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島津亜矢 明治座公演 [島津亜矢]

4/21(水)、島津亜矢 明治座公演(初日/開演:12:00 終演:14:50)を鑑賞した。
今回の明治座公演は、5日間/8公演。
休暇を取り、母親、弟の嫁の両親、弟の嫁の母の妹、私の6名で鑑賞。
父親も行く予定であったが、数日前に患った軽いぎっくり腰により急遽キャンセル。
島津亜矢ファン親族である。
F氏@トンペイ演歌班は、4/22(木)夜の部を鑑賞したとのことだ。
 ●島津亜矢コンサートAgain

会場外には多数の[のぼり]が立ち、事務所や後援会による気合いの入れ方が良くわかる。
 DSCN03181.JPG
明治座は3階席までを有し、客席数は1,368席。
私は初めて入館したが、思ったほど大きな空間ではなく、コンパクトな造りであった。
驚いたことに、会場内は飲食自由で、ビールを飲んでいる方も見かけた。
[ホールは飲食ご法度が当たり前]と思い込んでいたので、意外であった。
演劇や演歌の世界では、ホール内飲食はOKなんだなあ。
着席し、志乃多寿司総本店で購入した寿司弁当を食した。
開演前、ロビーでCDとDVDを物色し、衝動的にDVDを購入してしまった。

DVD[島津亜矢リサイタル2009 熱情](2009年10月22日 NHKホール)
島津亜矢リサイタル 2009 熱情 [DVD]

島津亜矢リサイタル 2009 熱情 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TEICHIKU ENTERTAINMENT(TE)(D)
  • メディア: DVD

我々の座席は1階1列29番から34番何と! 最前列!!
会場はほぼ満席、観客の8割方が60代〜70代で、20代〜30代は皆無、40代は少ない。

−雑感−
 ・今年デビュー25周年、39歳を迎えた彼女。
  1曲目の第一声を聴いた瞬間、「今日の声も絶好調だなあ!」と確信した。
  明治座公演の初日であり、体調管理には十分留意したのであろう。
 ・真近くで見ると、大変小柄で、顔も小さい。
 ・大きな声量、トレーニングされた【伸び】と【艶】がある声は健在だ。
 ・今回改めて判ったのは、彼女の【あいうえお】母音の発音には癖がなく、明確であること
  から、歌詞がはっきりと聴こえ、耳が心地良い。
 ・フレーズの間の取り方、子音の立ち方が素晴らしい。
  特に、「富士」「船」の【ふ・Fu】の子音が、明快かつ綺麗に響いていたのには驚いた。
 ・ズバ抜けた歌唱力で、近年の歌謡界には、彼女を超える技量ある歌手はいないであろう。
 ・Pops曲は勿論こぶしなしの歌唱、彼女が「また君に恋してる」を歌ったらどういった評
  価を得るであろうかなあと、ふと頭をよぎった。

−第1部−
 演歌桜
 名作歌謡劇場〜森の石松
 ・彼女の【男歌】は迫力があり、流石である。
  この楽曲を聴くことができて大感激であった。
 イヨマンテの夜 
 月の法善寺横町
 男の土俵
 達者でナ
 ・「わらにまみれてヨ〜 育てた栗毛」、高音から始まるフレーズを軽々と表現していた。
 大利根無情
 
 
 ・「山」「川」共に尊敬する北島三郎氏の楽曲、スケール感が大きな曲を見事に歌い切る。
  力強い歌唱に満足した。
  ▶坂本冬美&島津亜矢 「山・ 川・ 歩」
 ・「風雪ながれ旅」を期待したのだが.... 購入したDVDに収録されていた。
 流れて津軽
 元禄名槍譜 俵星玄蕃
 ・コンサート鑑賞3回目で、やっと生演奏を鑑賞できた。
  これを聴けただけで、十分過ぎる位の感激を味わう。
  自然と涙が出てきた。
  白の羽織、スカイブルーの袴、色彩のコントラストが鮮やかであった。
 カサブランカ・ダンディ
 ヴァケーション
 恋人よ
 I will always love you
 ・赤のロングドレスにて歌唱、英語の歌詞に初めて挑戦か? 英語の発音は、特に問題なし
  と感じた。
 ・Jazzも歌えるであろう。
 ・Whitney Houstonに匹敵する歌唱力、彼女は他者の楽曲を、ものの見事に【自分の歌】に
  してしまう。
 ・終盤の転調をどう歌うかなあと期待感ワクワク、実声とファルセットを駆使し、見事!
 ・声量が増していくファルセットには、脱帽!
 
−第2部−
 風そして花 
 ・小椋佳氏提供によるオリジナル楽曲[2010/4/1発売]
  抒情感溢れる曲であるが、う〜ん、今一つ彼女の個性に合致していない感を持つ。
 さくら(独唱)
 ・森山直太郎氏の楽曲。
  マイクをステージに置き、アカペラで最後まで歌唱した。
  小さな固定マイクをステージ前方に置いていたが、巧く声を拾い切れなかった様子、
  声が前に飛ばず。
  彼女の声量にしても、満席の観客に響きが吸収されてしまい、やや消化不良であった。
 人間
 ・長渕剛氏の楽曲で、力強いメッセージ・ソング。
 海で一生終わりたかった
 海鳴りの詩
 愛染かつらをもう一度
 帰らんちゃよか
 ・昨年4月に、トンペイ:K氏に紹介された楽曲。
  初めて島津亜矢という歌手に出会った思い出深い曲だ。
  歌唱と表現が巧すぎる!
 温故知新
 ・今年1月1日に発売された新曲、詩:星野哲郎 曲:原譲二(北島三郎)による楽曲。
  彼女の個性を上手に生かしている佳曲だ。
 感謝状 〜母へのメッセージ〜 
 名作歌謡劇場 村松梢風原作「残菊物語」より「お徳」
 ・歌舞伎の名優:尾上菊之助を支えた、お徳の献身的な愛の悲しい結末を描いた作品。
  歌唱力、演技力、衣装、大道具、小道具等が見事なアンサンブルであった。
  約30分弱の熱演に、拍手を送り、敬意を表したい。

十二分に堪能した2時間20分のステージであった。
6/5(土)浅草公会堂、6/16(水)川口リリアホールで公演あり。
合唱仲間に声をかけて、また聴きに行こうかなあ。

帰路、重盛永信堂の人形焼鳥忠の卵焼き‎を購入した。
春日部駅まで戻り、西口の徳樹庵で喉を潤した。
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島津亜矢 明治座公演チケット購入 [島津亜矢]

4/21(水)、島津亜矢さんの明治座公演を聴きに伺う予定だ。
 明治座春まつりスペシャル企画[2010年4月21日〜25日] 
  ▶島津亜矢コンサート 熱情 劇場版スペシャル

弟の嫁から、チケットを購入したとの連絡を受ける。
参加メンバーは昨年の大宮ソニックシティ公演同様に、私の両親、弟の嫁の両親、私。
そして、今回は弟も一緒に鑑賞する。
 ●島津亜矢コンサートAgain
今年も、【島津亜矢街道】をまっすぐ進んで行く。

なお、現在明治座にて公演中の〈 天璋院篤姫 〉の主題歌は、島津亜矢さんが歌う。
 −風そして花− 作詞:作曲 小椋 佳
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島津亜矢さん体調不良 [島津亜矢]

島津亜矢さんが、体調不良に陥ったとのこと。
 Welcome to ATAHIME Land
下記コンサートが延期されたそうだ。
 11/27(木):鳴門市文化会館[徳島県鳴門市]
 11/28(金):須崎市立市民会館[高知県須崎市]
疲労か?、それとも風邪か?
連日のコンサート、1日2回公演等、大変過酷な仕事をこなしている。
歌手の宿命は、声帯のコンディション維持、体力及び筋力増強であるが、やや働き過ぎ、歌い過ぎか。
声帯は、いずれ摩耗していく。
働き過ぎの場合、【体】が正直に必ず活動停止サインを示す。
少し休息して、無理がない体調復活を心から願っている。

4月の明治座公演を鑑賞する予定。
今回は弟の嫁がチケットを入手するとのことで、気遣いをいただく。
明治座かあ〜、う〜ん、今から心待ちにしている。
 ●島津亜矢コンサートAgain
 ●島津亜矢コンサート
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CD新譜:名調子!島津亜矢セリフ入り股旅名曲集&亜矢・三波春夫を唄う [島津亜矢]

先日、父親が「島津亜矢の歌が聴きたいなあ〜」と言うので、早速島津亜矢さんの下記CDを購入し、プレゼントした。
故・三波春夫氏の追っかけファンだった父は、私が島津亜矢さんのYouTube動画を紹介するとすぐに気に入り、あっという間に一緒にコンサートを鑑賞したのである。
 ●島津亜矢コンサートAgain

 名調子!島津亜矢セリフ入り股旅名曲集[発売日: 2009/07/22]
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 一本刀土俵入り/天竜三度笠/お俊恋唄/大利根月夜/勘太郎月夜唄/後追い三味線/
 伊那の勘太郎/鴛鴦道中/大利根しぐれ/瞼の母/旅笠道中/名月赤城山/
 流転/関の弥太っぺ/ 吉良の仁吉/仲乗り新三/妻恋道中/赤城山

 亜矢・三波春夫を唄う[発売日: 2009/10/21]
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 元禄花の兄弟 赤垣源蔵/大利根無情/チャンチキおけさ/船方さんよ/雪の渡り鳥/
 天竜しぶき笠/トッチャカ人生/桃中軒雲右ヱ門/出世佐渡情話/元禄名槍譜 俵星玄蕃

歌が巧い!
この一言に尽きる。
丁度今も、父が隣りの部屋で、CDから流れる彼女の歌声を、実に楽しげに聴いている。
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元禄名槍譜 俵星玄蕃を歌う島津亜矢 [島津亜矢]

10/6(火)放映されたNHK歌謡コンサートにて、島津亜矢さんが長編歌謡浪曲の名曲『元禄名槍譜 俵星玄蕃』を披露した。
その見事な歌唱ぶりと熱演、それを全国放映したNHKが、素晴らしい!
彼女はNHK歌謡コンサートの常連出演者の一人で、NHK-BS『日本のうた』から誕生した企画アルバム『島津亜矢 BS日本のうた』( Ⅰ?Ⅴ )を発売している。
しかしながら、NHK紅白歌合戦には、未だ1回しか出演していない。

●三波春夫と島津亜矢の接点
全編歌うと約8分30秒強、全編歌うのは流石に無理であろうと予想し、カット版は仕方なしと思ったが、約6分弱ほど歌う。
今のTV業界では、かなり異例の扱いであろう。
《 白色の羽織、鶯色の袴姿 》といった装い、凛々しく颯爽とした立ち姿にも心が揺れた。
手指の所作がもう少し柔らかくなったら、更に上質となろう。
そこまで細かな神経を使って欲しいと願うのは、酷なことかもしれない。

満席のNHKホール、歌詞がテロップで流れる、番組でのメイン扱い、三波氏との比較等、ただならぬ緊張感が彼女の胸中を占めていたであろうと感じた。
初めて彼女の『元禄名槍譜 俵星玄蕃』を聴かれた方にとっては、恐らくピンと来ないであろうし、往年の三波春夫ファンにとっては、NG評価されるかもしれない。
だが..... 現在の歌謡界で、これほど上級上質な歌唱力を有する歌手は、然う然ういないということは明白であろう。
それに、どなたもこういった形態の曲を歌い継いでいない.....?

何故、私がこれほどまでに彼女に魅了されるのか。
それは、歌が巧いからだ。
興味がある方は、左記欄の【カテゴリー:島津亜矢】をご覧いただきたい。
勝手な自己評価ばかりを記述し、少し興奮気味であることをお許し願いたい。

 元禄名槍譜 俵星玄蕃  詞:北村桃児[三波春夫] 曲:長津義司 歌詞はこちら
 [>]島津亜矢 
 

 [>]三波春夫
 

 [>]三波春夫
  
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島津亜矢コンサートAgain [島津亜矢]

7/30(木)、島津亜矢コンサート[大宮ソニックシティ大ホール:夜の部]を再び鑑賞した。
2,500人収容の大ホールであるが、8割程が埋まり大変盛会であった。
私にとって、今月のメインイベント!
参加メンバーは、私の両親、弟の嫁の両親(10年来の島津亜矢の追っかけファン)、Fさん@トンペイ事務局&演歌班 といった凄い組合せ。
今年4月に彼女の存在を知り、短期間でゾッコン、今日に至る。
まだまだ暫くは、マイブームが続くであろう。

 ’09 島津亜矢コンサート 颯爽【さっそう】!!
演目は浅草公会堂でのコンサート[6/6]と同様であったが、広い空間に響く歌声とスケール感が違っていて、存分に楽しめた。
 ●島津亜矢コンサート
 ●三波春夫と島津亜矢の接点
 
[改めて凄い!と感じたこと]
 ・圧倒的な声量、しかもどこまでも伸びていく声である。
 ・膝をかがめて座っても、フィギュアスケート:荒川静香のイナバウアー状態の振付け
  でも、観客からの握手に応えて前屈みになっても、直立時の姿勢と全く変わらない声、
  ぶれない声である。
 ・低音から高音(ファルセット含む)まで、自由自在に声区の移動ができていて、正確
  な音程を維持している。
 ・声を通しての感情表現が、実に豊かで巧みである。
[父親の講評]
 ・島津亜矢は、体全体で歌っている。
 ・彼女は、歌の聴かせ所をよく心得ている。
 ・フレーズの押し引きが巧みだ。
お〜、流石に三波春夫の追っかけファンだったこともあり、私と同じ評価ではないか!
親子の着眼点は同じであった。

『戦友』(第1部の終曲)−
 3番の歌詞(14番まで歌詞あり)辺りから歌の情景が浮かび、この曲をいつも歌って聴かせてくれた亡き祖父の顔を思い出し、図らずも泣いてしまった。
 3番)ああ戦いの最中に 隣に居ったこの友の
     にわかにはたと倒れしを 我は思わず駆け寄りて
 4番)軍律厳しい中なれど これが見捨てておかりょうか
     しっかりせよと抱き起こし 仮包帯も弾の中
 5番)おりから起こる吶喊に 友はようよう顔上げて
     御国のためだかまわずに 遅れてくれなと目に涙
 6番)あとに心は残れども 残しちゃならぬこの体
     それじゃ行くよと別れたが 永の別れとなったのか
 7番)戦い済んで日が暮れて 探しに戻る心では
     どうか生きていてくれと 物なと言えと願うたに

 10番)それより後は一本の 煙草も二人分けてのみ
     着いた手紙も見せ合うて 身の上話繰り返し
 11番)肩を抱いては口癖に どうせ命はないものよ
     死んだら骨を頼むぞと 言い交わしたる二人仲
 12番)思いもよらず我一人 不思議に命永らえて
     赤い夕陽の満州に 友の塚穴掘ろうとは

私の前に座っていたおばちゃん2人組 − 終始帽子をかぶったままのおかしな2人 −
演奏中にベチャベシャとおしゃべりを続け、周囲が我慢するも、最後に言い放った一言。
 「長い曲ね〜」=明らかに飽きたという感情入り
「だったから、初めからコンサートに来るな!」と言いたかったが、弱腰の私は何も言えず。
ファン以外も来場しているんだなあ。

『豪商一代 紀伊国屋文左衛門』(第2部の終曲)−
 昼の部において既に1時間40分間を単身で歌い、夜の部で1時間30分歌い終えた後に、終曲に10分間の大曲を見事に歌い上げる。
 恐るべしスタミナに、心から敬意を表したいと同時に、くれぐれも声帯は大事に労ってほしいと願うばかりだ。
 ▶豪商一代 紀伊国屋文左衛門
 

終演後は、ソニックシティ前の蕎麦屋にて、鴨汁の付け汁で旨い手打ち蕎麦を食した。
更に嬉しいことに、十四代(日本酒)が3種類[純米酒/純米吟醸/純米大吟醸]も入荷されていて、純米酒を2合堪能。
今日は、いい事ばかりが続いた一日であった。

先週のNHK歌謡コンサートに彼女が出演し、『一本刀土俵入り』を歌った。
制限時間内での熱唱、圧倒的な声量と存在感、舞台女優のような演技力(台詞廻し)が際立つ。
終盤の台詞廻しに感激し、涙が出た。
現代の日本歌謡界において至宝と評されている理由が、よく理解できる。

 ▶一本刀土俵入り 三波春夫
 
 ▶一本刀土俵入り 島津亜矢
 
 三波春夫さんのカバー曲であると思っていたが、題材は同じでもメロディは別物であることを、初めて認識した。 
 ▶一本刀土俵入り 島津亜矢
 
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三波春夫と島津亜矢の接点 [島津亜矢]

島津亜矢さんの歌唱力にゾッコンとなり、少し収拾がつかなくなっている今日この頃。
彼女は歌謡浪曲シリーズと題して、国民的歌手と評された故・三波春夫さんの楽曲をカバーしている。
 島津亜矢 大全集【CD6枚組】−DISC3 歌謡浪曲と名場面傑作選−
 https://www.gakubun.co.jp/hanbai/shouhin/331195.html

お二方の歌唱を、聴き比べてみた。
男声と女声、時代、録音状況、好み、知名度など色々な違いはあるが、
 1)卓越した歌唱力 
 2)心を惹き付けるエンターテイメント 
 3)軽快なこぶし廻し 
は共通している。

先日、父親にこの件を話したら、何と!三波さんの[おっかけファン]だったということを初めて聞かされた。
数々のコンサート会場へ足を運んだようだ。
下記の動画を一緒に魅入った次第で、やはり、血は争えないものである。
三波さんの【口上】が流暢かつ迫力あり、何よりも【所作】が一際美しい。

演歌や浪曲に【歌心】の影響を受けるも、来月からは『Gloria』(「Missa Mater Patris et Filia」から 作曲:Josquin des Prez)を歌う予定。
我ながら、何だか節操がないなあと感じている。

 ▶元禄名槍譜 俵星玄蕃
  三波春夫
 
  三波春夫
 
  島津亜矢
 
 
 ▶豪商一代 紀伊国屋文左衛門
  三波春夫
 
  島津亜矢
 

昨日、NHK歌謡コンサート〜「美空ひばりを歌い継ぐ」〜に島津亜矢さんが出演していた。
偶然チャンネルを切り替えた時に『柔』を歌っていて、2番歌詞からであったが鑑賞できた。
いつもの勢いがやや感じられなかったのは、気のせいであろうか(疲労か)
しかし、やはり歌が巧い。
それに比べて、他の歌手の歌唱力がなあ.....
 《 小椋 佳さんの『愛燦燦』は、説得力があり聴き入った 》
あの曲もその曲も、彼女が歌えば違った表現であったであろうと思う。
失敬千万を承知で率直に感想を述べてしまうが、棒歌い/声量が落ちた/顔だけ/ビブラート多用 の出演歌手(ファンの方には申し訳ない)が多かった。
『真っ赤な太陽』はキーを下げた演奏で、重い印象を受け腹が立ち幻滅した。
番組の最後にアナウンスされた曲が『悲しい酒』、彼女が歌うのを期待していたが、結局は大物男性歌手が歌う。

自分勝手に暴走しているので、7/30(木)大宮ソニックシティ大ホールでのリサイタルまでおとなしく自粛しよう。
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島津亜矢コンサート [島津亜矢]

6/5(金)、急に思い立って、島津亜矢コンサートを鑑賞した。
コンサート前日に主催会社へ電話確認し、当日券発売との情報を得た。

 ’09 島津亜矢コンサート 颯爽【さっそう】!! 場所:浅草公会堂(1,200席)
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ほぼ満席の会場、観客の年齢層は10代、20代、30代は皆無、私のような40代も非常に少なく、ほとんどが50代以上であった。
会場内で浮いていた自分を感じていたが.....
1階席、前から7列目で鑑賞した。

天才的な歌唱力の持ち主である。
何度も鳥肌が立ち、曲が終わるたびに、「巧い! 凄い!」と心の中で呟いていた。
YouTube動画やCD音源で彼女の歌を聴いていたが、ライブは秀逸である。
 <トンペイのFさんから頂いたCD『波動 亜矢・美空ひばりを唄う』の見事な歌唱力に脱帽>
客席に降りて来て、数メートル先にいた彼女の声の迫力には、恐れ入った。
巧い歌唱法、響く発声、人を楽しませるエンターテイメント、勉強させていただいた。
 
 ・決して音程がぶれない
  ▼客席で観客と握手をしたり、少しだけ興奮した観客に手を引っ張られても、崩れないとは
   どういうことか!?
 ・声の伸びが、ずば抜けている
 ・声量及び声の勢いが最後まで落ちない
 ・低音から高音まで、どの音も当って響いている
 ・芳醇な声は、空間を突き抜けている響き
 ・曲によって、または曲中でも音色に変化をつける
  ▼息混ぜ、緩急、強弱、押しと抜き、唸り、こぶし、ビブラートの回数、ポルタメント等
 ・明確な子音発音
 ・実声からファルセットへの移動がスムーズで滑らか
 ・ファルセットでも強い声(上擦りなしで安定)
 ・見事な感情移入 
 ・表現が巧みなので他の歌手の持ち歌でも、完全に自分の曲にしてしまう 等
 
これだけ優れた演歌歌手は、恐らく現代の演歌界では彼女が一番であろう。
天童よしみさんや、演劇表現ができるちあきなおみさんにも同様の感想を持つ。
演歌だけには留まらず、J-POPS、歌謡曲、浪曲もきっちり歌いこなせる。
JAZZやオペラも歌えるであろう。
J-POPS、歌謡曲はこぶし抜きで、真っすぐな発声で歌唱法を使い分けている。
ましてや、軍歌には驚いた。

 −覚えている範囲で記載−
 ▶第1部:55分間
 ♫ おてもやん恋唄 サンバ調の曲でオープニングで、衣装は着物。
 ♫ 昭和歌謡メドレー 〜北海の満月黒百合の歌紅とんぼ(ちあきなおみ)他
  北海の満月/黒百合の歌を聴けるなんて思ってもいなかったので、幸せであった。
 ♫ 戦友 
  [ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕陽に照らされて 友は野末の石の下]
  14番までの歌詞を歌い切る。亡くなった私の祖父がよく歌ってくれた。
   ▶ http://www.youtube.com/watch?v=F-O6qZFHOxA
 ♫ 愛のメモリー(松崎しげる)
  真っ白なロングドレスに着替えての登場。声量が圧巻。
 ♫ 地上の星 (中島みゆき)
  終始【唸り声】で歌唱。よく喉がつぶれないなあと思った。
 ♫ UFO(ピンクレディー)
  蛍光ピンクのミニスカートに着替えて、シルバーのロングブーツを履いて登場、振り付き。
 ♫ 見上げてごらん夜の星を(坂本九)
  途中、「えっ! 本当に!? 最後すごい高音になるぞ」と驚いたほど跳躍した転調。
  流石、ぶれないファルセット歌唱。
   −休憩:20分−
 ▶第2部:45分間
 ♫ メドレー 〜出世坂愛染かつらをもう一度 他  客席に降りて握手
 ♫ 帰えらんちゃよか
  私が初めて彼女の存在を知った曲。巧い。
 ♫ 感謝状〜母へのメッセージ~ 
  驚いたことに、お母さんが客席に座っていらした。
  客席に降り、号泣するお母さんのそばに寄り添い、優しく語りかけるように歌っていた。
 ♫ おつう 
  民話『鶴の女房』を題材にした曲。名作歌謡劇場シリーズと題した彼女のオリジナル曲。
 ♫ 豪商一代 紀伊国屋文左衛門 
  本領発揮! 絶品圧巻であった。浪曲もこなせるんだなあ。

映像やCDジャケット等の姿を拝見していると、少しぽっちゃりしているなあと思っていたが、実際に真近で見た彼女は、小柄で顔も小さい。
13歳でテイチクレコードにスカウト、14歳で上京、15歳前にデビュー。
今年38歳を迎えたが、歌手生活25周年とのことで、すでにベテランの域である。
発声の基礎がしっかりしているので大丈夫だとは思うが.....年間の舞台数が多いため、声帯が少しずつ摩耗していくかもしれない。
声帯を大事にいたわりながら、長く歌い続けていくことを心から期待したい。

次回、東京近郊でのコンサートは、大宮ソニックシティで開催される模様(7/30)
さて、どうするか.....

 ▶豪商一代 紀伊国屋文左衛門
  
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歌手:島津亜矢の魅力にハマるその2 [島津亜矢]

調子に乗ってしまっている自分と自覚しながら、島津亜矢さんに関する感想。
島津亜矢さん、原曲以上に巧みに歌い上げる歌唱力と表現力を持つ歌手であることが、この『娘に』で如実にわかる!
感情移入、父親と母親の2役演じ分け、声の伸び、声の押しと引き、正確な音程維持、いやらしくないビブラートなど。
と..... 私自身は勝手に思い、彼女の今後の活躍を見守りたい。
来月(6/5&6/6)浅草公会堂でのコンサートに行こうかな〜。
思わぬ展開に、久しぶりに自分自身が驚いている。

娘に
 

に 吉幾三(原曲)
 

娘に 吉幾三&島津亜矢
 
 −親や子を気遣う歌あれこれ−
 http://1999-malechoirpopeye.blog.so-net.ne.jp/2009-04-25-2
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歌手:島津亜矢の魅力にハマる [島津亜矢]

先月、[親や子を気遣う歌]をテーマとして、演歌歌手:島津亜矢さんを紹介した。
トンペイの超名物Bass:K氏(現在USAのWashington DC 在住)からのE-mailをきっかけに、私は初めて彼女の歌を聴いた。
彼女の歌唱力に、すっかりハマってしまった。
影響を受けやすく、何事にもハマりやすい私は、3月は、小田和正氏が歌う『粉雪』(原曲:レミオロメン)が、1週間以上頭の中を駆け巡っていた次第。
まだ暫くの間、彼女の歌が、頭の中から抜けそうもない。

 ▶こぶしdeねっと(演歌歌謡曲サイト) プロフィール掲載
 http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/shimazu/profile/profile.html

 ▶風雪ながれ旅 北島三郎/島津亜矢
 
 [ 3番歌詞  髪の匂いも なつかしい〜
ファルセットに逃げず、高音(E)を実声で張り上げ、脳天に声がかっちりと当たっている驚異的な歌唱力。
聴き手にぐっと感動を伝える【歌心】を持っていると思う。
 ■ 北島三郎氏の高音(F)も、失礼ながら高齢にしては凄いなあ〜 ■
子音も立っていて歌詞がよく聴き取れる上、何と言っても艶と張りのある声が特徴的だ。
<Classic Hallに耐え得る歌唱力>との故・前田憲男氏の評価は、正解であろう。
Classicな発声も併せて習得したら、凄い事になるかもしれない。

通常の女性演歌歌手は、音域が狭く、細い声なので、余計に彼女の特性が光っている。
女性演歌界では、島津亜矢さんと天童よしみさんが、抜きん出た才能であろう!
 ■ 13歳の天童よしみさんが歌った『いなかっぺ大将』の主題歌(大ちゃん数え歌)も凄い ■
J-POPの歌い分けができていることも、大したものだ。
通常、演歌歌手がJ-POPを歌ったりカバーした場合、音の入りのずり上がり、こぶしが抜けない、揺れが大きなキツいビブラート等が多いが、この歌手は別。

 ▶あなたに逢いたくて(原曲:松田聖子)
 

 ▶飾りじゃないのよ涙は(原曲:中森明菜)
 

 ▶会いたい(原曲:沢田知可子)
 

 ▶さくら(独唱) (原曲:森山直太郎)
 

 −親や子を気遣う歌あれこれ−
 http://1999-malechoirpopeye.blog.so-net.ne.jp/2009-04-25-2
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