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手紙 〜 親愛なる子供たちへ 〜 [CD&DVD]

樋口了一が昨年10月に発売した『手紙〜親愛なる子供たちへ〜』を初めて聴いた。
<第2の『千の風になって』>と世間で評されているという。
 ▶歌詞 http://www.teichiku.co.jp/artist/higuchi/disco/cg17_lyric.html
  原作詞:不詳

誰もが避けて通れない老い、認知症になるかもしれない不安感と焦燥感、自分が自分でなくなる恐怖、子供への愛情、親の介護の大変さなど、様々な想いが表れている。
すでに認知症の親の介護が終わり看取った人、現在認知症を抱える親の介護に懸命に取り組んでいる人、将来への不安を感じている人など、この歌は確実に真っすぐ心に届くであろう。
その反面、現在介護に奮闘中の人にとっては切実な歌であるため、歌に寄り添い共感する心のゆとりはなく、反発するかもしれない。
仕事柄、認知症を抱える高齢者や、夫婦共に認知症である高齢者世帯の実態を知っているので、現実はもっと生々しく痛々しいが.....
様々な事情で親子関係が崩れている親子、勝手気ままな親、子供の面倒を放棄していた親、子供への接し方が冷たかった親など。
しかしながら、この詩の内容は、今までの歌にない認知症の現実性を訴えていて、胸が詰まり心が重くなるけれども、真っ正面に向き合う構えが必要である。
今後、恐らく合唱編曲譜が発売される?と思われるが、率直な感想としては、選曲する団体は少ないかなあ〜?

  

同じ題名で、アンジェラ・アキが歌った『手紙〜拝啓 十五の君へ~』を、昨年ちょうどこの時期に聴いた時は、直球ど真ん中で号泣してしまった私である。

『千の風になって』に関する話題で、『千の風になって』の訳詞と作曲を手がけた新井満氏が、2006年に『この街で』を発表している。
人の一生や愛する人との出会いをさらっと表現した詩とメロディが、心地良い。
『小さな日記』がヒットしたフォー・セインツが歌っている。
一昨年、あるステージで歌わせていただき、心に残っていた曲。

 この街で
 作詞: 新井 満 作曲: 新井 満・三宮麻由子
  

 http://music.ponycanyon.co.jp/pickup/pcca02262/
  この街で生まれ この街で育ち
  この街で出会いました あなたと この街で
  この街で恋し この街で結ばれ
  この街でお母さんになりました この街で
   ■あなたのすぐそばに いつもわたし
   ■わたしのすぐそばに いつもあなた
  この街でいつか おばあちゃんになりたい
  おじいちゃんになった あなたと歩いてゆきたい
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