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「スロヴェニアの歌声を高輪で聴こう」ハートフルコンサート [Concert]

9/23(祝)、港区高輪区民センター区民ホール[250席]で開催された 「スロヴェニアの歌声を高輪で聴こう」ハートフルコンサート を聴きに伺った。
グランツ:K氏、メンネル:N氏とご一緒した。
スロベニア共和国の男声合唱団:MPZ " Triglav " Lesce - Bledと、日本の合唱団(清水 昭氏を通じた関係団体)によるジョイントコンサートである。
正式な名称は、
 ♪♪ つながる合唱の輪 ♪♪ スロヴェニアの歌声を高輪で聴こう
  〜 「トリグラウ男声合唱団」と「さ・え・ら」と仲間たちのハートフルコンサート 〜
以前、このBlogにて紹介したPAZ Vinko Vodopivecではなかった。
間違った情報を掲載してしまい、関係者やご来場の方々に大変申し訳なく思っている。
観客は満席で盛会、当初ホールの響きは悪いであろうと予想していたが、思っていた以上に残響があり、耳は疲れなかった。
 
▼1ステージ クール・ヴェルデュール[女声] ピアノ:清水 昭
  埴生の宿 訳詞:里見 義 曲:ビショップ 編:源田俊一郎
  「白いうた 青いうた」より しらかば/なまずのふろや/日の山の子守歌 
  詩:谷川 雁 曲:新実徳英

▼2ステージ 混声合唱団「歌好」獅子ヶ谷小学校PTAコーラス(合同) 
  指揮:笹口圭吾 ピアノ:長登章子
  混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」から8曲抜粋 編:源田俊一郎
 ポパイ:N島アニキ団長とN君、獅子ヶ谷小学校PTAコーラスの指揮者:S氏が参加。
 即席混声合唱団とは思えない纏まり、4声のブレンド感、抑揚感、テンポをやや抑えて情感
 豊かに歌わせた歌唱、超エースが引っ張るソプラノ、それをしっかりと支えるアルト、丁寧
 かつ芳醇な柔らかな響きの男声など、客観的に評して上級なアンサンブル。
 聴き慣れた有名な童謡・抒情歌を、普通以上に聴かせるのは至難なことである。
 明確な打点とラインが柔らかな笹口氏の指揮、優しいタッチで団員をリードしていた長登氏
 の伴奏も印象的。
 N島アニキ団長のSolo[村祭]、実にBravo!!
 恥ずかしがり屋の私は、恐縮してBravo!が言えなかった。
  
▼3ステージ/6ステージ
  MPZ(Moski pevski zbor) " Triglav " Lesce - Bled [トリグラウ男声合唱団] 
  指揮:Elizabeta Demšar Zupan(女性)
 総勢14名、年齢構成は20代から60代で年齢幅が広い。
 全曲アカペラ[12曲]、スロベニア民謡を中心にしたプログラム構成。
 日本での演奏披露は、このコンサートで3箇所目とのこと。
 初めて聴く楽曲ばかりであること、民謡が主体ということで曲調の変化が乏しく、集中して
 鑑賞することがやや難しかったが、演奏者の純粋な「気」が伝わる演奏。
 1週間以上の滞在(9/15来日→9/24昼に帰路)で疲れが見受けられたのがで残念であった
 が、最後まで健闘した演奏であったと思う。

 triglav.jpg
 [リハーサル風景 写真転載:獅子ヶ谷小学校PTAコーラス指揮者のS氏]

▼突然ステージ 獅子ヶ谷小学校PTAコーラス 指揮:嵯峨秀夫
 「獅子ヶ谷音頭」 詩:金子修一 曲:中島昭二 編曲:嵯峨秀夫
 プログラム掲載なし、清水 昭氏からの推薦により、当日演奏することが決定とのこと。
 地元の様々イベントで幾度も演奏した「十八番な曲」で、2008年KVECでも披露。
  ドンドン ガ〜ラガ〜ラ ドドンガドン!
 演奏することが当日決まるも、皆さん度胸があり、自分達の音楽を心底楽しんでいたステー
 ジ姿が印象的。
 もちろん、観客の拍手は盛大であった。

▼4ステージ アンサンブル・チャンテック[混声] 指揮:なし
  混声合唱のための「うた」より ○と△のうた/小さな空/明日ハ晴レカナ、曇リカナ
  詩・曲:武満徹
 小規模アンサンブルを楽しむ目的で結成された団体とのこと。
 個々人の技量がかなり高いので、こちらも上級なアンサンブルであった。
 打上げでの会話(コンクールの話題で私が暴走ぎみ〜反省!)で、2008年TVECの打上げで
 一緒になり、居酒屋内で「鴎」(曲:木下牧子)を大合唱したことが判明。
 ●第23回TVEC結果
 人と人の縁は、確実にどこかで繋がるんだなあ。
   
▼5ステージ さ・え・ら[女声] 指揮:清水 昭 ピアノ:清水美佐子
  女声合唱のための「江戸の風」より せつほんかいな/水仙歌/鎗さび/猫じゃ猫じゃ 
  曲:池辺晋一郎
 江戸時代、庶民の生活を投影した面白い曲集。
 粋な歌唱表現を求められ、難易度が高い楽曲と思われるが、安定したアンサンブル。

▼合同演奏 
  POZDRAV GORENJSKI 曲:Gustav Ipavec 指揮:Elizabeta Demšar Zupan
  遥かな友に 詩・曲:磯部俶 指揮:清水 昭

 Gustav Ipavec(1831-1908)はスロベニアの有名な作曲家で、下記楽曲が有名のようだ。
 ▶SLOVENEC SEM( I am Slovenian )
  演奏:Koroški oktet(今回来日した団体とは別団体)
 
 参考:mp3音源>楽譜
 POZDRAV GORENJSKIの音源は、残念ながら見つけることができなかった。

炭火焼 湯浅にて懇親会
 8882.jpg

 DSCN02731.JPG

日本の男声合唱定番曲ということで、即席メンバー[12名程度]による「Ⅵ. 雨」(曲:多田武彦)を披露した。
冒頭の和声がピタリと合い、少し鳥肌が立ち、ハモリ感も上々で最後まで気持ちよく歌えた。
MPZ " Triglav "のメンバーは瞬時に真顔になり、我々の歌を集中して聴いていた。
鎮魂歌という雰囲気が音を通じて伝わったようで、ぜひ楽譜を欲しいとのリクエストをいただき、Nさんが楽譜を手渡した。
今更ながら、音楽は世界共通なんだなあ。
「雨」が、スロベニアに渡った瞬間に出会えた。
恐らく、彼らはスロベニアで『雨』を歌うであろう.....?

更に、サプライズな仕掛けとして、日本の男声有志で、「Oj, Triglav moj dom」を歌う。
スロベニアの有名な愛唱歌で、MPZ " Triglav " が第3ステージの第1曲目に選曲。
獅子ヶ谷小学校PTAコーラスの指揮者:S氏が、事前にYouTube動画から採譜し(歌詞はカタカナ表記)、譜面をいただいていたが、あまり練習しないまま歌う。
楽譜が、ChoralWikiに掲載されていた。
映像音源
自分の出来は散々であったが、全体としては喜んでいただけたようで、矢継ぎ早に両国合同で歌った。
いつも通りの締めの表現であるが、楽しい一時は瞬く間に過ぎて行くのであった。

▶演奏会と打上げの詳細レポート 
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