第50回埼玉県合唱コンク−ル070819 [朝日コンクール]
8/19（日）、さいたま市文化センター大ホールで開催された第50回埼玉県合唱コンク−ルに「ポパイ＆オリーブ」（29名）という混声合唱団で出場した（一般の部：A部門）
結果は銀賞受賞（総合第8位／18団体中）
金賞：5団体、銀賞：5団体、銅賞：4団体で、銀賞の中では中間位置。
審査員5名の順位評価：5位／7位／7位／9位／10位
＜審査結果＞
http://www4.ocn.ne.jp/~scl/index_kontest.html
＜圧倒的な高評価を得た団体はなく、かなりばらけた評価となっている＞
正直ほっとしたし、予想した以上に高評価をいただき少し自信に繋がった。
演奏の出来は、今まででベストの演奏。
メンバーの集中力とステージ度胸には驚かされた。
リハーサル室でのリハーサルで相変わらず音程が下がり、リハ終了5分前でもテノールの音確認をしたりするなど、どうなることかと不安感を抱えてステージに立った。
私自身は緊張もせず、本当に楽しく歌えて満足感で一杯であった。
空間がとても広いあの大ホールで、跳ね返りの声がしっかりと聴こえたので、かなり客席には響いていたと思う。
今のレベルではやはりここまでの評価が妥当であろう。
練習の取り組み時期が遅く、計8回の練習だけをこなした即席混声合唱団としては、今回の結果は十分だと思う。
ただ、人間は不思議なもので、ついつい欲を出してしまうものである。
それだけの努力や準備もしていないのに.....
銀賞で満足しているはずなのに、表彰式前の舞台袖で順位毎に並んでいる際に、前に並んでいる銀賞7位、6位の団体を見ながら、
「あと少し頑張れば7位、6位だったんだな。6位だったら、金賞5位も決して夢じゃなかったんだなあ。金賞欲しかったな〜」と思った次第。
金賞受賞するには練習回数を増やし、もっとストイックに練習を進めていかなければならない。
元々コンクール至上主義の団体ではないので、仮にそれをやってしまったら人間関係のぎくしゃく、気力の低下等を招いていたかもしれない。
オリーブの皆さんからは、
「もっと練習したかった。」
「とても悔しいので、来年金賞を狙いたい。来年も混声をやりましょう！」との感想や意見をいただいた。
う〜ん、難しい選択かもしれない。
元々ポパイは男声合唱をやりたいメンバーが集まっているので、混声合唱を平行してやる気持ちはあまりないというのが正直な所。
「時々、混声も歌う！」といった距離感が一番なのかもしれない。
しかしながら、混声の場合、女声が優秀で男声のベースが重厚に響けば高評価に繋がることを今回認識することができた。
男声が足を引っ張ってしまい、女声に助けられたコンクールであった。
打上げの席で、メンバーから「今回の選曲『おらしょ』が非常に良かった。」「選曲に助けられた。」との満場一致の感想をいただいた。
嬉しい限りである。
当初、指揮者の大岩先生は鈴木輝昭作品を取り上げたい意向が強かったが、差し出がましいと思いながら、私が強く『おらしょ』（千原英喜作品）を薦めた。
この件を鈴木輝昭氏に話したら、鈴木氏から1時間近くお叱りを受けてしまった（笑）
酔っぱらっていたのであまり記憶はないが、私の場合、一言多いのが欠点である。
営業言葉を発する事ができない、正直者である。
酒の席では今後十分に注意していこう。
−余談その1−
今年の一般の部は、近年としては出場団体数が多く、中学生から高年まで幅広い年齢層の出演者があり、個性豊かな団体が多かった模様。
関東大会出場の金賞5団体は、高校OB・OG系（20代前半）が3団体、全国大会や関東大会出場常連の川越牧声会とクール・ヴァン・ヴェール（浦和一女高OG合唱団）。
若い声には我々中高年は対抗できないが、大人の色気、深く柔らかい発声は表現できる。
川越牧声会とクール・ヴァン・ヴェールの関東大会出場は、実に嬉しかった。
−余談その2−
会場ロビーで、クール・ヴァン・ヴェールの指揮者である田尻明規先生とピアニストの桑子実千代先生とお会いし、しばしの間雑談をさせていただいた。
田尻先生には昨年「あきの会演奏会」にて上野男声合唱団と共にトンペイ・メモリアルズを指揮していただいたり、数年前にトンペイでお呼びして講習を受けたりしたご縁で、知り合う事ができた。
あの繊細で知的な指揮ぶりが、とても好きである。
機会があればまた是非先生の指揮で歌いたいと思っている。
桑子先生は18年度を以て、浦和一女高校音楽部の伴奏者を退いたとのこと。
全国大会での桑子先生のお姿を拝見できないと思うと、正直残念である。
昨年の全国大会での課題曲「雨の日」と自由曲「女に第1集から Ⅰ 未生−誕生」の伴奏は素晴らしかった。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/3915/
