「朝はどこから」考

私の大好きな曲の一つに「朝はどこから」がある。
この曲の存在を知ったのは、3年ほど前にテノール歌手：五郎部俊朗さんのCDを購入し、その軽快でノスタルジックで暖かなメロディーにすっかり魅了された。
浜離宮朝日ホールと熊谷会館で開催された演奏会にも行ってしまったほどだ。
私は昭和40年［1965年］生まれであるため、リアルタイムでこの曲は聴いていない。
母親［昭和16年生］に聞いた所、ちょうど中学生頃に音楽の授業で習ったとのこと。
元々、戦前から昭和30年代の歌謡曲に興味があった。
誤解されると困るので、キャンディーズ、ピンク・レディー、太田裕美、石野真子、岩崎良美、松田聖子などアイドル歌手にも熱中していた時期もあったが。

歌は美しかった～蘇る!伊東久男、近江敏郎、岡本敦郎、霧島昇の名曲～

• アーティスト: 米山正夫,西沢義久,西條八十,寺尾智沙,サトウハチロー,鈴木比呂志,関沢潤一郎,丘灯至夫,中山正男,相川陽子
• 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
• 発売日: 2001/03/17
• メディア: CD

表題に「朝はどこから」考と書いてはいるが、書き込みをいただいたkemukemuさんによる詳細かつ完璧なレポートがあるので紹介したい。
　▼kemukemuさんのBlog
　　

　▼演奏音源はこちら［歌：岡本敦郎・安西愛子）
この曲は、文化庁の「日本の歌百選」にも選定されている模様。
　http://www.bunka.go.jp/uta100sen/index.html
　http://ja.wikipedia.org/wiki/日本の歌百選

朝はどこから　作詩： 森まさる 　作曲：橋本国彦
　1　朝はどこから　来るかしら　あの空越えて　雲越えて
　　 光の国から　来るかしら　いえいえ　そうではありませぬ
　 　それは　希望の家庭から　朝が来る来る　朝が来る
　 　おはよう　おはよう

　2　昼はどこから　来るかしら　あの山越えて　野を越えて
　　 ねんねの里から　来るかしら　いえいえ　そうではありませぬ
　 　それは　働く家庭から　昼が来る来る　昼が来る
　 　今日は　今日は

　3　夜はどこから　来るかしら　あの星越えて　月越えて
　　 お伽（トギ）の国から　来るかしら　いえいえ　そうではありませぬ
　 　それは　楽しい家庭から　夜が来る来る　夜が来る
　 　今晩は　今晩は

演奏会で《昭和歌謡史》なるステージも、実はやりたいと「密かに」思っている。
まっ、実現の可能性はとても低いが...
　藤山一郎：東京ラプソディ／長崎の鐘／ラジオ体操の歌／懐かしのボレロ／
　　　　　　みどりの雨（これは名曲！）／丘を越えて
　岡本敦郎：高原列車は行く／朝はどこから／あこがれの郵便馬車
　伊藤久男：胸の振子／イヨマンテの夜／あざみの歌／高原の旅愁
　近江俊郎：山小舎の灯
　霧島　昇：高原の月／誰か故郷を想わざる

残念ながら、肝心の編曲譜面がほとんどない。
私は編曲できないしなあ。
それ以前に、私の感性は少し変であろうか？