SSブログ

「雨」混声版 [多田武彦氏]

多田武彦氏が作曲した男声合唱組曲「雨」〜「雨」(詩:八木重吉)は、日本の男声合唱界における名作と評されていて、多くの男声合唱団で歌い継がれている。
「葬儀の際に、BGMで流して欲しい..... 合唱団の仲間に歌って欲しい.....」と言った発言をされる男声合唱愛好者もいらっしゃる位だ。
合唱経験者の女声からも支持が高い楽曲である。
合唱経験者でなくとも、八木重吉による有名な詩であるので、広く世間に知られている。

多田先生はご自身の男声合唱組曲のいくつかを混声合唱に編曲されている。
下記はお世話になっている多田武彦〔タダタケ〕データベース。から転載させていただく。
 中勘助の詩から[1981年]/柳河風俗詩[1986年]/富士山[198?年]
 わがふるき日のうた[2001年]/北陸にて/[200?年]/観音[2005年]

YouTubeに「雨」混声版の演奏動画が掲載されていたのでご紹介したい。
Tenorの有名なSoloを、Sopが歌っているのが興味深い。
 ▶多田武彦〔タダタケ〕データベース。における混声版の解説はこちら
上記解説には、[Sop or Ten. Solo]と記されている。

合唱団PHENIX 第32回リサイタル
 

表題からは外れるが、「中勘助の詩から」の混声版動画が掲載されている。
 ▶「中勘助の詩から」混声版その1はこちら[絵日傘・椿・四十雀]
 ▶「中勘助の詩から」混声版その2はこちら[ほほじろの声・かもめ・ふり売り]
 ●混声合唱組曲「中勘助の詩から」
nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

タダタケを歌う会ファーストコンサートのご案内 [多田武彦氏]

「タダタケを歌う会」については、以前このブログにて紹介させていただいた。
 ●タダタケを歌う会 〜 The Tadatake Singers

いよいよ待望の第1回演奏会を開催するとのことだ。
タダタケファンの私としては、大変期待したい演奏会である。
私が大好きな組曲の一つである「東京景物詩」を演奏予定とのこと。
残念ながら、演奏会当日はUTA Companyの最終練習(本番1週間前)があるため伺えず。
演奏会の盛会を、心から祈念している。
 ▶「タダタケを歌う会」HPはこちら
 ▶ブログによる紹介記事はこちら[ブログ:合唱三昧]

タダタケを歌う会ファーストコンサート
 日時:6月5日(日) 開演13:30 開演14:00
 会場:JTアートホール アフィニス[256席]
 曲目
  男声合唱組曲「東京景物詩」全曲 指揮:藤田正浩
  「柳河」 「石家荘にて」等 指揮:藤田正浩
  男声合唱組曲「南国の空青けれど」全曲 指揮:髙坂徹
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

達治の旅情 [多田武彦氏]

多田武彦氏の新作情報である。
このブログで何度も多田先生の新曲情報を紹介させていただいているが、余りにも創作ペースが速すぎて、私のアンテナでは追い付けない。
多田武彦〔タダタケ〕データベース。による迅速な情報提供に感謝している。
2006年以降の新作数[16作品]は、並外れていると思われる。
 ▶多田武彦〔タダタケ〕データベース。内の作品リストはこちら
 ●多田先生の活躍
 ●秀声会第6回演奏会
 ●第17回東西四大学OB合唱連盟演奏会
 ●東京景物詩・第二
 ●中也の四季

多田先生は、ご自身ではHP/Blog/Facebook/Twitter等を管理運営されていないが、ネットを通じて、日々世界の最新情報を入手されている方である。
近年はパソコンを活用して作曲し、参考音源を作成してCDーR等に録音、委嘱合唱団へ配布するなど、パソコンを扱う技術もしっかりとお持ちだ。
昭和5年[1930年]生まれで、昨年80歳を迎えられた。

男声合唱組曲「達治の旅情」
 詩:三好達治
 曲構成:6曲 いつしかにひさしわが旅/南の海/西国札所/天上大風/松子/国のはて
 委嘱初演団体:小田原男声合唱団−小田原男声合唱団40周年記念委嘱作品−
 初演予定年月日:2011年11月12日(土)
         第40回記念定期演奏会(小田原市民会館)
 ▶小田原男声合唱団HPはこちら
 ▶多田武彦〔タダタケ〕データベース。内の「達治の旅情」に関する情報はこちら

小田原男声合唱団による多田武彦氏への委嘱作品は、これで4作目とのこと。
団員一同が、多田作品への[ただならぬ]愛着と傾倒している姿勢が、実に見事に分かる。
[1作目]
 男声合唱組曲「西湘の風雅」 詩:大木惇夫
 初演指揮者:外山浩爾
 初演年月日:2001年11月10日 
       小田原男声合唱団創立30周年記念演奏会(小田原市民会館)

[2作目]
 男声合唱組曲「冱寒小景」 詩:北原白秋
 初演指揮者:外山浩爾
 初演年月日:2006年10月18日 
       JAMCA大分演奏会(iichiko総合文化センター)

[3作目]
 男声合唱組曲「大木惇夫の詩から 四季點綴」 詩:大木惇夫
 初演指揮者:外山浩爾
 初演年月日:2008年9月14日 
       JAMCA滋賀演奏会(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)

「中也の四季」以降の初演予定組曲は、下記の通り[年月日は初演予定日]
−多田武彦〔タダタケ〕データベース。から情報転載−
 ●落葉松と焚火/詩:北原白秋/東京クローバークラブ[2011.3.26]
  ▶東京クローバークラブによる解説はこちら(多田先生の直筆メモ入り)
 ●ふるさとの夜に寄す/詩:立原道造/白門グリークラブ[2011.5.22]
 ●歳月/詩:尾崎喜八/神戸男声合唱団[2011.10.29]
 ●達治の旅情/詩:三好達治/小田原男声合唱団[2011.11.12]

多田作品に関するデータベースは、多田武彦〔タダタケ〕データベース。が有名であるが、多田先生から公認を受けた多田武彦<公認サイト>をコール・グランツ:K氏が管理している。
(私の台詞は毎回同じであるが.....)凄いです! Kさん!!
多田武彦<公認サイト>

このブログ内の多田武彦氏に関する記事は、左記 カテゴリー ▶多田武彦氏 を参照願いたい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

中也の四季 [多田武彦氏]

多田先生の新作である男声合唱組曲「中也の四季」
男声合唱団「風」(兵庫県)が、6/20の演奏会にて無事初演された模様だ。
このブログにて、度々多田先生の新曲について情報紹介させていただいているが、先生の創作ペースが非常に速く、私のアンテナでは追い付くのがやっとである。
 ●東京景物詩・第二
 ●多田先生の活躍
創作意欲の凄まじさに、改めて感嘆している。

男声合唱組曲「中也の四季」 
 委嘱初演団体:男声合唱団「風」
 初演指揮者:畑 博道氏
 初演年月日:2010年6月20日 男声合唱団「風」第11回演奏会
 詩:中原中也(詩集:山羊の歌/在りし日の歌)
 曲構成:6曲 春の夜/春の雨/夏の海/秋の夜空/帰郷/除夜の鐘
男声合唱団「風」HP
▶紹介された新聞記事はこちら
 父の日演奏会:「中也の四季」初披露-20日、加古川・男声合唱団「風」/兵庫

新作の「中也の四季」、どんな作風、響きに仕上がっているのであろうか。

下記演奏会にて、再演予定のようだ。
 合唱の夕べ 「雪明りの路」~兵庫県の男声合唱団「風」とともに~
  日時:8月21日(土) 開場17:30 開演18:00
  会場:小樽市民センターマリンホール
  出演:小樽市役所グリークラブ(小樽市) 男声合唱団「風」(加古川市) 
     余市混声合唱団(余市町) 小樽商科大学グリークラブOB会(札幌市)
男声合唱合同ステージは、男声合唱組曲「雪明かりの路」(詩:伊藤 整 曲:多田武彦)

これまで、多田先生は、中原中也の詩を用いた下記組曲を作曲した。
 ▼男声合唱組曲「在りし日の歌」(1960年)
 ▼男声合唱組曲「中原中也の詩から」(1967年)
  差し替えられた楽曲:「●●女」は、実に名曲だと思う。
 ▼男声合唱組曲「中原中也の詩から」[改訂版](1981年)
 ▼男声合唱組曲「冬の日の記憶」 (1977年)
 「南無 ダダ」を初めて聴いた際、強烈な印象を受けた。
 ▼男声合唱組曲「中原中也の詩から・第二」(1985年)

多田武彦<公認サイト>
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

小学生の詩による男声合唱組曲 [多田武彦氏]

多田先生が作曲された「小学生の詩による男声合唱組曲」
以前からどういった楽曲なのであろうかと興味を持ち続けていたが、一部音源がネット上に紹介されていたので、早速聴かせていただいた。
貴重な音源を紹介いただき、ありがとうございました。

▶エムズの片割れ 多田武彦作曲 男声合唱「死んだおかあちゃん」
 ブログ管理人:エムズの片割れ様から、リンクの許諾をいただき紹介させていただく。
 一部音源アップは下記2曲のみで、昭和42年~44年頃とのことである。
  「Ⅶ. 死んだおかあちゃん」
    詩:香川美治子(大阪府弘治小学校児童) 曲:多田武彦
  「Ⅳ. あり」
    詩:大塚聖子(東京都経堂小学校児童) 曲:多田武彦

▶多田武彦〔タダタケ〕データベース。はこちら

−下記は、多田武彦〔タダタケ〕データベース。から情報掲載−
小学生が創った詩に多田先生が旋律をつけた楽曲で、計8曲から構成された組曲。
 1)麦ふみ 2)お月さま 3)しょうぶ 4)あり 5)用水ぼり 
 6)あさ 7)死んだお母ちゃん 8)かぶ 
楽譜は、カワイ楽譜「多田武彦男声合唱組曲集」[昭和37年(1962年)2月初刊]
初演年月日は不明であるが、第2回福岡大学メール・ハーモニー定期演奏会[1962年11月26日]で選曲。
女声合唱、童声合唱による演奏も可能であるとのこと。

多田武彦<公認サイト>
nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

作品第肆の混声版 [多田武彦氏]

多田先生の有名な組曲「富士山」(詩:草野心平)の【混声版】を、偶然に聴く事ができた。
「富士山」の中で最も有名な曲で、男声合唱団の愛唱歌である「Ⅱ. 作品第肆」である。
演奏は、何と!東京工業大学混声合唱団コール・クライネス。

▶演奏音源はこちら
 演奏:東京工業大学混声合唱団コール・クライネス
 編曲・指揮:加藤磐郎
和声が美しく良くはもっていて、整った演奏に好感を持った次第。
貴重な音源をご紹介いただいた管理者様、ありがとうございました。

加藤磐郎氏(1995年逝去)とコール・クライネスの関係は下記参照願いたい。
[コール・クライネスのHPから転載]
  コールクライネスとVAN先生
   コールクライネスが誕生して間もない昭和40年から、実に31年間もの長きにわた
  って常任指揮者としてご指導をいただいたのが、団員からVAN先生と親しまれた故・
  加藤磐郎先生です。
   VAN先生は技術・運営の両面からコールクライネスへ熱心に力を注がれ、クライネ
  スを全国に名を知られる一大合唱団へ育て上げました。先生が提唱された「練習が命」
  のスローガンは、今も団員に受け継がれています。

第45回全日本合唱コンクールでは、多田先生の「雪明りの路」から「月夜を歩く」を編曲して出場、見事金賞を受賞している。
 ▶第45回全日本合唱コンクール[1992年11月22日/仙台サンプラザ]
 ▶演奏収録CDはこちら
  演奏:東京工業大学混声合唱団コール・クライネス
  課題曲:Es geht ein Wehen[G2](曲:J. Brahms)
  自由曲:「雪明りの路」〜「Ⅳ. 月夜を歩く」
      (詩:伊藤 整 曲:多田武彦 編:加藤磐郎)
      「五つの童画」〜「Ⅴ. どんぐりのコマ」(詩:高田敏子 曲:三善 晃)
  指揮:加藤磐郎 ピアノ:越田美和

編曲者としても活動され、ロシア民謡を多く編曲されたようだ。
多田作品ファンでありながら、まだまだ知らない情報が沢山あり。 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

多田武彦〔タダタケ〕データベース。にリンク[その3] [多田武彦氏]

多田武彦〔タダタケ〕データベース。にリンクしていただいた。
男声合唱組曲「樅の樹の歌」に関する解説欄である。
 男声合唱組曲「樅の樹の歌」
3曲目に位置づけられた「故知の花(妻に)」に関する、私の拙い感想文だ。
リンクは今回で3回目となる。
 1回目:「雪と花火」の解説欄
 2回目:「草野心平の詩から」の動画欄

学術的、音楽的な解説文では決してなく、自己流の感想に過ぎないので恐縮している。
普段から読書しないので、洒落た言い回し、多彩な言葉を知らない。
そのため、【引き出し】を持ち合わせておらず、多様で知的な文章は書けない。
しかしながら、平易でわかりやすい文体で、簡潔に表現できる。
そして、情報収集は得意だ。
今後も、無理をせずに書き続けることを心掛けていく。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

混声合唱組曲「中勘助の詩から」 [多田武彦氏]

男声合唱組曲として大変有名な「中勘助の詩から」。
 ▶男声版初演:関西学院グリークラブ[1959年]
【混声版】の譜面が出版されていることは承知しているが、音源を聴いたことがなかった。
奇遇にも、YouTubeに演奏動画が掲載されていた。
 ▶混声版初演:神戸中央合唱団[1981年]

多田作品ファン又は「中勘助の詩から」を好む方にとっては、参考として一聴されてはどうか。
なお、終曲「追羽根」は選曲されていない。
Tenor Soloの過重な負担を回避したのであろうか。
 演奏:東京理科大学混声合唱団
 混声合唱組曲「中勘助の詩から」Part1 
  1' 40"〜 絵日傘/3' 30"〜 椿/5' 10"〜 四十雀
  Tenor Soloは、Soprano Soloに代替されている。
 混声合唱組曲「中勘助の詩から」Part2 
  ほほじろの声/2' 30"〜 かもめ/4' 10"〜 ふり売り

男声版を聴き慣れているため、少し違和感を感じるが、【混声版】も魅力がある。
YouTube、ニコニコ動画等には、多田作品の他の【混声版】楽曲も掲載されている。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

タダタケを歌う会 〜 The Tadatake Singers [多田武彦氏]

タダタケを歌う会[The Tadatake Singers]という合唱団の存在を、先週初めて知った。
 ▶タダタケを歌う会HP
団名からして容易に想像できるが、「タダタケ」(多田武彦氏)をこよなく愛し、合唱人生の限りある時間に、出来るだけ多くの多田作品を歌い、味わうほどに深みを増す多田ワールドを楽しむことを目的として、昨年末に発足したとのこと。(HPの紹介文から引用)
音楽監督は髙坂 徹氏、現在は立教大学グリークラブOB男声合唱団とアラウンド・シンガーズを指導している。
 練習日:第2・第4土曜日 9:00-12:00
 練習場所:西日暮里/日暮里/金町 等
 練習曲:「柳河風俗詩」「東京景物詩」 

多田作品ファンである私が、今までこの団体の存在に気付かなかったとは..... 
情報収集のアンテナが低い。
メンバーの多くが他団体の掛け持ちが多いことから、練習日が土曜日の午前中となった模様。
土曜日の午前中は、少し寝坊をしたいしなあ。
それに、金曜日の夜にアルコールを飲んでいる場合ではない。
nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

多田武彦<公認サイト> [多田武彦氏]

「加藤さん、凄いです!」
加藤良一氏[男声合唱団コール・グランツ]が管理運営しているHP「シュンポシオン」内に、いよいよ正式に、多田武彦<公認サイト>が立ち上がった。
これまでも、多田武彦先生に関する各種情報を掲載していたが、多田先生からのご指示と容認により、今回正式に分離掲載したとのことだ。
現在の主な掲載内容は、「合唱音楽に関する効率的練習方法」【追補版】。
男声合唱プロジェクトYARO会主催の多田武彦合唱講習会(2004年)で用いた「合唱練習の際の留意事項」の改定版にあたるものである。

加藤氏の行動力と実践力、度胸の良さには、いつも感服している。
私が多田先生とお会いできたのは、加藤氏による尽力の賜物である。

男声合唱プロジェクトYARO会「富士山」CD録音 ⇒ 加藤氏 ⇒ 多田先生 ⇒
多田武彦合唱講習会 ⇒ 私 ⇒ 現在に至る といった図式だ。

今年の1月以来、多田先生とは連絡を取り合っていないが、元気にお過ごしのことであろう。
 ●多田先生からの評価
 ●多田武彦氏による合唱講習会
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽