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楽譜新譜:混声合唱組曲「ひとつの道」/「正倉院狩猟文銀壺」 [千原英喜氏]

千原英喜先生が作曲された「ひとつの道」「正倉院狩猟文銀壺」が、カップリングされて今月出版された。
詩が《草野心平氏⇔草野天平氏》の【兄弟】という観点からであろう。

混声合唱組曲「ひとつの道」「正倉院狩猟文銀壺」
 詩:草野天平/草野心平 
 曲:千原英喜
 ▼全音楽譜出版社の紹介ページはこちら
 ●混声合唱組曲「ひとつの道」
  ひとつの道−自序/宇宙の中の一つの点/父母の前へ/独り坐って
 ●「正倉院狩猟文銀壺」

 ▼「ひとつの道」の詳細紹介はこちら[千原英喜 合唱作品総覧]
 ▼「正倉院狩猟文銀壺」の詳細紹介はこちら[千原英喜 合唱作品総覧]

両曲共に、立正大学グリークラブによる委嘱作品である。
 ▼立正大学グリークラブのwikipediaはこちら
 ▼立正大学グリークラブのHPはこちら

「ひとつの道」の詩は草野天平氏によるもので、日本の合唱界において有名な詩人:草野心平氏の弟である。
草野天平氏は、[42歳]という若さで逝去されている。
 ▼草野天平氏の経歴はこちら
立正大学グリークラブは、2014年東京都合唱コンクール[大学ユースの部]にて、この組曲から「宇宙の中の一つの点」と「父母の前へ」を披露した。
《金賞受賞/課題曲:「夜もすがら」(曲:千原英喜)》
運良く、この時の演奏録音を鑑賞する機会があった。
 ▼「宇宙の中の一つの点」の詩はこちら
詩の清純さと潔さ、生と死の連鎖、詩と旋律の融合、かつ千原節満載の音楽に、涙腺が弱い自分は胸に迫り涙を流した。
八木重吉氏の「雨」のような死生観であろうか.....
 ▼詩集「ひとつの道」全作品はこちら

立正大学グリークラブによる「ひとつの道」全曲演奏は、下記の通り。
▼1. 自序―ひとつの道 はこちら
▼2. 宇宙の中の一つの点 はこちら
▼3. 父母の前へ はこちら
▼4. 独り坐って はこちら
 立正大学グリークラブ第50回記念演奏会
 日時:2015年1月18日(日)
 会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
 指揮:山脇卓也氏
 演奏:立正大学グリークラブ

千原先生と立正大学グリークラブの関係性は大変深く、現在まで良好な関係が続いている。
殊に、あの衝撃的な組曲を忘れてはならない!
それは、混声合唱のための「コスミック・エレジー」(詩:草野心平)だ!
このブログにて、これまで何回も紹介させていただいた。
 ●楽譜新譜:混声合唱のためのコスミック・エレジー
 ●牡丹圏
 ●牡丹圏再び
 ●「鬼女」が完成
 ●「牡丹圏」が選曲される

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