Tokyo Cantat 2010 その1 [Concert]
5/2(日)、Tokyo Cantat 2010「日本のコ・ト・バをうたう」第一回 神話をめぐる音宇宙―古事記を鑑賞した。
会場は、すみだトリフォニーホール大ホール。
Tokyo Cantatを鑑賞するようになって、今年で3回目。
●Tokyo Cantat 2009
●Tokyo Cantat 2007
本来は18:00開演の 「日本の音素材による合唱」第一回 民謡、わらべうただけを鑑賞予定であったが、爽やかな晴天の下、心地良い空気に触れたくなり、早めに外出してしまった次第。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2010 「ショパンの宇宙」にも大いに関心を寄せたのであるが、こちらを優先した。
▶コンサート開催趣旨[HPから全文転載]
国産みの神話からはじまる日本人のルーツや古代日本人の人間模様を記した書、「古事記」。
そのさまざまな世界観は今なお私たちの感性に刺激を与え続けています。おなじみの日本を
代表する作曲家新実徳英氏が監修にあたり、古事記、宇宙、音楽・・・とあらゆる分野に造
詣の深い北沢方邦氏とのお話を交えながら、興味深い合唱作品演奏が展開されていきます。
▶選曲、団体、指揮者等の詳細はこちら
この演奏会の監修・構成・司会は、作曲家の新実徳英氏。
▶印象に残ったステージ
鈴木輝昭:二群の混声合唱と二台のピアノのための「カンティクム(Canticum)」
~古事記/伊邪那岐・伊邪那美神話による〜[2010改訂]
指揮:栗山文昭 ピアノ:斎木ユリ・浅井道子 演奏:栗友会合唱団
−kawai出版の商品情報から転載−
1991年に墨田区の委嘱により作曲された作曲者初期の単一楽章の作品。
テキストは古事記からの抜粋が使われている。
作曲者のその後の特徴とも言える「ひぐらしのモティーフ」などが登場し、彼の合唱作品
の原点とも言える作品である。
2010年のTokyo Cantatで20年振りに再演されるのを機に、全面的に見直され、より機
能的で効果的な改訂版として今回出版する。手稿楽譜。
−ネット掲示板から情報転載−
最初の初演:1991年5月13日 指揮:堀 俊輔
演奏:日本プロ合唱団連合(東京混声合唱団・日本合唱協会・東京カンマーコーア)
圧巻!の一言であった。
音圧、演奏者の気合いと迫力、抑揚感など抜きん出ている。
多重な声による音の洪水を、全身に浴びた感覚に陥り、鳥肌が立った。
この演奏を聴けただけでも、演奏会を聴きに来た意義が高い。
会場にいらした鈴木輝昭先生にご挨拶しようと思ったが、終始先生の周囲に関係者がいらしたこと、気持ちが萎えていたこともあり、今回は遠慮した。
ロビーで楽譜を拝見したが、複雑な音の配列、技巧的歌唱法の指示に目が点になった。
《 主催者、作曲者、演奏者に対して失礼であると思いながらも..... 》
全体を通じて、同じ曲調の作品が続き、正直しんどかった。
日本人でありながら古事記に関心がなく、知識を持ち合わせていない自分自身も不甲斐ない。
途中で中座しようと思ったが、終曲の「カンティクム(Canticum)」を聴くまでは我慢しよう!と言い聞かせて、最後まで鑑賞した。
ステージと私との間の【乖離】が顕著な演奏会であった。
こういった感想を持つのはあまり経験がないので、自分でも驚いた。
終演後、ロビーにてCD3作品を衝動買いした。
気持ちが萎えていたので、気持ちを入れ替えたくなり、ついつい購入してしまったのである。
合唱マニアと化した自分が、そこにいた。
ハビエル・ブストー 混声合唱作品集(Hondarribia Ametsetan)
指揮:ハビエル・ブストー 演奏:Ahots nahasiak Coro mixto
ローリゼン / おお、大いなる神秘(O Magnum Mysterium)
指揮:ニコル・マット 演奏:ヨーロッパ室内合唱団
バイエルン放送合唱団 マルタン・コダーイ・プーランクを歌う
指揮:ペーター・ダイクストラ 演奏:バイエルン放送合唱団
会場は、すみだトリフォニーホール大ホール。
Tokyo Cantatを鑑賞するようになって、今年で3回目。
●Tokyo Cantat 2009
●Tokyo Cantat 2007
本来は18:00開演の 「日本の音素材による合唱」第一回 民謡、わらべうただけを鑑賞予定であったが、爽やかな晴天の下、心地良い空気に触れたくなり、早めに外出してしまった次第。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2010 「ショパンの宇宙」にも大いに関心を寄せたのであるが、こちらを優先した。
▶コンサート開催趣旨[HPから全文転載]
国産みの神話からはじまる日本人のルーツや古代日本人の人間模様を記した書、「古事記」。
そのさまざまな世界観は今なお私たちの感性に刺激を与え続けています。おなじみの日本を
代表する作曲家新実徳英氏が監修にあたり、古事記、宇宙、音楽・・・とあらゆる分野に造
詣の深い北沢方邦氏とのお話を交えながら、興味深い合唱作品演奏が展開されていきます。
▶選曲、団体、指揮者等の詳細はこちら
この演奏会の監修・構成・司会は、作曲家の新実徳英氏。
▶印象に残ったステージ
鈴木輝昭:二群の混声合唱と二台のピアノのための「カンティクム(Canticum)」
~古事記/伊邪那岐・伊邪那美神話による〜[2010改訂]
指揮:栗山文昭 ピアノ:斎木ユリ・浅井道子 演奏:栗友会合唱団
−kawai出版の商品情報から転載−
1991年に墨田区の委嘱により作曲された作曲者初期の単一楽章の作品。
テキストは古事記からの抜粋が使われている。
作曲者のその後の特徴とも言える「ひぐらしのモティーフ」などが登場し、彼の合唱作品
の原点とも言える作品である。
2010年のTokyo Cantatで20年振りに再演されるのを機に、全面的に見直され、より機
能的で効果的な改訂版として今回出版する。手稿楽譜。
−ネット掲示板から情報転載−
最初の初演:1991年5月13日 指揮:堀 俊輔
演奏:日本プロ合唱団連合(東京混声合唱団・日本合唱協会・東京カンマーコーア)
圧巻!の一言であった。
音圧、演奏者の気合いと迫力、抑揚感など抜きん出ている。
多重な声による音の洪水を、全身に浴びた感覚に陥り、鳥肌が立った。
この演奏を聴けただけでも、演奏会を聴きに来た意義が高い。
会場にいらした鈴木輝昭先生にご挨拶しようと思ったが、終始先生の周囲に関係者がいらしたこと、気持ちが萎えていたこともあり、今回は遠慮した。
ロビーで楽譜を拝見したが、複雑な音の配列、技巧的歌唱法の指示に目が点になった。
《 主催者、作曲者、演奏者に対して失礼であると思いながらも..... 》
全体を通じて、同じ曲調の作品が続き、正直しんどかった。
日本人でありながら古事記に関心がなく、知識を持ち合わせていない自分自身も不甲斐ない。
途中で中座しようと思ったが、終曲の「カンティクム(Canticum)」を聴くまでは我慢しよう!と言い聞かせて、最後まで鑑賞した。
ステージと私との間の【乖離】が顕著な演奏会であった。
こういった感想を持つのはあまり経験がないので、自分でも驚いた。
終演後、ロビーにてCD3作品を衝動買いした。
気持ちが萎えていたので、気持ちを入れ替えたくなり、ついつい購入してしまったのである。
合唱マニアと化した自分が、そこにいた。
ハビエル・ブストー 混声合唱作品集(Hondarribia Ametsetan)
指揮:ハビエル・ブストー 演奏:Ahots nahasiak Coro mixto
ローリゼン / おお、大いなる神秘(O Magnum Mysterium)
指揮:ニコル・マット 演奏:ヨーロッパ室内合唱団
バイエルン放送合唱団 マルタン・コダーイ・プーランクを歌う
指揮:ペーター・ダイクストラ 演奏:バイエルン放送合唱団
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