楽譜新譜:女声合唱とピアノのための「女に 第3組曲」 [鈴木輝昭氏]
鈴木輝昭先生の「女に」シリーズの新作楽譜が、いよいよ発売される[7/31発売予定]。
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▼鈴木輝昭 合唱作品総覧内の紹介ページはこちら
「女に」ファンの自分としては、とても嬉しい。
●CD新譜:日本合唱曲全集「女に」鈴木輝昭作品集2
女声合唱とピアノのための「女に 第3組曲」
詩:谷川俊太郎 曲:鈴木輝昭
心臓―足/初めての―日々また/迷子/電話―旅
下記に紹介文を転載させていただく。
「女に 第1集・第2集」から20年の歳月を経て作曲された「第3組曲」。
前作を踏襲する続編としてではなく、年齢も経験も感性も変化した中での“新しい”「 女に」の誕生となる。
心臓―素足(5’50”)/初めての―日々また(5’50”)/迷子(2’00”)/電話―旅(6’20”) 全4曲。
演奏時間約21分。
[2020/7/30追記]
併せて、鈴木輝昭先生の前書きを転載させていただく。
<まえがき>
安積黎明高等学校合唱団の委嘱により《女に 第3組曲》を作曲した(2017-2019)。
テキストは、谷川俊太郎詩集【女に】によるもので、第3組曲は「心臓-素足」「初めての-日々また」「迷子」「電話-旅」の4曲によって構成されている。
谷川俊太郎詩集【女に】をテキストとした組曲は、安積黎明高校の前身である安積女子高等学校合唱団のために作曲(1996-1999)した《女に 第1集・第2集》(カワイ出版刊)があり、「未生-誕生」に始まり「死-後生」に終わる二つの組曲で、【女に】の時系列上のドラマは完結している。
《女に 第1集・第2集》以後、安積黎明合唱団のために、楽想も様式感も異る五つの組曲作品を作曲してきた。
《女に 第3組曲》を書き始めるまでの17年の歳月をかけて、多くの試みや様々な方向への挑戦を合唱団と共に続けてきた。
その間に、相互で培われた経験や流れ続ける水脈、目に見えないが確かに存在するもの、感性、気配、波動、情感、その他諸々の共振する何ものかに導かれて辿り着いたのが第3組曲である。
《女に》に帰ってきたのではなく、新たに見出された対象として《女に》は、在る。
テキストとなった詩は、1990年代の自分には書けなかったものであり、回避した世界だった。
共通する音楽的言語はあっても、求められる姿は装いとは全く反対のものである。
より深く内部へ向かう観念とどのように対峙するか、合唱団と共にその音楽を創り上げて行く道程は、かけがえのない“時”の連続だった。
本作品の作曲にあたり、委嘱と一部初演を遂げて下さった指揮者 宍戸真市氏、全曲初演を果して下さった指揮者 星英一氏、ピアニスト 鈴木あずさ氏、そして安積黎明高校合唱団諸氏、その他関係者の皆様に心からの敬意と感謝を捧げる次第である。
鈴木輝昭
昨年のライブビューイングにて、《電話―旅》を鑑賞させていただいた。
演奏は、勿論ながら、委嘱団体である福島県立安積黎明高等学校合唱団[女声40名]。
冒頭の音から、
「あ〜、【女に】の世界観だ〜」
「あの演奏技法が再演されている〜」
と、一人勝手に感慨にふけった。
復職された星英一先生(福島東高校→安積黎明高校)の指揮の下、部員が増えない状況下にもかかわらず、安積黎明サウンドは健在であった!
●ライブ・ビューイング初体験!
<参照>
「女に」に関するデータは下記の通り。
▼Wikipediaによる詳細情報はこちら
▼鈴木輝昭 合唱作品総覧による「女に 第1集」はこちら/「女に 第2集」はこちら
●第1集全曲初演[計7曲]
日時:平成9年[1997年]7月27日
福島県立安積女子高等学校合唱団第27回定期演奏会
指揮:菅野正美/ピアノ:東みのり
●第2集全曲初演[計7曲]
日時:平成11年[1999年]7月24日
福島県立安積女子高等学校合唱団第29回定期演奏会
指揮:星英一/ピアノ:東みのり
●全曲録音
録音年月日:平成11年[1999年]8月12日・13日
録音会場:福島県矢吹町文化センター
指揮:菅野正美
ピアノ:東みのり(1・2・4・6〜9)/鈴木あずさ(11・12・14)
▼収録曲目一覧はこちら
[全日本合唱コンクール全国大会の軌跡 Ⅰ]福島県立安積女子高等学校合唱団(1980-1989)
[全日本合唱コンクール全国大会の軌跡Ⅱ]福島県立安積女子高等学校合唱団(1990-2000)
●CD新譜:全日本合唱コンクール全国大会の軌跡 III/安積黎明高等学校合唱団(2001−2011)
●CD新譜:鈴木輝昭 男声合唱作品集
●CD新譜:鈴木輝昭 合唱の地平Ⅲ
●CD新譜:鈴木輝昭 合唱の地平Ⅱ ~レクイエム
●CD新譜:鈴木輝昭 合唱の地平
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「女に」ファンの自分としては、とても嬉しい。
●CD新譜:日本合唱曲全集「女に」鈴木輝昭作品集2
女声合唱とピアノのための「女に 第3組曲」
詩:谷川俊太郎 曲:鈴木輝昭
心臓―足/初めての―日々また/迷子/電話―旅
下記に紹介文を転載させていただく。
「女に 第1集・第2集」から20年の歳月を経て作曲された「第3組曲」。
前作を踏襲する続編としてではなく、年齢も経験も感性も変化した中での“新しい”「 女に」の誕生となる。
心臓―素足(5’50”)/初めての―日々また(5’50”)/迷子(2’00”)/電話―旅(6’20”) 全4曲。
演奏時間約21分。
[2020/7/30追記]
併せて、鈴木輝昭先生の前書きを転載させていただく。
<まえがき>
安積黎明高等学校合唱団の委嘱により《女に 第3組曲》を作曲した(2017-2019)。
テキストは、谷川俊太郎詩集【女に】によるもので、第3組曲は「心臓-素足」「初めての-日々また」「迷子」「電話-旅」の4曲によって構成されている。
谷川俊太郎詩集【女に】をテキストとした組曲は、安積黎明高校の前身である安積女子高等学校合唱団のために作曲(1996-1999)した《女に 第1集・第2集》(カワイ出版刊)があり、「未生-誕生」に始まり「死-後生」に終わる二つの組曲で、【女に】の時系列上のドラマは完結している。
《女に 第1集・第2集》以後、安積黎明合唱団のために、楽想も様式感も異る五つの組曲作品を作曲してきた。
《女に 第3組曲》を書き始めるまでの17年の歳月をかけて、多くの試みや様々な方向への挑戦を合唱団と共に続けてきた。
その間に、相互で培われた経験や流れ続ける水脈、目に見えないが確かに存在するもの、感性、気配、波動、情感、その他諸々の共振する何ものかに導かれて辿り着いたのが第3組曲である。
《女に》に帰ってきたのではなく、新たに見出された対象として《女に》は、在る。
テキストとなった詩は、1990年代の自分には書けなかったものであり、回避した世界だった。
共通する音楽的言語はあっても、求められる姿は装いとは全く反対のものである。
より深く内部へ向かう観念とどのように対峙するか、合唱団と共にその音楽を創り上げて行く道程は、かけがえのない“時”の連続だった。
本作品の作曲にあたり、委嘱と一部初演を遂げて下さった指揮者 宍戸真市氏、全曲初演を果して下さった指揮者 星英一氏、ピアニスト 鈴木あずさ氏、そして安積黎明高校合唱団諸氏、その他関係者の皆様に心からの敬意と感謝を捧げる次第である。
鈴木輝昭
昨年のライブビューイングにて、《電話―旅》を鑑賞させていただいた。
演奏は、勿論ながら、委嘱団体である福島県立安積黎明高等学校合唱団[女声40名]。
冒頭の音から、
「あ〜、【女に】の世界観だ〜」
「あの演奏技法が再演されている〜」
と、一人勝手に感慨にふけった。
復職された星英一先生(福島東高校→安積黎明高校)の指揮の下、部員が増えない状況下にもかかわらず、安積黎明サウンドは健在であった!
●ライブ・ビューイング初体験!
<参照>
「女に」に関するデータは下記の通り。
▼Wikipediaによる詳細情報はこちら
▼鈴木輝昭 合唱作品総覧による「女に 第1集」はこちら/「女に 第2集」はこちら
●第1集全曲初演[計7曲]
日時:平成9年[1997年]7月27日
福島県立安積女子高等学校合唱団第27回定期演奏会
指揮:菅野正美/ピアノ:東みのり
●第2集全曲初演[計7曲]
日時:平成11年[1999年]7月24日
福島県立安積女子高等学校合唱団第29回定期演奏会
指揮:星英一/ピアノ:東みのり
●全曲録音
録音年月日:平成11年[1999年]8月12日・13日
録音会場:福島県矢吹町文化センター
指揮:菅野正美
ピアノ:東みのり(1・2・4・6〜9)/鈴木あずさ(11・12・14)
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[全日本合唱コンクール全国大会の軌跡 Ⅰ]福島県立安積女子高等学校合唱団(1980-1989)
[全日本合唱コンクール全国大会の軌跡Ⅱ]福島県立安積女子高等学校合唱団(1990-2000)
●CD新譜:全日本合唱コンクール全国大会の軌跡 III/安積黎明高等学校合唱団(2001−2011)
●CD新譜:鈴木輝昭 男声合唱作品集
●CD新譜:鈴木輝昭 合唱の地平Ⅲ
●CD新譜:鈴木輝昭 合唱の地平Ⅱ ~レクイエム
●CD新譜:鈴木輝昭 合唱の地平