 詩:大岡信
気ままな散歩/美術館へ/朝の頌歌
▼SINGERSなもHPはこちら
▼木下牧子氏の母校:都立芸術高校後援会ブログの紹介ページはこちら
SINGERSなも(名古屋市)は「わたしがカメレオン」を委嘱初演した団体で、これまで木下作品を積極的に取り上げ、下記CDを発売している。
木下氏との交流は深く、木下氏はSINGERSなもの演奏会に足を運ばれている。
「わたしがカメレオン」は、若い世代の男声合唱団に好んで選曲され、演奏頻度が比較的高い作品だ。
●「虹」 木下牧子 男声合唱作品集Ⅱ
無伴奏男声合唱組曲「いつからか野に立つて」 詩:高見順
指揮:伊東恵司 演奏:なにわコラリアーズ
無伴奏男声合唱のための「わたしはカメレオン」
詩:有馬敲/三好達治/二宮フサ/天野忠/谷川俊太郎/佐藤俊彦
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
男声合唱組曲「方舟」 詩:大岡信
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
●木下牧子 男声合唱作品集
男声合唱曲集「恋のない日」 詩:堀口大學
男声合唱組曲「Enfance finie」 アンファンス・フィニ~過ぎ去りし少年時代~
詩:三好達治
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
一昨年の第53回埼玉県合唱コンクールにて「光る刻」から「老いたきつね」「もぐら」、第10回東京男声合唱フェスティバルにて「老いたきつね」を歌う機会を得た。
●第53回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
▼男声合唱プロジェクトYARO会HPはこちら
▼YARO会新たな試み2010 Vive la Compagnie 朝日コンクールに挑戦 惜しくも銀賞
●第10回東京男声合唱フェスティバル[出演編]
「老いたきつね」は、冒頭の【神秘的な和声】とピアノの透明な音色に酔う.....
主旋律の明確な輪郭と音の動きの美しさが際立ている。
また、倍音をきちんと考慮した和声構成が随所に感じられる。
【木下節】が十二分に表現された作品で、再び歌いたい。
しかしながら、(未だ歌っていないが)「鹿」はもっと素晴らしい!
もっと広く、世の男声合唱団に選曲されるべき作品だと勝手ながら思っている。
下記は楽譜の前書きに掲載されている文章(抜粋)。
2006年秋、SINGERSなもの指揮者の片桐氏から「光る刻」の男声版編曲依頼を受け、編曲作業に取りかかった際の木下氏の感想である。
「光る刻」のオリジナルは混声四部合唱組曲で初演は1987年。
何と20年以上の前の作品です。
私が唯一高校合唱団(指揮:三宅康生/広島県立賀茂高校合唱部)のために書いた組曲
ですが、それにしてはテキストも音楽もかなり大人向けで、特にテキストは蔵原伸二郎
「老いたきつね」、村野四郎「鹿」など日本現代詩史上に残る名作をチョイスしています。
詩に対する思いが強い分、作品も私の合唱作品の中でとりわけ密度の濃い音楽となって
います。
音楽の質からいって自己ベスト3に入ると思われる作品なのに、なぜかあまり演奏され
ませんでした。
当時は不思議に思ったのですが、時が経つにうちすべては忘却の彼方へ.....。
今回委嘱をいただいたおかげで、愛着の深い作品を思い出し、男声版として蘇らせるこ
とができました。
片桐真さん指揮のよる「SINGERSなも」の初演は、厚みのあるサウンドと歌心あふれる
フレージングが素晴らしく、男声合唱の魅力をフルに発揮した演奏となりました。
男声版を作って本当に良かった。[2009年2月]
「光る刻」 木下牧子 男声合唱作品集Ⅲ
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
曲目
●男声合唱組曲「光る刻(とき)」 詩:蔵原伸二郎/木島始/村野四郎/吉原幸子
老いたきつね/もぐら/鹿/象
●同声合唱による10のメルヘン「愛する歌」 詩:やなせたかし
ひばり/ロマンチストの豚/海と涙と私と/きんいろの太陽がもえる朝に /
地球の仲間/雪の街/ユレル/さびしいカシの木 /
犬が自分のしっぽをみて歌う歌 /誰かがちいさなベルをおす
●男声合唱曲集「朝の頌歌(ほめうた)」 詩:大岡信
気ままな散歩/美術館へ/朝の頌歌
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SINGERSなも(名古屋市)は「わたしがカメレオン」を委嘱初演した団体で、これまで木下作品を積極的に取り上げ、下記CDを発売している。
木下氏との交流は深く、木下氏はSINGERSなもの演奏会に足を運ばれている。
「わたしがカメレオン」は、若い世代の男声合唱団に好んで選曲され、演奏頻度が比較的高い作品だ。
●「虹」 木下牧子 男声合唱作品集Ⅱ
無伴奏男声合唱組曲「いつからか野に立つて」 詩:高見順
指揮:伊東恵司 演奏:なにわコラリアーズ
無伴奏男声合唱のための「わたしはカメレオン」
詩:有馬敲/三好達治/二宮フサ/天野忠/谷川俊太郎/佐藤俊彦
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
男声合唱組曲「方舟」 詩:大岡信
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
●木下牧子 男声合唱作品集
男声合唱曲集「恋のない日」 詩:堀口大學
男声合唱組曲「Enfance finie」 アンファンス・フィニ~過ぎ去りし少年時代~
詩:三好達治
指揮:片桐真 演奏:SINGERSなも
一昨年の第53回埼玉県合唱コンクールにて「光る刻」から「老いたきつね」「もぐら」、第10回東京男声合唱フェスティバルにて「老いたきつね」を歌う機会を得た。
●第53回埼玉県合唱コンクール[一般部門]
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▼YARO会新たな試み2010 Vive la Compagnie 朝日コンクールに挑戦 惜しくも銀賞
●第10回東京男声合唱フェスティバル[出演編]
「老いたきつね」は、冒頭の【神秘的な和声】とピアノの透明な音色に酔う.....
主旋律の明確な輪郭と音の動きの美しさが際立ている。
また、倍音をきちんと考慮した和声構成が随所に感じられる。
【木下節】が十二分に表現された作品で、再び歌いたい。
しかしながら、(未だ歌っていないが)「鹿」はもっと素晴らしい!
もっと広く、世の男声合唱団に選曲されるべき作品だと勝手ながら思っている。
下記は楽譜の前書きに掲載されている文章(抜粋)。
2006年秋、SINGERSなもの指揮者の片桐氏から「光る刻」の男声版編曲依頼を受け、編曲作業に取りかかった際の木下氏の感想である。
「光る刻」のオリジナルは混声四部合唱組曲で初演は1987年。
何と20年以上の前の作品です。
私が唯一高校合唱団(指揮:三宅康生/広島県立賀茂高校合唱部)のために書いた組曲
ですが、それにしてはテキストも音楽もかなり大人向けで、特にテキストは蔵原伸二郎
「老いたきつね」、村野四郎「鹿」など日本現代詩史上に残る名作をチョイスしています。
詩に対する思いが強い分、作品も私の合唱作品の中でとりわけ密度の濃い音楽となって
います。
音楽の質からいって自己ベスト3に入ると思われる作品なのに、なぜかあまり演奏され
ませんでした。
当時は不思議に思ったのですが、時が経つにうちすべては忘却の彼方へ.....。
今回委嘱をいただいたおかげで、愛着の深い作品を思い出し、男声版として蘇らせるこ
とができました。
片桐真さん指揮のよる「SINGERSなも」の初演は、厚みのあるサウンドと歌心あふれる
フレージングが素晴らしく、男声合唱の魅力をフルに発揮した演奏となりました。
男声版を作って本当に良かった。[2009年2月]
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