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魔王〜本岩孝之の世界 [Concert]

5/3(月・祝)、東京文化会館小ホールで開催された魔王〜本岩孝之の世界を鑑賞した。
 ▶公演詳細はこちら
グランツ:K氏からお誘いいただき、ポパイ:N氏と共に3人で鑑賞した。
 「バスの音域からバリトン、テノール、カウンターテナーまで、4オクターヴにわたる
  驚異的な音域
という宣伝に関心を抱いた。

宣伝の通り、本当であった。
第1部1曲目は【Baritone】、2曲目は【Tenor】、3曲目は【TenorとCountertenorの混合】、その後【Countertenor】の順番で歌う。
母音によって口の開け方を少しずつ変えるなど、響きやすいポジションに配慮された歌唱。
カウンターテナーの高音は、声量もあり綺麗に会場内に響いていた。
 −経歴−
 ・東京学芸大学D類音楽科[バリトン及びテノール専攻]
 ・東京芸術大学声楽科[テノール専攻]
 ・東京芸術大学大学院古学科バロック声楽専攻[カウンターテナー専攻]
大変な訓練を続けてこられた方のようだ。

配布された歌詞カードの歌詞を朗読してから歌うといった形式で構成されたステージ。
楽曲の意図する内容がよく判るので、共感しやすい。
第2部の終曲は、F.Schubertの「魔王」(Erkönig D328)
驚いたことに【1人4役】を、違った声域で見事に歌いこなした。
 語り手:Baritone/父親:Baritone/子供:Countertenor/魔王:Tenor
実に感心した。
 ▶歌詞及び対訳はこちら
御園生瞳氏の伴奏が巧い。
高度な技量が要求される「魔王」の伴奏は見事!

会場を後にして、川崎哲也『サクラ図譜』出版記念原画展へ伺った。
故・川崎哲也氏はメンネル:N氏の義兄で、先月N氏からご案内をいただき伺った次第。
葉の細かな筋、茎や花の産毛まで、丁寧に細部まで描かれていた。
写真よりも緻密かつ忠実な絵画が多数展示されていて、一つの道を極めた研究者の生き様に、素直に感動した。

Dietrich Fischer-Dieskau[1925− ]
 

▶Countertenorの有名な歌手の一人:Alfred Deller[1912-1979]
 

 
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